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「お姉チャンバラ」初期2タイトルがリニューアル、「お姉チャンバラORIGIN」としてPS4で発売決定

2019年 発売予定

価格未定

 ディースリー・パブリッシャーは、プレイステーション 4用ハイスピード血みどろ剣戟アクション「お姉チャンバラORIGIN」を2019年に発売する。価格は未定で、CEROレーティングは審査予定(「Z」を予定)。

 本作は2004年に発売された「THE お姉チャンバラ」および「THE お姉チャンバラ2」にあたる物語をPS4のフルHD解像度に描き直し、異母姉妹を描く物語に”新たな解釈”を加えつつメインキャラクターデザイナーにエナミカツミ氏を起用する。

ストーリー

 西暦20XX年、東京。

 それは屍霊と呼ばれる生ける屍がはびこる荒廃した時代。剣術を生業とする血族の末裔に腹違いの姉妹がいた。

 父親と2人暮らしの姉は、厳しい父に鍛えられ、剣術に明け暮れて育った。

 母親と2人暮らしの妹は、優しい母と自分を捨てて姉だけをつれて家を出た父を憎んで育った。

 やがて父が行方知れずとなり、1人になった姉は剣術を活かし屍霊ハンターとなった。最愛の母を何者かに殺され、1人になった妹は屍霊を操り、狂気に満ちた復讐者となった。

 唯一の血縁者である妹を探しだそうとする姉。

 唯一の母を太古より伝わる秘法を用いて蘇らせようとする妹。

 その秘法には血縁者の心臓が必要であるという……。そう、妹が復讐を誓った相手は姉。恩讐と陰謀が渦巻く中、姉妹の戦いがはじまる。

 古来から暗殺業を生業としていた「忌血」の一族を継ぐ美しき女剣士。天性のずば抜けた剣術の才能を持つ。幼き頃より剣術の達人である父親「朧」と2人で暮らし、日々厳しく鍛えられてきた彩は若くして父親と同等の力を得るまでに成長した。

 そんなある日、別れて暮らす継母「椿」が何者かに虐殺されたと知った父「朧」は姿を消し、行方知れずとなった。1人残された彩は、屍霊討伐の情報屋だという「レイ」と名乗る女からの接触を受け、屍霊ハンターとして活動を開始する。

 屍霊を倒し続けていれば、いつかは父「朧」に、さらには腹違いの妹「咲」に辿りつけるのではと考えたためである。

 「忌血」の一族である彩は、屍霊の返り血を浴びることによって身体に流れている忌血の封印を解き、戦闘能力が著しく上昇する「暴走」と呼ばれる状態になれる。そのため、まるで水着のような肌の露出の高い戦闘服をあえて着用している。派手な見た目とウィットに富んだ話し口調が特徴ではあるが、その裏腹に常に冷静な目で周囲を見ており、鋭い洞察力を持つ。

 彩の異母妹。幼き頃に父「朧」が彩をつれて家を出たため、母1人子1人で育った咲にとって、優しい母親の「椿」だけが唯一の心の支えであった。しかし、ある日、母は何者かに命を奪われ、咲は心のよりどころを失ってしまう。

 最愛の母を殺したのは自分と母を捨てた父親、そして腹違いの姉「彩」であると知った咲は、復讐を決意し剣の腕を磨く。

 さらに咲は、太古の秘法を使えば母を蘇らせる術があることをも知る。そのためにはより濃い血を宿した忌血族の生きた心臓が必要であった。

 咲は屍霊を呼び起こし使役する能力を用いて、彩をおびきだそうと画策する。憎き彩の心臓を奪い母を蘇らせるために。

レイ

 屍霊ハンターの同業者であり、情報屋として彩にコンタクトしてきた女性。

 彩に屍霊発生の情報を与えて討伐させる代わりに彩の家族の情報を提供する間柄で、いわゆるビジネスパートナーである。彩に対して通信でいろいろと指示をする。素性についてはほとんど不明で謎の多い人物。ただし、レイにも姉妹はいるらしい。

忌血

 発祥は古代の日本にまで遡る。

 暗殺を生業としていたある一族が体内の血液をより活性化させるという自己練磨の技法を使い続けるうち、突然変異的に誕生した。最初に「忌血」を体内に宿した(誕生させた)のは、一族の長の姉妹であったとされる。「忌血」は、保有者の心身を過剰に刺激することで、常人の何倍もの運動をこなすことを可能とする。

 姉妹は自分たちの特殊な血を誕生させた技法を再現しようとしたが、被験体となった一族の男性は、術後にことごとく発狂してしまい、何らかの抗体をもっていた一部の女性のみでしか成功を収めず、残りは死亡してしまった。このときの悲劇が、血の名称を「忌血」と定めることになる。

 以後、一族は「忌血族」を名乗り、最も濃い血を得ている始祖(姉妹)の血縁を本家とし、擬似的に始祖とほぼ同様の血を受け継いだ者たちは分家と定められる。分家はその後本家を超える血を生み出そうと躍起になるが、ある事件を機に本家によって断罪され、結果として一族の縮小に繋がってしまう。

敵「屍霊」

 地中にこもる負のエネルギーが人のような形を模したもの。その姿や性質は伝奇に語られる「ゾンビ」とほぼ相違ない。

 生身の人間が屍霊の体液を取り込んでしまうと体内の細胞が屍霊のそれに置き換えられ、新たな屍霊となってしまう。屍霊は一般人にとっては災厄に他ならない。忌血族の中でも高度な技法者は、自由に屍霊を創り出し好きな姿の屍霊を配下として従えることができた。

 咲がどのようにしてこの技を取得したかは不明だが、数々の屍霊を操り彩をおびき出そうとする。

・屍霊

 墓場など遺体が眠る地から、屍霊として甦ったごくふつうの男性と女性。咲の命令に忠実に動く。生前の記憶を元に稀に人間のような台詞を言うこともあるが、自我は完全に崩壊しているため特に意味は持っていない。

・マッドマン

 改良された特殊な屍霊。身体の中心にある核を壊されたり、忌血族の暴走の攻撃によって死ぬが、それ以外の攻撃をすべて受け付けない特殊な能力を持っている。

・警官ゾンビ

 屍霊として甦った警察官。拳銃を所持しており、射撃する。稀に人間のような言葉を発することもあるが、警官であった過去の記憶はなく、自我は完全に崩壊している。

・マーダー

 日本で戦死した陸軍たち(出身は問わず)が眠る地から屍霊として甦った。咲の命令に忠実に動く。生前戦っていた時の記憶が残っているためか、その戦闘能力は高い。

・泥武陀

 謎の組織が体格の大きい一般男性から作り出した屍霊。5mほどの巨大な体を持つ。

 元人間から作成しているため稀に言葉を発することもあるが、自我は完全に崩壊している。欠陥部分があれば改良を重ねられている。身体に組織のシンボルが刻印されている。

・杏

 忌血族同士の戦いに巻き込まれ死亡したが、秘術によって蘇った忌血族の少女。蘇ってからは生きた血肉を食べたい食人衝動に駆られている。過去の記憶はほとんど抜け落ちているが、ある人物のことだけはよく覚えている。