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サッポロの新たなeスポーツの拠点をレポート! ドスパラ札幌店が新たにリニューアルオープン
2019年7月27日 00:00
- 7月26日 オープン
札幌駅チカでeスポーツが楽しめる
サードウェーブが展開するパソコン専門店「ドスパラ」。この札幌店が7月26日にリニューアルオープン。ハイスペックPCと最新デバイスを使ってeスポーツを楽しめるプレイエリアがオープンした。
ドスパラ札幌店は、札幌駅の北口から歩いて3分程度ととても立地のよいところにある。この1階奥に10席ほどのブースが設置されており、ゲームを自由に楽しむことができる。プリインストールされているのは「FORTNITE」、「League of Legends」、「Overwatch」、「レインボーシックス シージ」、「World of Tanks」、「World of Wwarships」だが、これ以外にも自分で好きなタイトルをインストールしてプレイすることが可能だ。
ブースには同社のPC「GALLERIA XF」と、BenQのディスプレイ「ZOWIE XL2546」が置かれている。マシンのスペックは以下の通りだ。
【GALLERIA XF】
CPU:インテル Core i7-9700 (3.00GHz/8コア/12MBキャッシュ)
チップセット:インテル B365
GPU:NVIDIA GeForce RTX2070 8GB
メインメモリ:16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャンネル)
ストレージ:5120GB NVMe SSD(M.2)、2TB HDD
光学ドライブ:光学ドライブなし(※カスタマイズで選択可能)
電源:650W 静音電源 (80PLUS BRONZE)
OS:Windows 10 Home 64ビット
サイズ:207×520.7×450.2mm(幅×奥行き×高さ)
価格:172,980円(税別)
GALLERIA XF
マシンのスペックを見てもわかるように、ハイエンド寄りの構成。これに加えてリフレッシュレート240Hz対応のXL2546でプレイできるので、とてもよい環境で楽しむことができそうなのはおわかりいただけるだろう。
ブースでは、PCとディスプレイは統一されているが、マウスとキーボード、ヘッドセットについては「FPS」、「ワイヤレス」、「ハイスペック」、「スタンダード」のコンセプトに分けて置かれている。こちらはすべてRazer製のもので、どのブースにどの製品が使われているのかは、ブース左に一覧表が貼られており、それを見ればわかるようになっている。
ドスパラの特徴はなんといっても、製品を自分で触って確認して購入できること。札幌店のプレイエリアでもそれは同じで、部屋の中にキーボードやマウスなどのデバイスが置かれているので、備え付けのものから変更して使うことができるほか、店内に展示されているデバイスも、店員さんにお願いすれば使えるようになっている。キーボード、マウス、ヘッドセット、マウスパッドすべてが使える。
そのほか気になる回線だが、店舗に引かれているものとは別に、2系統の光回線を引いているとのこと。10台のPCを半分に分け、5台ずつに割り当てられているそうだ。これであれば遅延などのトラブルもなく、気持ちよく遊べることだろう。
ドスパラアプリで入場&プレイ
ではここで、プレイエリアの利用方法について紹介していこう。登録カウンターは店内中央にある。スマホのドスパラアプリをダウンロードしてログインし、会員番号のバーコードを表示させたら店員さんに見せ、本人確認のできる身分証明書を提示したら、プレイエリアの利用登録に進む。設置されているタブレットから初回登録を済ませば、そのあとはドスパラアプリでバーコードの会員証を設置されているリーダーにかざせば、いつでも利用できる。
利用料金だが、初回は2時間無料でプレイでき、2時間を使い切ったら60分350円、または180分1,000円を支払えば利用できる。利用時間は入退場の際に記録されるので、60分×2で利用してもいいし、30分×4で利用してもOKだ。細かく区切って使うことができるので、そのあたりはユーザーフレンドリーな仕様だろう。
PCだが、先ほども述べたように、ソフトを自由にインストールして利用できるが、利用し終わったら初期化されるため、うっかりといつも使っているIDやパスワードをPCに記録してしまった場合でも安心だ。
健康器具で体をリフレッシュ
プレイエリアにはPC関連のデバイス以外に、ドクターエアの健康器具が置かれている。これはサードウェーブがeスポーツ関連の事業を進めていく中で、同じくeスポーツへの可の製を検討していたドクターエアとの縁があり、取り組みを始めたとのこと。「ボディクッション」、「3Dネックマッサージャー」、「3Dアイマジック」といった製品を試すことができる。
3Dアイマジックと3Dネックマッサージャーを試してみたのだが、3Dアイマジックは適度な圧力で目の周りを押してくれるため、疲れ目に効きそう。最高だったのは3Dネックマッサージャー。ぐりぐりと電動で押してくれるので、肩こりをほぐすのにはもってこいだろう。事実この商品は人気なのだとか。
eスポーツ文化を普及させるために
プレイエリアを設けた理由などについて小林さんにお伺いした。プレイエリアは儲けについては度外視して設置したという。それはeスポーツを文化にしたいからだそうだ。東京・池袋に「LFS池袋 esports Arena」を作ったり、毎日新聞社と「全国高等学校eスポーツ連盟」を作ったのも同じ。札幌にプレイエリアを設けることで、北海道でのeスポーツに少しでも貢献できれば、と語る。
ドスパラ札幌店は2年半前にリニューアルされているのだが、とても多くの人が来ているという。道内でも札幌市内だけでなく、函館、旭川、根室など、かなりの遠方からも訪ねてくるそうだ。
そして、先ほど紹介したドクターエアの製品を置いたのは、リラクゼーションにも力を入れるため。eスポーツに着目して開発されている商品を使って、より楽しみながらゲームをプレイできればよいに違いない。
今後は5階のイベントスペースも合わせて、さまざまなイベントをすることも計画中。プレイエリアは10名しか入らないので、20~30名程度のイベントであれば5階を活用するとのことだ。
ようやく日本でも根付いてきたかと思われるeスポーツ。北海道でのeスポーツ普及のために、この施設が役立つことを期待したい。
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