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えっ、ヨシヒコは?「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」、山田孝之さんはなんと主人公の父親パパス役に
主人公は「トンヌラ」ではなく、小説版主人公の名前「リュカ」……!
2019年4月4日 12:46
8月2日に公開予定のフル3DCGアニメーション映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」。本作は1992年発売の「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を原案とした作品で、本日4月4日にはボイスキャストが発表された。
ここで注目なのは山田孝之さんの配役だ。山田さんは「勇者ヨシヒコ」シリーズにおいてまさに「ドラゴンクエストV」の主人公"風"の衣装をまとった「勇者ヨシヒコ」役を務めていたが、「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」ではなんと「ドラクエ」ファンにとっての理想の父親、「パパス」役を務めることが明かされたのだ。
どこか剽軽さを感じさせるヨシヒコと、強く逞しく、そして優しく高潔なパパスとは役割にかなりの違いがあるし、なにより今回は「主人公じゃないんかい!」というツッコミをせざるを得ないが、ともあれ、山田さんがある意味真逆のキャラクターとなるパパス役として、どのような演技を見せてくれるのか非常に楽しみである。
また、個人的には「ユア・ストーリー」の主人公の名が「リュカ」であることも「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の注目のポイントのひとつだ。「ドラゴンクエストV」においてはデフォルトネームが存在せず、強いて言うならパパスがゲーム開始直後に付けようとする「トンヌラ」や、パッケージ裏などでは「エニクス」という名前があったくらいだ。
では「リュカ」という名は"なにか"というと、これは久美沙織氏による小説「ドラゴンクエストV」の主人公の名前なのだ。映画のクレジットに久美沙織氏の名前はないが、何らかの関係があるのか、今後の情報を待ちたいところだ。
ちなみに小説版「ドラゴンクエストV」は本編の物語を補完し、さらに鮮やかに彩るかのようなエピソードが満載となっており、特に仲間たちと死力を尽くす「デモンズタワー」前後の話はとても涙なしには読めない。さらにイマイチ行動原理がわかりにくかったボス「イブール」と主人公母「マーサ」とのエピソード、そして「マーサ」のためにスライムナイトになったスライムの話……などなど、「ドラクエV」ファンなら必読と言っても過言ではない名著となっているので、映画版との関連は正直わからないが、是非こちらもチェックしていただきたい。
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