ニュース

「アルテイルNEO」3カ月に1回賞金付きの大会を開催! 今後の展開を含め大々的に発表!

10月28日 開催

会場:CROAK Prime Studio

 コアエッジは、Android/iOS用リアル対戦カードゲーム「アルテイルNEO」の第1回リアルイベントを開催し、イベント内で公開配信された公式生放送において今後の展開を含めた各種発表を行なった。

 「アルテイルNEO」は、2004年からサービスを続けるPCオンラインカードゲーム「アルテイル」をスマートフォンでプレイできるようにしたアプリ。「アルテイル」はドローがないカードゲームで、互いにカードを一斉に出しゲームが進んでいく。戦略性の高いゲームになっており、すべてはプレーヤーのプレイスタイルによってゲームの勝敗は決する。

【プロモーションムービー】
MCはアルネオ公認YouTuber武石あゆ実さん
GMの立源寺氏ことコアエッジの代表取締役社長を務める宮本貴志氏
「アンナローゼ」のコスプレで登場したコスプレイヤーの林檎飴さん

 「アルテイルNEO」では、現代のハードウェアの進化に合わせ、キャラクターがしゃべるようになったほか、音楽も収録。演出面でもかなりの進化を遂げている。さらにプレーヤーがゲーム内でカードの評価を行なうことができる。例えばどのような使い方をしたら良いのかといったコメントを書き込むことができる。このコメント欄にはボタンが用意されており、コメントを書き込んだ人のデッキをそのまま自分のデッキとして使用することができるようになる。もちろん、デッキ作成者としての記載も記録されており、自分の作成したデッキを拡散させることもできる。プレーヤー間の横の繋がりをより強化したシステムを取り込んでいる。

 リアルイベントに登場した、コアエッジの代表取締役社長を務める宮本貴志氏こと、GMの立源寺氏は「13年前に『アルテイル』をはじめ、みなさんの声援や支えてくれた人たちのおかげでここまで来ることができました。スマートフォンの登場で高速なネットワークがあっというまに普及し、ここまでできることが増え、感無量です」と挨拶。10月25日からサービスが開始となったが、「サービスを開始し、バトル中にフリーズが起こるといった点などが起きていますが、早く直していきます。色々と乗り越えていくのがゲーム開発。みなさんの声援で頑張っていきたい」と語った。

立源寺氏自らが「アルテイルNEO」の魅力を解説

3カ月のシーズン毎に「ラヴァートグランプリ」を開催決定! 優勝賞金は30万円!!

 ここで今後の展開についての発表が行なわれた。「アルテイルNEO」では3カ月のシーズン毎に頂上決戦「ラヴァートグランプリ」が開催される。シーズンは2月より4月、5月より7月、8月より10月、11月より1月と1年に4シーズン開催されることになる。プレーヤーはレーティングポイントを溜めていき、シーズンのレーティングポイント5位までのプレーヤーが「ラヴァートグランプリ」に進出する。また、各月のバトルポイントのトッププレーヤーも「ラヴァートグランプリ」への進出資格が与えられ、合計8人のプレーヤーが頂上を目指して戦うことになる。ちなみに「ラヴァートグランプリ」の優勝賞金が設定されており、なんと優勝者には30万円が贈られる!

 ゲームは、このシーズンによって展開していく。シーズンが終了すると、新たなるカードパックをリリース。それにあわせてストーリーも進展。そして新たなる「ラヴァートグランプリ」も始まるという展開だ。

 また、今後のアップデートについても明らかとなった。まずは「観戦機能」の導入。「アルテイル」は奥深いゲーム性ゆえに、初心者プレーヤーにとっては若干難しい側面がある。もちろん、チュートリアルやプラクティス、ストーリーなどの各モードを1人で遊ぶこともでき、それぞれプレイすることでゲームへの理解度を深めていくことができる。しかし立源寺氏は「観戦すれば、どうやってプレーヤーが戦っているのかやカードの使い方などを知ることができ、勉強になる」と語り、見ることもゲームの重要な要素のひとつと語る。そういった意味合いから観戦機能を導入するという。

