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「サカつく RTW」、J1よりJ3まで搭載した“Jリーグモード”を本日実装!
川口能活選手「J3でプレイしていた選手として、J3を取り上げてもらって本当に嬉しい」
2018年12月13日 17:45
セガゲームスは、Android/iOS用サッカークラブ経営シミュレーション「プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド(サカつく RTW)」において、J1からJ3までのJリーグチームを収録した「Jリーグプロサッカークラブをつくろうモード」(以下、Jリーグモード)を12月13日に実装すると発表した。
12月13日には都内で記者会見が開かれ、セガゲームスの「サカつく RTW」プロデューサーの山田理一郎氏、ディレクターを務める宮崎伸周氏、そして元日本代表のゴールキーパーでJ1やJ3でもプレイ経験のある川口能活選手をゲストにトークなどを繰り広げた。
山田氏は冒頭「『サカつく RTW』は手軽に選手などを育てることができ、育成がゲームの醍醐味。ぜひ(選手やチームを)育てて欲しい」と切り出した。川口選手はこの点に触れ「自分で選手を操作してパスなどを出して試合を進めていくゲームが主流の中で、『サカつく RTW』はチームを作るという点で他のゲームと全く違う。他の選手が(「サカつく」を)遊んでいるのを見て、作る楽しさがメインとなっている点で興味深く感じていました」とコメント。
今回J3のチームまで収録されたことについて川口選手は「J3でプレイしていた選手として、J3を取り上げてもらって本当に嬉しい。選手にとってもモチベーションが上がると思う」と嬉しそう。山田氏は「上を目指していくというJリーグの理念とともに『サカつく』はあるので、J3までは絶対に登場させなければと思っていました」とコメントを返した。
たとえば川口氏が現役時代にプレイして衝撃を受けたという、現在FCフローニンゲンでプレイしている日本代表の堂安 律選手も元はJ3の選手であり、そういった意味でも、「J3から育てていって欲しい」という山田氏の言葉はサッカー好きのファンには響くだろう。山田氏は「J3を知ってもらうのがこのゲームの役割」とまで言い切った。
その上でこのゲームのハイライトは、そのJリーグのチームを育成することで、最終的に世界を目指すことにある。これには川口選手も「ゲームで実現するのは夢のよう。選手が海外に行くことで、選手にとっては海外での体験がステップアップに繋がるし、クラブにとっても価値が上がる」と続けた。
自身の経験で1994年のFIFAワールドカップで優勝したブラジル代表にいたドゥンガ氏やジョルニージョ氏といった選手がJリーグに移籍した時のことに触れ、「影響力は計り知れない。ともにプレイすることを通して勉強できた。同じピッチに立てるだけで歓びを感じた」と当時を振り返った。そういった意味でも今年、アンドレス・イニエスタ選手が神戸に移籍したことは大きな意味があるとした。
とかくゲームだけにかかわらず、現実のクラブの育成においても、強い選手さえ揃えれば勝てるのではといった考え方をする人もいるが、山田氏も川口選手もこれには異を唱えた。「強い選手を集めれば良いというものではなく、監督に応じた選手を配置しなければダメ」と山田氏。川口選手も「速いサッカーをしたければ走力のある選手を揃えるが、そういった選手ばかりを揃えれば勝てるというものではない。特徴のある選手を配置するバランスが重要」と語る。
今後の展開について宮崎氏は「過去の『サカつく』に登場した強い選手や架空の選手などを発掘できるイベントマッチを開発中」だという。また、現在も開催されている「SUPER WORLD CLUB CUP」だが、各地域毎のトップを決める大会や、例えば★3の選手のみで構成されたメンバーで戦う大会など、世界大会やカスタムマッチを企画しているという。そして、Jリーグが地域密着型であることから、より地元感を強め、タウン要素を強化していく予定。ここではフレンド機能を使って新たなる遊びを実装していきたいという。
このほかにも、欲しいレジェンド選手をツイートしてもらうことで、プレーヤーの意見を聞くというような企画が開催される。「#サカつくレジェンド」というハッシュタグを付けて、レジェンドとして欲しい選手をTwitterでつぶやけば応募完了となる。もちろん、このアンケートの上位になった選手が必ずゲーム内に登場するというわけではないが、開発側として「ぜひ意見を聞きたい」ということだという。
そしてさらなる企画として、このほど「全国サカつく秘書オーディション『H(秘書)グランプリ』」が開催されることとなった。これは、日本全国各地を代表する形で8人の声優さんがエントリーされ、「H(秘書)グランプリ」に参加してもらい、結果優勝した人が秘書になり、声の収録も行なうというもの。
発表会には、東北代表の木村悠里さんと東海代表の井上里奈さんが登場。木村さんはサッカーに詳しくなかったと言うが、ベガルタ仙台の試合で仙台を訪れたときに、スタジアムの熱気に触れすっかりサッカーファンになったとか。現在でフットサルもプレイするという入れ込みようだ。一方井上さんは岐阜出身ということで、FC岐阜のスタジアムにほど近いところに住んでいたのだとか。地元愛にあふれており「東海代表として盛り上げていきたい」とコメントした。
発表会の最後には各登壇者が挨拶を行なった。宮崎氏は「新しい企画を盛り込み、どんどんアップデートを行なっていきたい。遊びの幅を拡げて1年後も楽しめるようにしていきます」と今後について改めて語った。川口選手は「2018年の選手データでは川口能活がまだいるので、ぜひ選手として起用していただき、43歳ですが、さらに成長させてください」とアピール。山田氏は「Jリーグモードがようやく実現したことでホッとしています。『サカつく』はJリーグの理念とともにあるので、(Jリーグモードが収録されたことで)ようやく形になったと思っています。そしてこれから選手を育成して世界に出て行って欲しいという、夢を持ってこれからもプレイして欲しいと思います」と語り締めくくった。
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