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マーベラス、HARDCORE TANO*Cが完全協力したリズムゲーム「WACCA」のロケテストを秋葉原で開始

10月19日~21日 開催

会場:東京・セガ秋葉原3号館(新館)

 マーベラスが2019年の稼働を予定しているアーケード版リズムゲーム「WACCA」。先日の発表会レポートでもお伝えした通り、10月19日より21日の期間、セガ秋葉原3号館にてロケーションテスト(ロケテ)が行なわれている。初日となった10月19日には、平日にもかかわらず朝からプレイを待ち望んでいたユーザーが列を作っていた。このロケテが始まる前にプレス向けの体験会が開かれたので、プレイインプレッションをお届けしよう。

多くのプレーヤーが訪れたロケーションテスト

 プレイの仕方は簡単で、筐体にある360度のタッチエリアを使って、画面中央から迫ってくる「ノーツ」にタイミングを合わせてタッチするだけだ。ノーツは単体で迫ってくるピンク色のもの(タッチ)と、押しっぱなしでプレイする(ホールド)ほか、単体で迫ってくるが押しっぱなしでプレイする(チェイン)黄色のもののほか、右になぞる(スライド)緑色、左になぞる(スライド)オレンジ色、そして手前になぞる(スナップ)青、奥側になぞる(スナップ)する赤の、合計5種類のものが用意されている。

 ノーツがタッチエリアにある判定ラインに来たとき、タイミングによって「Marvelous」、「Great」、「Good」の3種類で判定される。うまくプレイできると「ノルマゲージ」がたまっていき、「ノルマライン」を越えるとゲームクリアとなる。

 と、文字だけの情報でお伝えすると何となく面倒くさいような感じがしてしまうが、実際のプレイはとても直感的。リズムゲームがあまり得意でない筆者でも楽しめた。難易度は「Normal」、「Hard」、「Expert」の3段階があり、レベル区分でいうと1~13まで用意されているが、楽曲によってレベルの上限が変わるようになっている。

 なおロケテでプレイできるのは以下の楽曲だ。

【収録曲】
1. MEMORiZE (WACCA Edition) / REDALiCE feat. Ayumi Nomiya
2. illanai-assorted (WACCA Edition) / t+pazolite
3. Rainbow Dream / DJ Genki feat. Yukacco
4. PARALLEL★PRISM / P*Light
5. Knight Rider / USAO
6. Poseidon / Massive New Krew
7. 千本桜 / 黒うさP feat. 初音ミク
8. シュガーソングとビターステップ / UNISON SQUARE GARDEN
9. ファティマ / いとうかなこ
10. Singin'☆Shine! / あんさんぶるスターズ! オン・ステージ

 ちなみに筆者は「ファティマ」と「千本桜」を選んでプレイしたのだが、プレスのテストプレイでも「ファティマ」率が高かった。秋葉原だから? それとも「シュタゲ」好きが多いのか?

青く光っているところがタッチエリア
プレイする曲の選択画面
迫ってくるノーツにタイミングを合わせてタッチ
タッチエリアの上まで使う場面も

 難易度Normalの最低ランクでAAAのスコアを獲得して気をよくした筆者は、試しにExpertを選んでプレイしてみた。したらこれがまた……。多数のノーツが飛んできて、とてもではないが対応できなかった。リズムゲームが好きなコアユーザーにも満足してもらえるための難易度にしてあるとのことだが、それにしても自分には難しすぎた。

これはまだ序の口
もう訳がわからない
こんなのとか
こんなのも

開発陣も登場してあいさつ

 ロケテ開始前のトークショーには、「WACCA」プロデューサーであるマーベラスの横山達也氏、「HARDCORE TANO*C」より代表のREDALiCEさん、メンバーのt+pazoliteさん、DJ Genkiさんが登場した。

横山達也氏
右からREDALiCEさん、t+pazoliteさん、DJ Genkiさん

 「ついにロケテが始まってしまった。でもまだ実感がなくて、なんでここに立っているだろうと思う」と語る横山氏。発表会からは2週間たっているのだが、そのあとも開発を続けていたので、発表会とは違うバージョンになっているとのこと。「HARDCORE TANO*C」のメンバーもマーベラスを訪れてバランス調整をしていたそうだ。DJ Genkiさんは半日をかけてプレイしたこともあるとか。「HARDCORE TANO*C」の中ではぶっちぎりでリズムゲームがうまいというDJ Genkiさんは、1曲オールMarvelousを出したのだという。

 なお今回のロケテバージョンには、2.5次元ミュージカルの楽曲が含まれており、舞台のライブ映像をバックにプレイできるとのこと。今後もそのような楽曲を増やしていくとのことだ。「動画を楽しんでもらうために長めの設定になっている。音ゲーとしては長い3分。お店の人からしてみれば嫌がられるかも(笑)」(横山氏)。

 なお譜面作りにも「HARDCORE TANO*C」のメンバーが関わっており、担当したメンバーによっての特徴が出ているのだとか。「いろいろな人に作ってもらっているので、傾向が違う。誰が作ったのか想像しながらプレイするのもいいかも」(横山氏)。また「WACCAでしかできない譜面を作った」とREDALiCEさんは語った。