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モバイル版「フォートナイト」大会、5Gテスト環境にeスポーツの未来を見た!
「DIG INTO GOOD GAMES SHIBUYA TRYOUT」が渋谷で開催
2018年10月7日 20:29
DIG INTO GOOD GAMES実行委員会が主催するeスポーツイベント「DIG INTO GOOD GAMES SHIBUYA TRYOUT」が10月7日に開催された。場所は渋谷ストリーム。
「DIG INTO GOOD GAMES SHIBUYA TRYOUT」は、モバイル版「フォートナイト」を使って4人1組で参加するeスポーツ大会。参加者が手持ちのモバイル端末を使って気軽に参加できる大会でありながら、会場では第5世代移動通信方式、通称“5G”のテスト環境も構築され、eスポーツの未来を見据えるような大会となった。
会場で非常に興味深かったのは、5Gのテスト環境だ。今回のテスト環境は、光回線通信を5G基地局から5G移動局へと飛ばし、この移動局にWi-Fi接続、動作する端末が展示されていた。
会場で披露されていたのは、ライブのストリーム放送を6チャンネル同時に受信して、手元で好きにスイッチできるというデモアプリ。通信環境としては間に5Gが挟まっているが、チャンネルをコロコロ変えても画質は落ちることなく、安定して動作していた。実感としては、光回線レベルのWi-Fiと接続しているのとまったく変わらない速度だった。
今回のテストは5Gの高速で安定した通信が確認できるものとなっているが、実際の5G環境はもう1つのインパクトがあるという。つまり、100人規模の数が同時に接続したとしても、通信品質が落ちない。今回のモバイルを使ったeスポーツイベントのように、接続数が一時的に集中する場合でも、環境を安定させたままでいられることに大きな期待を寄せているそうだ。
今回の大会そのものは、運営側が用意したWi-Fiに参加者が接続してもらう形で実施されていったが、接続数が最大になる予選ではネットワーク不良によるエラーが頻発していた。無線環境が必要なモバイルゲーム大会ではありがちな光景だが、5Gがこの問題を一気に解決する可能性もある。それほど5Gが、eスポーツイベントの運営としても期待されていることがよくわかる大会だった。
DIG INTO GOOD GAMESとしては、5Gを将来のeスポーツイベントに組み込んでいくかどうかは未定ということだが、ゲームファンとしてはどうしても期待してしまう。5Gについては先日行なった「アサシン クリード オデッセイ クラウドバージョン」のインタビューで示されたように、クラウドゲームの意味を大きく変える可能性も持っている。ますます期待が高まる5Gに、今後も注目しておきたい。
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