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「Tree of Savior」、クラスシステムがガラリと変わる「Re:Build」暫定情報を発表

新系統「スカウト」登場。下位ランククラスも活躍できる環境へ

11月10日 開催

場所:ネクソン本社

 ネクソンは11月10日、Windows用MMORPG「Tree of Savior」において、アップデート「Re:Build」の最新情報を発表した。

 発表はこの日開催されたオフラインイベント「ネクソン本社で公開サポ生!」の中で行なわれたもの。「Re:Build」については11月6日に公式サイトにて第1報が掲載されており、改めてその概要を明らかにする場となった。

 「Re:Build」では、クラスに関するシステムが大きく変更される。多種多様なクラスが活躍できることが「Tree of Savior」の特徴であるにも関わらず、現在はユーザーの選択が一部のクラスに集中しており、これを解消することが主な目的であるとしている。実装日は未定。

イベント出演者は、左から声優で公式サポーターの酒井広大さん、内山つかささん、齋藤小浪さん、そしてスペシャルゲストの磯村知美さん

全キャラクター初期化! 「Re:Build」でクラスシステムが刷新

 発表を行なったのはGMケッピー氏。短い時間の中での発表となり「駆け足で申し訳ない」と語りながらも、アップデートのポイントを語っていった。

「Re:Build」について発表した「Tree of Savior」GMケッピー氏

 まずは新しいランクシステムについて。最大のポイントはクラスチェンジをする際、1回目から同じクラス系統であればどのクラスでも選択できるようになること。つまり、これまでの8ランククラスでもある程度プレイすれば、いきなり使用できるようになる。

 またクラスチェンジは最大3回可能で、また1回のクラスチェンジは3サークル分に相当する。「シノビ」などの隠しクラスについても、3サークル分のスキル拡張が適応される。

 これに伴い、8ランククラス前提クエストは削除。隠しクラスについては解禁条件が残るが、「チャプレン」は一般クラスに変更されるため条件クリアの必要なく使用できるようになる。

 クラス系統については、これまでの「ソードマン」、「アーチャー」、「ウィザード」、「クレリック」の4種のほか、新たに「スカウト」が加わる。

 「ソードマン」には、新しく「ハッカベル」が「アーチャー」より編入される。
メイン武器スロットに片手剣が入り、補助武器にダガーや盾などが入る。これに伴って、スキル内容も変わるという。

 「アーチャー」では、「キャノニア」の補助武器、キャノンが両手武器に変更。攻撃力が大きく上がる。また「キャノニア」と「マスケティア」についてはさらなる変更も予定されていて、新しいクラスへと刷新されるという。

 「ウィザード」には、タオイストとボコルが編入。骸骨兵を召喚したり、ゾンビを引き連れて冒険できるようになる。

 「クレリック」は他の系統からの編入はないものの、「チャクレン」が一般クラスとなる。

 そして「スカウト」は攻撃スピードに特化し、サポーターとしても力を発揮できるクラスが分類されている。また新クラスが2つ用意されており、次に新しく加わることも告知された。

 既存のキャラクターについては、すべてのキャラクターが各系統の基本クラスへと初期化される。系統の変更についてはサポートがあり、違う系統に変更する機会を1回、元の系統に戻る機会が1回設けられる予定。

 これらの情報については、近日中に公式サイトにて改めて公開される予定。あくまで今回は暫定版の情報となり、細かい仕様などについては確認中とのこと。システムはプレイ内容が大きく変わるアップデートだけに、今後の動向に大きく注目しておきたい。

会場では参加者同士による名刺交換会、クイズ大会などが行なわれた
生放送恒例のお絵かきコーナー。お題は「オーウィニア・ディルベン」(ヒント:ログイン画面の真ん中の女の子)だったが、齋藤さんの旋律走るイラスト発表に、会場からは笑いと悲鳴が入り交じるリアクションが起こった。なお「拍手して!」というのは会場の拍手の大きさで優勝者が決まるからなのだが、このイラストだとなぜか脅迫っぽく見えてしまう