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ASUS、ゲームも遊べるGeForce MX250搭載30周年記念ノートPCを発表
Wi-Fi6採用の30周年記念マザーボード「PRIME X299 Edition 30」もお目見え
2019年5月28日 11:40
ASUSTeK Computerは5月27日、台湾・台北市内の会場で同社の設立30周年となる発表会を開催した。会場には台湾だけでなく全世界からのメディアが詰めかけており、盛大な会となった。
30周年を記念する高級感あふれるレザー製のノートPC「ZenBook Edition 30」
まず登壇したのは同社のチェアマンであるJonney Shih氏。Shih氏はまず、クリエイターやゲーマーといった同社のユーザーがこの30年間同社を支えてくれたことに感謝の言葉を述べ、ASUSがスマートライフを全世界の人に届けることを約束。そして2006年に同社が世界で初めてレザークロスに覆われたノートPC「S6F」を発売したことを述べ、その発展系となる30周年記念モデル「ZenBook Edition 30」を発表した。
ZenBook Edition 30は白いイタリアンレザーに覆われており、レザー部分は手縫い。18金のローズゴールドプレートが表面に配置されている。布製のカバーが付属し、箱も高級感漂う仕様となっている。
ゲーマー的にはスペックが気になるのだが、Core i7なのはいいとしてもGPUがGeForce MX250なので、「League of Legends」や「Fortnite」といった軽めのゲームならばそれほど気にならないかもしれない。
なお発売日だが、台湾では今年の第3四半期を予定している。価格は未定。日本での展開は「前向きに検討している」(ASUS JAPAN広報担当者)とのことだ。
銀色に輝く30周年記念のマザー「PRIME X299 Edition 30」
ところでASUSTeKといえば、マザーボードメーカーとしての歴史がメインとも言える。1989年にインテルのi386向けに発売した「ISA-386C」が同社初のマザーボード。その後歴史を重ねながら、2016年には上位モデルである「Prime Z270-A」を発売した。このシリーズが進化したマザーボードとして発売される30周年記念モデルが「PRIME X299 Edition 30」だ。
PRIME X299 Edition 30には40ミリのVRM(電圧レギュレータモジュール)用ファンがビルトインされており、これにより冷却するほか、「ASUS Stac Cool 3+」という銅PCBを採用してオーバークロックの耐性を引き上げている。CPUを徹底的にいじりたいパワーユーザー向けの仕様となっている。
無線LANはWi-Fi6を採用。インテルの無線モジュールである「Inel Wi-Fi AX200」が搭載されている。有線LANは5GbEイーサネット対応。DisplayPortは2ポート用意されるほか、USB3.1 Gen2 Type-Cポートが2基あり、これはTunderbolt 3に対応し、DisplayPort1.4をサポートするので、対応するディスプレイを繋げて使うことも可能だ。
なおオプションで「ASUS SMART CONTROL CONSOLE」が利用できる。これは720pのWebカムとして機能するほか、2インチの有機ELディスプレイが付いており、ハードウェアのモニター情報を映すことができるようになっている。
何にしてもハイエンド仕様なので、一般のゲームユーザーにはあまり関係性はないかもしれないが、こうしたマザーで最高のCPUを動かしてゲームを始めると、それより低スペックのマシンには戻って来れなくなる、かもしれない。これにCore i9、GeForce RTX 2080Tiとかを組み合わせて「バトルフィールドV」とかプレイしてみたくなる。
なおPRIME X299 Edition 30の発売時期および価格は未定。日本での発売だが、ワールドワイドでの展開を予定しているので発売されるだろう、とのことだ。
なおこのほか、すでに紹介した新型ノート「ZenBook Pro Duo」についても正式に発表された。内容については記事を参照いただきたい。(関連記事参照)。