 一方で、試合の観戦によって各プレーヤーのクセがわかったり、暖めていた新たなる戦略が明らかになる側面もある。特に「ラヴァートグランプリ」への進出の行方が気になる微妙な時期には、ライバルなどに試合を見て欲しくないときもあるかもしれない。こういった点から、試合を見せないようにすることもできる機能も用意される予定。

 また、ナイスバトルについては後で振り返りたくなるもの。負けたとしても、その試合のポイントとなるところがどこにあるのか、復習のためにも試合を見たいときもある。こういった時のためにリプレイ機能も導入予定となっている。

 ギルド機能も導入される。ギルド機能により仲間内で話せる場を、まずは作りたいという。そしてその次の段階として、後々はギルド対戦の場を導入していくという。

 ユーザーが独自にオフライン大会を行なうことができる支援ツールも盛り込みたいとしている。プレーヤー同士で遊ぶことによって、よりゲームが活性化されていくことになるので、こういった支援機能の導入は重要だろう。

 発表会では続いて「第2回アルネオCVオーディションの結果も発表された。なんと応募が500人もあったということで、大人気だったという。応募されたキャラクターは男性キャラクターが「炎の風『バンデール』」、女性キャラクターが「踊り子『クリナ』」。立源寺氏によれば、「応募者はみな上手かった」と言い、選出にはかなり苦労したとか。

 今回、同企画が大好評だったこともあり、第3回のCVオーディションの開催が決定した。どのキャラクターの応募が行なわれるかはまだ未定だが、実施されることだけは決定しているという。

GM対決は、ビッグフット氏が勝利!

 番組ラストでは、GMを務めるビッグフット氏とクロスオーヴァー氏が対戦。ビッグフット氏はパラメータ・バランスを担当するだけにカードの性能については熟知している。一方のクロスオーヴァー氏は「アルテイルネット」から活動する古参GMとしてその実力は実証済み。

 戦いは、負けた方が大切にしている個人所有物を提供するということになり、一気に緊張感を帯びたものとなった。

 地道に足下を固めていくビッグフット氏と、後半戦のランクアップに望みを掛けるクロスオーヴァー氏とで戦略的な違いがポイントとなったが、結果的に試合はビッグフット氏が押し切る形となった。クロスオーヴァー氏は終始独り言が耐えなかったが、徐々に声が大きくなり、最後には「はい、負けた! なんだ、これは!」と本当に悔しそう。それをみていた立源寺氏は「この悔しさが『アルテイル』だと思う」と語る。この悔しさからどうやれば勝てるかを考え、デッキを組み替え再度戦いに挑む。そのループから抜け出せなくなることこそが、カードゲームの醍醐味と言うことだろう。「(デッキのカードを)2枚くらい変えて再度戦う。それが『アルテイル』!」と立源寺氏。

左がビッグフット氏、右がクロスオーヴァー氏
ビッグフット氏が大切にしているサイン色紙
クロスオーヴァー氏が管理している貴重な「アルテイル」の美本
試合はビッグフット氏が押し切る形で勝利
イベント最後に登場した、開発協力のソネットゲームスタジオ・永田博丈代表取締役社長。「『アルテイル』は難しい。その分やればやるほど深さを感じる」と挨拶

 最後にクロスオーヴァー氏は「この土日の今もバトル中のフリーズする問題については、チームで対応しています。本当に申し訳ありません。カードが入手しづらい点などについても対応していきますのでご期待ください」と挨拶。立源寺氏も「通信環境の点やカードが手に入らない点など早く対応していきます。フットワークが軽いところが我々の良いところだと思うので、これからもプレーヤーの声を聞きながら頑張っていきます」と語り、イベントを締めくくった。

イベント会場には、年表をはじめ様々な展示物が飾られていた