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「レッドストーン」、アップデートで3職業のバランス調整を実施

清水Pが全力でバランス調整について語る!

12月19日 実装

 ゲームオンは12月19日、PC用MMORPG「レッドストーン」においてアップデートを実施した。

 「レッドストーン」では現在各職業のバランス調整が進行中で、今回のアップデートでその順番が回ってきたのは「ビショップ」、「武道家」、「悪魔」の3職業だ。

 "バランス調整"という言葉には上方修正はもちろん、弱体化などの下方修正を含むケースも多々ある。自分の愛用する職業は一体どうなってしまうのか……というのはアップデートで最も気になるところだが、今回はその調整について「レッドストーン」運営プロデューサーの清水 新氏より"全力で"解説してもらうことができた。

 「レッドストーン」では「基本的に上方修正でバランスを取る方針(清水氏)」だということで、今回の「ビショップ」、「武道家」、「悪魔」のバランス調整も「今あまり使われていないスキルをより使ってもらえるようにする(清水氏)」ことを主眼においたもの。主に覚醒スキルの攻撃回数の増加や範囲の拡大、使い勝手の向上が図られている。

アップデートについて全力で語る清水氏。今日はちょっといつもと雰囲気が違うぞ……!?
「基本的に上方修正でバランスを取っていきます。こんな感じで!」とさっそく全力でアピールする清水氏

3職業の覚醒スキルがより強く、使いやすく!

ビショップ

 ビショップは支援がメインの職業となっており、中には誇りを持って鈍器を握る通称「殴りBis」や、「カァン!カァン!」と小気味いい音を立てて攻撃を反射し続ける通称「殴られBis」も一定数存在していたものの、育成にはやはり通常以上の苦労と愛が求められるビルドとなっていた。今回はそれを改善するのが狙いだとのこと。

 まず1つは「グロリアスエイダー」の覚醒スキル「セリスティアルアーチ」が「神聖の顕現」というスキルに差し替えられる。もともとは「ディバインアーチ」の上位スキルにあたる支援スキルだったが、差し替えられた「神聖の顕現」はなんと範囲魔法攻撃。設置した範囲に秒間5回の攻撃を加えるスキルとなり、ビショップ待望の範囲攻撃を手にすることになった。

【アップデート前】
【アップデート後】
支援スキルの「セリスティアルアーチ」が範囲魔法攻撃の「神聖の顕現」に差し替えられる

 また、「セイクリッドディフェンダー」の「コンバートファナティック」は「狂信」に加え「感電」効果を追加するようになり、「ディバインエクソシスト」の「エクソシズムリチュアル」は2連打から6連打へと大幅な攻撃回数の増加が行なわれるとともに、光属性ダメージを追加するようになった。いずれも大幅な火力の向上が見込め、追放天使に変身せずとも快適に狩りができるようになりそうだ。

【アップデート前】
【アップデート後】
「コンバートファナティック」には「感電」が追加
攻撃回数が大幅に増加した「エクソシズムリチュアル」

武道家

 武道家は生存性能に優れる代わりに強力な範囲攻撃を持たず、武道家1本での育成は中々厳しい職業であった。さらにメイン武器が長いこと空白のままであったため火力にも乏しく、狩りで言うと「ダーティフィーバー」など強力な範囲攻撃を持つシーフに水をあけられていたのが現状だ。

 そこで今回は各覚醒の目玉スキルに上方修正が行なわれる。まず「ダイヤモンドアームズ」のスキル「猛連撃」はこれまで攻撃回数が1回だったところ、複数回の攻撃を行なうようになる。続いて「ライトニングストライカー」のスキル「音速かかと落とし」は爆発の範囲が拡大される上、追加ダメージを与えるようになる。「オーラマスター」のスキル「烈風激波」も単発範囲ダメージだったところ、複数回のダメージを与えるようになる。「音速かかと落とし」と「烈風激波」はエフェクトもより派手なものに差し替えられたため、爽快感もさらに増すことだろう。

【アップデート前】
【アップデート後】
「猛連撃」は攻撃回数が増加
「音速かかと落とし」は範囲が拡大。さらに追加ダメージを与えるようになった
「烈風激波」も複数回のダメージを与えるように
「こんな感じで攻撃回数が増えます!!」※イメージです

