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Xbox Game Passに注力するMicrosoft。次の目玉タイトルは4K/HDRアップデートを実施した「Halo: The Master Chief Collection」。専用アプリも無料配信へ
2018年8月25日 02:42
今年もGamescomにプラットフォーマーの中で最大規模のブースを出展していたMicrosoft。「Forza Horizon 4」、「Ori and the Will of the Wisps」、そして「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」といった新作タイトルの展開に余念がなかったが、一番注力していたのは、Xboxが昨年からスタートさせたサブスクリプションモデルXbox Game Passだ。
E3 2018では、Xbox Game Passのサービスを強化し、「Forza Horizon 4」のようなピカピカの新作タイトルまでXbox Game Passの対象にすることを発表し、Xboxビジネスを、ホリデーシーズン一極集中型の売り切りビジネスから、1年の間で満遍なく新作タイトルを投入し、Xbox Game Passを継続して貰うサブスクリプションモデルに移行する方針を明確にした。
そしてGamescom 2018では、2つの大きな発表が行なわれた。1つは、Xbox最大の人気フランチャイズである「Halo」シリーズを1から4まで詰め込んだ「Halo: The Master Chief Collection」が4K/HDRアップデートを実施した上で9月1日よりXbox Game Passに対応すること。もう1つはスマートデバイスから手軽に次に遊ぶXbox Game Passタイトルを選ぶことができるXbox Game Pass Appのβ版の配布をiOSおよびAndroidで開始したことだ。
Xbox One X Enhanced対応の「Halo: The Master Chief Collection」は、グラフィックスが4K/60fpsにアップグレードされるだけでなく、マッチメイキングも強化され、ロード時間も短縮化されるなど、来たるべき「Halo Infinite」に向けて最適なコンテンツとなっている。Xbox Game Passに加入すれば1カ月9.99ドル(オンラインマルチプレイは別途Xbox Live Goldの加入が必要)で遊び放題になる。
Xbox Game Pass Appは、アプリ内からXbox Game Pass対応タイトルを一覧でき、Xbox Oneへのダウンロードを行なえるというもので、出先からダウンロードを指示し、帰宅後にすぐプレイするというスマートな遊び方が可能。
今回の発表に合わせてMicrosoftでは、8月31日まで、2ドル相当で2カ月利用できるキャンペーンを開始した。Xbox Live Goldも2カ月分を2ドル相当で提供し、計4ドルで100タイトルにも達するXbox Game Pass対応タイトルを遊びまくれるという内容になっている。
最後のオチ的な感じになってしまうのが残念だが、日本ではXbox Game Passがスタートしていないため、「Halo: The Master Chief Collection」のXbox One X Enhanced対応を除いて本稿で紹介したサービスもキャンペーンも利用することができない。目玉として注目されている「Forza Horizon 4」についても、パッケージ/ダウンロード版の予約受付後にサービスを開始するのは難しいため、早くても「Forza Horizon 4」発売から数カ月後になる見込みで、2019年以降となる可能性が濃厚だ。日本のXboxファンにとってはやきもきさせられる話だが、もうしばらく辛抱する必要がありそうだ。