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「RED STONE」、生き残りをかけて暗闇の中を裸で突き進む「ハードモードイベント」実施中
おっかなびっくり高レベルマップを歩いたあの日々を思い出す仕様
2017年7月14日 17:00
ゲームオンは、MMORPG「RED STONE(レッドストーン)」において「ハードモードイベント」を実施している。期間は7月26日メンテナンス前まで(当初19日だったが26日まで延長となった)。
「ハードモードイベント」はその名の通り非常に難易度の高いイベントで、プレーヤーは低いHP、狭い視界、そして一切の支援、装備、スキルなしの状態で最大50人の参加プレーヤーで協力しあい、ダンジョンから脱出しなければならない。代わりに報酬は限定の称号やユニークアイテム、ゴールドや後に始まる「GoldExワールド(通称金鯖)」の経験値倍率UPなど、かなり豪華なものが用意されている。
また、「ハードモード」には専用のサーバーが用意されるという性質上、全プレーヤーが裸一貫のスタートとなるので、プレーヤー間の差が一切生まれないのも特徴の1つだ。これにより古参も新人も、普段のサーバーの隔たりすらも関係なくともに遊ぶことができる。
さて、そんな「ハードモード」について、この度「レッドストーン」運営プロデューサーの清水新氏に手ほどきを受けつつ、2人でハードモードをプレイすることができた。そこで「ハードモード」そのもののハードさと、50人向けコンテンツに2人で挑むというという2重の"ハード"を体感することができたので、モードの概要と共にその様子をお伝えしたいと思う。
そもそも「ハードモード」とは?
まず、ルールを説明しよう。「ハードモード」はHPが5しかないキャラクターを操作し、状態異常「暗闇」がかかった状態で様々なモンスターがウヨウヨしているダンジョンを走り抜け、20分以内に7つのポータルを起動したのちに脱出するモードである。
マップは一切表示されず、回復アイテムは宝箱からしか入手できないうえ、モンスターに攻撃することもできない。と、ここまでの条件だけで既にハードコアな香りが漂っている。ここではプレーヤーは立場が一転、狩られる存在となるのだ。
ダンジョン内ではモンスターの攻撃を受けるたびに1HP分のダメージを受ける。その際ステータスやスキルの効果は反映されず、ダメージは常に1のため、どんなキャラクターでも5回攻撃されれば死んでしまうのだ。
剣士やビショップなど盾を装備できる職業だと稀にブロックが発生することがあるが、それは表示されているだけなので、しっかり1ダメージは受けるのである。
もし5回ダメージを受けてHPが0になってしまうと、その場で死亡という扱いになる。しかし他のプレーヤーに助けてもらえば、HP3の状態で1回まで蘇生することができる。2回目の死亡を迎えてしまうとその回のチャレンジは失敗ということになり、画面が暗転してデカデカと「GAME OVER」と表示され、ロビーに戻されてしまう。
通常MMORPGでは「GAME OVER」などという表示はでないのだが、清水氏によるとこれは「狙った演出」とのことで、通常の死亡したら町に戻るというサイクルとはひとあじ違うというところを表現したかったという。
そんな恐怖のダンジョンをおっかなびっくり進んでいると、時に宝箱が置いてあることがある。宝箱の中にはダンジョン内で使える回復アイテムや、視界が広くなるポーション、敵の動きを止めることのできる唯一の攻撃?アイテムなど、ダンジョンを少しだけ安全に進むことができるアイテムが手に入るほか、見事クリアした際にゲーム内通貨1億ゴールドに代えられるチケットや、本来クリア時に1枚入手できる「ハードモードボックスチケット」がオマケで手に入ったりする。
「ハードモードボックスチケット」は、専用のNPCに話しかけることで「ハードモードボックス」に交換できるチケットだ。ボックスからは「ブラックファイヤー」シリーズのユニークがランダムに入手できる「BFユニークボックス」や、「ブレイブ」、「インテリジェンス」シリーズの武器から"好きなものを1つ"選んで入手できるなどのユニークから好きなものが得られる「願いの箱[B&I]」、ここでしか手に入らないユニーク「永続の指輪」などを入手することができる。
また、「ハードモード」をクリアすることで「最後の生存者任命書」がWeb倉庫に送られる。これは使用することでキャラクターに特別なエフェクトが発生する称号「最後の生存者」が得られる。この称号はここでしか手に入らないとのことなので、是非クリアして入手しておきたいところだ。
スクリーンショットで見る「ハードモード」テストプレイ
では次に実際のプレイの模様をお送りしたい……とはいえプレーヤーは筆者と清水氏の2人。蓋を開けてみればポータルを1つ開放するので精一杯であった。やはり暗闇による視界範囲の狭さと通路の狭さが大変危険であり、少しでも気を抜くと暗がりから現われたモンスターに追われ、殴られ、燃やされるという有様だ。
ちなみにモンスターは5種類ほどおり、それぞれ足が速かったり、プレーヤーをずっと追いかけまわしてきたリ、遠距離攻撃を持っていたりと、ありがたくないバラエティに富んでいる。
そんなモンスターたちを釣って柱にひっかけたり、ドット単位で視界に入らないように通り抜けてみたり、全力で逃げて撒いてみたりとなんとか生存を図ってはみたものの、最終的に複数のモンスターに囲まれ、あえなく死亡となった。
プレイフィールとしては「ハードモード」、伊達ではないなという感想である。非常に難しい上にテストプレイの段階ではマップがさっぱりわからなかったので、進むべきか迂回するべきかの判断ができなかったこともあり、無駄なダメージを食らってしまったのも敗因だ。マップは固定だということなので、全容の把握さえできれば攻略がグッと楽になるに違いない。
また、報酬は「最終的にクリアしたプレーヤー」全員が獲得するということなので、なるべく多い人数で協力し合ってクリアを目指すのがよいだろう。味方を出し抜いて1人でクリアできるほどハードモードは甘くはない。
しかし、モンスターに怯えながら宝箱やポータルを探してダンジョンをさまようというのは、かつて低レベルで高レベルマップに潜入したときのようなちょっとハラハラする面白さがあった。
全員等しくハードなモード!
「ハードモード」はその難易度もさることながら、最大の特徴はプレーヤー全員が同じ条件でプレイできることだ。そこに装備差やレベル差は一切存在せず、死ぬときはあっさり死んでしまうし、逆にPTプレイによって切り抜けるチャンスは等しく与えられている。
そのため新規プレーヤーや浦島太郎状態の復帰プレーヤーでも気軽に参加することができ、皆であーだこーだと攻略方法を考えながら楽しむことができる。清水氏はこの”誰でも等しく楽しめる”という点を重視して「ハードモード」を実装したとのことで、「皆でワイワイ楽しんで欲しい」と、その想いを語っていた。
ちなみに清水氏いわく、運営チームも10名ほどのメンバーでテストを兼ねてチャレンジしてみたが、クリアはできなかったとのことだ。やはり50人全員での協力と、地道なマッピング作業が必要となるだろう。
とはいえ実装から1週間ほど経過した現在、有志によるマップの攻略が進んでおり、クリアまで漕ぎつけることも可能となってきたようだ。しかし、まだまだ油断すれば即死する脅威は変わらない。クリア者が増えれば夏頃開催予定の「金鯖」のEXP倍率も上がるし、個人で得られる報酬もかなり豪華なアイテムなので、現役プレーヤーも引退済みの古参プレーヤーも、そしてもちろん新規プレーヤーも是非奮って参加していただきたい。
【編注:接続障害による「ハードモード」開催期間の延長を受け、開催期間の記述を7月19日から7月26日に変更しました(7月24日追記)】
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