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「NBA 2K19」発売記念イベント、前園真聖氏がアンバサダーに就任

賞金2,700万円がかかった世界トーナメント開催も明らかに

9月6日開催

 2Kは、9月11日(「20周年記念エディション」は9月7日)発売予定の「NBA 2K19」の開発者によるハンズオン、及び発売記念イベントを、都内にて開催した。イベントでは本作の開発を手掛けるVisual Conseptsのシニアプロデューサー、エリック・ベニッシュ氏が登壇。本作のゲーム内容やその魅力をプレゼンテーションするとともに、本作のスペシャルアンバサダーに就任したスポーツキャスターの前園真聖氏がゲームプレイにチャレンジした。

「NBA 2K19」シニアプロデューサー、エリック・ベニッシュ氏

 今年20周年を迎えた「NBA 2K」シリーズは、全世界で累計8,000万本以上のセールスを記録するシリーズであり、前作「NBA 2K18」は単独で1,000万本を売り上げ、プレーヤー同士の試合回数は20億試合を記録。現在唯一無二のNBA公認ゲームとして、世界的な人気を誇っている。

前作「NBA 2K18」も好評で、シリーズの記録を塗り替える快挙をあげた

 この「NBA 2K19」は、ゲーム全体において前作からさらに進化を遂げている。各モード共通の試合では、選手に「テイクオーバー」のシステムを導入。試合中に選手がヒートアップすると一時的に潜在能力がアップし、タイプに応じてブースト、スキル、アニメーションなどの特殊なアクションが発動してコートを支配できるようになった。またプレーヤー自身のスキルが生きる各種ユーザビリティの向上や、コンピューターが操作する選手達のAIの強化など、ゲーム部分はますます洗練されている。

テイクオーバー発動中は、選手のアイコンに炎のエフェクトが現われる
ベニッシュ氏いわく「プレーヤーの動きを常に読む、ハッカーのようなAI」とのこと

 お馴染みのゲームモードもパワーアップしている。デジタルのトレーディングカードを集めて自分だけのチームを作っていく「MyTEAM」では、コスト制限のない最強の布陣で世界のプレーヤーとオンラインプレイができる「MyTEAMアンリミテッド」が追加。このモードを使用した賞金250,000ドル(2,700万円)の「250K トーナメント」が開催されることも発表となった。

 GMとなってNBAチームをチャンピオンへと導く「MyLEAGUE / MyGM」は、前者は全ての機能がオンラインに対応、後者には「The Saga Continues」という新ストーリーを用意。両者は歴代NBAの1976年から2017年までの「ドラフトクラス」も選択可能となり、ルーキー時代のNBAトップ選手を獲得して育生していくような楽しみ方も可能となった。

カード収集が楽しいMyTEAMモード。ユーザー同士のオークション機能などもある
トーナメントの詳細はまだ未定。公式サイトなどをチェックしておこう
玉落としゲームで選んだNBAチームと3on3を行なう「トリプルスレット」も追加
「ヒートチェックカード」は、実在の選手の活躍に合わせてスキルが上がる新しいカード
MyLEAGUEとMyGMは、オンライン対応や選手作成画面の進化などに注目

 そしてこのMyCAREERで育成するMyPLAYER(プレーヤーキャラクター)は、前作同様にオンラインコミュニティ「ネイバーフッド」を生活の場とし、他のプレーヤーとのゲームプレイやコミュニケーションを楽しめるようになっている。1つの大きな街として構築されたこのネイバーフッドは、コートやショップなど、バスケットボールに特化した施設を設置。

 本作ではこのネイバーフッドでMyTEAMをプレイできる施設が追加。そして新施設の「Under Armourケージ」では、トランポリンが設置されたコートでのゲームやドッジボールなど、普段とは全く違う30種類のゲームが楽しめるようになっている。

 このネイバーフッド内では毎日イベントが開催され、優勝者にはネイバーフッド内での称号的な存在となる賞品がプレゼントされるとのこと。なお、このイベントは地域別の開催なので、各国の時差に合わせてプレイする必要はないそうだ。

 最後にベニッシュ氏は、「我々はいつも“ファンの皆さんが望むものを作る”という意識を持って臨んでいます。皆様が臨んだ様々な要素がたくさん含まれていますので、ぜひプレイしてそれらを体験して見てください」と述べ、プレゼンテーションを締めくくった。なお当日はベニッシュ氏へのインタビューも実施されたので、そちらは後日掲載予定だ。

今回のMyCAREERのストーリーは、コートやベンチの外での物語が中心となるようだ
今回のネイバーフッドには昼夜の概念があるという
ネイバーフッドからプレイするMyTEAMでは、自分のカードを作れる
画面右下がUnder Armourケージ。30種類のゲームがプレイできる
毎日開催されるイベントでは、開催時にコートがシームレスに変化していくという

 そしてこの後行なわれた発売記念イベントでは、スポーツキャスター前園真聖氏が登場。前園氏は元サッカー選手ではあるものの、Bリーグの特命広報部長に就任するなど、スポーツキャスターとしてはバスケットボールにも縁があり、今回本作のアンバサダーに就任している。

 本作では完全に初心者だという前園氏は、ベニッシュ氏のアドバイスを聞きながらぶっつけ本番で、現在配信中の体験版「PRELUDE」の冒頭の試合にチャレンジ。操作に戸惑いながらも、チームメイトの3ポイントシュートに繋げるアシストをするなど、活躍するシーンも見られた。

本作のアンバサダーに就任した前園真聖氏(写真左)
ゲームをプレイ中の前園氏。チームメイトとの連携が上手くいくと笑顔を見せていた

 プレイを終えた前園氏は、「まだ操作にわからないところがあるけど、感覚が掴めれば、スキルを使い、チーム戦術を行なったりできるのかなと思いました。もうちょっと練習したい」と語りつつも、「経験なしでも十分に楽しくプレイできた」と伝えている。前園氏は今後2Kの公式YouTubeチャンネルで、5回にわたって本作にチャレンジする動画を配信することも決定した。

最後に「NBA 2K」シリーズ20周年を記念し、バスケットボールをあしらったケーキが振る舞われた