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日テレ佐藤梨那アナが、プロゲーマーのTredsred選手を見事撃破! 「ハースストーン – 悪党と戦え!ドラゴン年決起集会-」レポート
2019年4月13日 22:04
日本テレビは4月13日、日本テレビ系列で放送しているeスポーツ応援番組「eGG(エッグ)」初のオフラインイベントとなる「eGG eSTAR party!!」を、東京池袋のeスポーツ施設LFS池袋で開催した。
「eGG eSTAR party!!」は、番組でMCを務めるeスポーツキャスター岸大河氏、NTVアナウンサーの佐藤梨那氏による司会進行のもと、番組に登場した様々なゲストを招いて、eスポーツファンと共に楽しむという初のオフラインイベント。
イベントは午前と午後の部にわかれ、Blizzard Entertainmentの全面協力のもと、午前は「オーバーウォッチ」、午後は「ハースストーン」をテーマに執り行なわれた。本稿では一足先に「ハースストーン – 悪党と戦え!ドラゴン年決起集会-」の模様をお届けしたい。
4月10日より世界同時リリースされた「ハースストーン」の最新拡張版「爆誕!悪党同盟」。今回は正式配信後初のオフラインイベントとなった。
イベントには、2018年のアジア大会に日本代表として出場したTredsred選手をはじめ、おやつ選手、蒼汁選手、そしてストリーマーとして知られるせんとす氏が登場。ステージイベントでは、「爆誕!悪党同盟」正式配信直後にそれぞれが作成したデッキを1つずつ持ち寄ってエキシビションマッチが開催された。
Tredsred選手は、配信直後から大流行しているTier1デッキ トークンドルイドをややトレントよりにカスタマイズしたトレントドルイド。せんとす氏はコントロールデッキが好きということで文書管理官エリシアーナ入りの爆弾ウォリアー。蒼汁選手は正式配信直後に12時間ぐらい回してしまったというカドガーメイジ。おやつ選手は奇をてらわず現在最強のトークンドルイド。そして番組でゲモ選手から「ハースストーン」を教わっている日テレ佐藤梨那アナも緊急参戦し、同じくトークンドルイドを持ち込んだ。
エキシビションマッチは4戦行なわれ、トークンドルイドが4戦4勝(うち1勝は、Tredsred選手が持ち込んだ派生形のトレントドルイド)という圧倒的な強さを見せつけ、今後のメタの中心に位置づけそうなデッキだと感じた。
手札の枚数分だけ1/1のウィスプを展開する「狐火の森」を筆頭としたミニオン召喚系のスペルを多用してミニオンを横展開し、全ミニオンに「断末魔:2/2トレント召喚」を付与する「森の魂」を重ねる。相手が除去しきれなくなったところで「爆誕!悪党同盟」で追加された「双呪文:味方のミニオンすべてに+1/+1を付与する」の効果を持つ「古代樹の祝福」をはじめとした強化スペルを使いまくって一気に敵のフェイスを詰めるという、超肉弾型のデッキだ。
全「ハースストーン」ファンが求めていた“フェイスかミニオンか”という対話が存分に楽しめるデッキとなっており、同クラス対決ともなると、終わりのないどつきあいが堪能できる。
1戦目はTredsred選手とせんとす氏。ほぼベストなマリガンから、綺麗なマナカーブを描くプレイで理想的な展開を見せていたせんとす氏の爆弾ウォリアーだったが、貴重な全体除去カード「出陣の道」、「乱闘」が切れたところで一気に盤面を支配され、Tredsred選手の強化したトレント軍団に一気にリーサルまで持って行かれた。「これでウォリアーが負けるのか……」という戦いだった。
盛り上がったのは2戦目。佐藤アナが岸氏と共に、Tredsred選手に立ち向かった1戦で、お互いトークンドルイドの同クラス対決となった。
ちなみに佐藤/岸組のデッキはすべてゴールデンカードだった。これはまさかのワンダフルウィズバンのゴールデンカードでたまたまドルイドを引いたのかと思いきや、Blizzardが番組に対して提供している“全カードがゴールデン”というスペシャルアカウントを使っての対戦だった。
佐藤/岸組が純粋なトークンドルイドなのに対して、Tredsred選手はトレント寄りにカスタマイズしており、試合前におやつ選手が「(Tredsred選手のトレントドルイドよりも)僕の方が完成度が高い」と宣言していたように、デッキ自体は佐藤/岸組がやや有利だと感じたが、果てしないミニオン同士のどつきあいの結果、先にリーサルをたぐり寄せたのは佐藤/岸組だった。実際勝負の決め手となったのは横展開のバリエーションの多さで、プロも呑み込んでしまうトークンドルイド、恐るべしといった印象だ。
3戦目の蒼汁選手のカドガーメイジと、おやつ選手のトークンドルイドの1戦は本日もっとも悲惨な対戦となった。国内で著名な「ハースストーン」配信者のひとりとして、「メイジを作りたくなるような対戦をしたい」と抱負を語った蒼汁選手だったが、カドガーやカレクゴスといった新カードの強さをお披露目することなくフェイスを詰められて即死。まさかの瞬殺に「まさかあそこで負けるとは。僕必要だったのかな、本当にヒドかった……」と肩を落とした。
自信満々のおやつ選手は、余った時間(時間が余るぐらいトークンドルイドが強いわけである)で行なわれた4戦目、Tredsred選手との頂上決戦でも完勝し、「トレントドルイドでしたっけ?(笑) ぜひ僕のトークンドルイドを使ってみて下さい」と笑顔で語った。
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