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サプライズが楽しい! 「ピカチュウ大量発生チュウ!」フォトレポート
イベントは夜からが”本番”だ! 朝から夜まで、初日をたっぷり満喫する
2018年8月11日 08:00
横浜の夏はピカチュウの夏! 期間中、みなとみらいエリアの至るところでピカチュウに会える「ピカチュウ大量発生チュウ!」が今年も8月10日から開催された。開催期間は8月16日まで。
今年は「SCIENC IS AMAZING かがくのちからってすげー!」と題しており、最新デジタル技術を取り入れたイベントが最大の見所だ。こうした技術は主に夜開催のイベントで使われており、たとえば「ピカチュウの大行進」は1日に何回か開催されるが、夜の時間帯では演出が加わって、同じイベントでも雰囲気がガラリと変わる。外が暗くなりだしてから、イベントがさらに盛り上がりを見せるのが、今年の「ピカチュウ大量発生チュウ!」の大きなポイントだ。
そこで今回はイベント初日となる8月10日に現地を取材して、昼の「ピカチュウの大行進」から夜の目玉イベント「Pokemon Synchronicity」までピカチュウの大量発生ぶりをたっぷり見てきた。さっそく、その様子をお伝えしたいと思う。
今年の主役はピカチュウ、そしてイーブイ!
まず現地に行ってみて感じたのは、ピカチュウだけでなくイーブイも大きく扱われているということ。ピカチュウのうちわや紙製サンバイザーが街で配布されており、それを身に付ける様子はもはや風物詩といった感じがあるが、今年はイーブイのサンバイザーを被り、イーブイのうちわを持っている人も多く見かけた。
「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ」でメインのポケモンとなっているなど活躍目覚ましいイーブイだが、これがまたかわいいのだ。特にサンバイザーは子供や女性に「かわいい!」と好評で、ピカチュウに負けず劣らずの人気ぶりだ。
イーブイに関しては、20匹のイーブイが行進するイベント「イーブイの大行進」も開催予定だったが、8月10日は台風の影響によって中止となってしまった。8月11日以降は当初の案内通り開催予定となっており、その様子は間違いなくかわいいはずなので、ぜひ注目しておきたい。なお同じく中止となったショーイベント「ずぶぬれスプラッシュショー」も、8月11日以降は予定通り開催されるそうだ。
さてピカチュウに話を戻すと、そこら中で本当に大量発生している。開始時間の決まったイベント、あらかじめ案内されている展示、グッズ販売などのほかにも、突然ピカチュウが現われることがしょっちゅうあるからだ。たとえば筆者の実体験で言えば、横浜みなと博物館のロビーで休憩していたところ、船長姿のピカチュウが現われて、その場にいた人たちとの記念撮影会がいきなり始まる、ということがあった。
筆者は、近くの日本丸メモリアルパークを会場とする「ピカチュウの船上グリーティング」を見るためにそこにいたのだが、まったく予想していなかったので思わず「おおっ」と声を上げてしまった。たまたま居合わせた子供たちは「ピカチュウだ!」と喜び、大人たちも「写真撮ってもらおう!」とやっぱり喜んでいる。会おうと思えば会いに行けるし、偶然出会うこともあるというサプライズが潜んでいるのも、「ピカチュウ大量発生チュウ!」ならではの楽しさだ。
夜イベントは光、ダンス、炎のパーティーで盛り上がる!
そして、ついに夜になった。いよいよ今年の「ピカチュウ大量発生チュウ!」の“本番”が始まる時間帯だ。「ピカチュウの大行進」の夜バージョンと「Pokemon Synchronicity」の2つを見ることができたが、どちらも光の使い方がとても印象的だ。
夜の「ピカチュウの大行進」は、まずピカチュウの衣装が昼とは違う。先頭はアフロヘアー、その後に続くのはフードとサングラスを付けたピカチュウだ。これらの衣装には光るギミックが仕込まれていて、普段のイメージとまったく違うのがまたかわいい。行進した後は、ビートを効かせた楽曲に乗せてスタイリッシュなダンスも披露。クールに決めながらもかわいさが隠し切れないダンスに、観客からは「かわいい!」が連発されていた。
「Pokemon Synchronicity」は、すっかり日が暮れた20時からスタートした。会場の日本丸メモリアルパークは、昼に「ピカチュウの船上グリーティング」が開催された場所だが、内容は打って変わって光と音、炎を使ったショーイベントとなっていた。
昼イベントとはダンサーの登場や船上からのグリーティングなどの共通点はあるが光と音の演出がまったく違っていて、さながらダンスパーティーに飛び込んだかのようなショーだった。後半からは会場にピカチュウが一斉に登場し、ノリノリのままダンスを披露。曲はさらに盛り上がり、最後は会場が炎に包まれながらフィニッシュ! 昼には見られなかった派手な演出も含めて、実に夜らしいショーだった。
また注目だったのは、ピカチュウがハーフスクリーンのある箱に入り、ピカチュウ自身にプロジェクションマッピングを施しながらダンスする場面。Perfumeに同じ演出をして話題を呼んだ、Rhizomatiksらしい技術とピカチュウのコラボレーションだ。デジタル上の、いちゲームキャラクターに過ぎなかったピカチュウが、デジタルを飛び出してリアルなダンサーとして目の前で踊り出す、というストーリーを鮮やかに演出している。かわいいだけじゃないピカチュウの一面にも触れられて、一日を締めるにふさわしいショーだと感じた。
注意点としては、本イベントは定員が決まっているということ。8月10日は満席のため入場が途中で締め切られていたので、鑑賞を予定している場合は早めの行動も考えておきたいところだ。なおエリア中央部での鑑賞については、各日11時から整理券が配られている。詳しくは公式の案内などをご参考いただきたい。
8月11日からは「ずぶぬれスプラッシュショー」や「イーブイの大行進」が開催されて、「ピカチュウ大量発生チュウ!」はますます盛り上がっていくことと思う。ぜひ、現地で体験していただきたい。
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