 さらに待望の専用武器も追加された。専用武器は攻撃速度が上昇する「ナックル」、射程が伸びる「格闘グローブ」、攻撃力が高い「チャクラム」の3分類が用意され、いずれも一般、Dx、Um等級のものが用意される。装備1カ所から得られるステータスや補正は言うまでもなく非常に大きいため、今後は更なる強化が見込めることだろう。

悪魔

 悪魔は範囲スキルを所持してはいるものの、発動に条件があるなど使い勝手が悪かった。また、大地属性となる「毒」攻撃は攻撃感覚が長く、思ったように火力が出せないのも問題の1つと言えた。

 そこで悪魔に関してはまず「アンタッチャブルボンデージ」のスキル「スパイダーペイン」はリアクションスキルからアクティブスキルに変更され、発動を待つのではなく能動的な使用が可能となった。さらに発動時には悪魔が腰を振るモーション(!!)が追加された。

【アップデート前】
【アップデート後】
アクティブスキルへに変更された「スパイダーペイン」。悪魔が腰を振るモーションも追加!!

 一方「アンジャストラバー」のスキル「契約無効」は「契約再考」へと差し替えられる。これまでは各種契約をしてから「契約無効」で契約状態を解除してダメージを与えるスキルだったが、「契約再考」ではダメージを与えたあとも契約状態が解除されず、連続発動が可能となった。

アップデート前の「契約無効」。イマイチ使い勝手がよろしくなかった
アップデート後の「契約再考」では発動後も契約状態が継続される

 「アラクノエンプレス」のスキル「ポイズンエクスプロッシブ」も使い勝手が大幅に向上。毒状態の敵を選択してダメージを与えるスキルから、自分の周囲に存在する毒状態の敵全体へダメージを与えるスキルに変更されたほか、クールタイムも削除されて連続使用が可能となった。

【アップデート前】
【アップデート後】
「ポイズンガス」+「ポイズンエクスプロッシブ」。範囲攻撃になったうえ連続使用が可能になった
「このくらいの範囲だったものが……こうなります!!」と清水氏

 また、悪魔の補助装備である「十字架」には大地属性のものが存在せず、毒攻撃のダメージアップが難しいという状況にあった。そのため、今回のアップデートでは新たに大地属性の十字架が追加される。さらに悪魔の主力スキルのひとつ「バインドブレイズ」も命中率が低く高レベル帯で使いにくいという状況があったため、命中率の底上げが行なわれる。

2019年もアップデートを継続。マスケッティア&アルケミストも覚醒予定!

 今回のアップデートでは「ビショップ」、「武道家」、「悪魔」の調整が行なわれたが、清水氏によれば2019年には「戦士」、「リトルウィッチ」、「ウィザード」、「闘士」、「ビーストテイマー」、「ランサー」、「メイド」の順にバランス調整を行なっていく予定だとのこと。さらに最新のクラスでまだ覚醒が用意されていない「マスケッティア」と「アルケミスト」も2019年には覚醒が実装される予定だいう。

例えば知識戦士の「ドラゴンツイスター」の陰に隠れてしまった物理戦士を再び選択肢に戻せるような調整が行なわれたり、ウィザードは「メテオ」一強となってしまっている現状からもっと様々な属性が生きるようにしたりと、上方修正によってビルド選択の幅を広げる方向で調整が行なわれる予定だとのこと。ところでなぜ闘士だけ水着なのだろうか
2019年には「マスケッティア&アルケミスト」の覚醒も予定されている

 このほかにも「メインクエスト」や「アリエルの薬」からなる一連のクエストのように、ストーリーに重点を置いた「サブクエスト」や、レベル1,100以上を対象とした最上位マップ、現状では詳細は不明だが全く新しい「ダンジョンシステム」の実装のほか、「ミッションブック」の章が追加予定となっている。清水氏は「2019年も続々とアップデートや調整、コンテンツの追加を行なっていく」と最後まで全力で語ってくれた。

およそ1時間に渡り全力を出し続けた清水氏。「レッドストーン」は2019年もこのパワーでアップデートが継続されるそうです!