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「CEDEC AWARDS」特別賞を鈴木 裕氏、著述賞を「ゲーム情報学概論-ゲームを切り拓く人工知能-」の著者3氏が受賞

7月20日 発表

鈴木 裕氏

 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は、8月22日より8月24日まで開催する「Computer Entertainment Developers Conference 2018(以下、CEDEC 2018)」において開催する「CEDEC AWARDS」の特別賞及び著述賞を決定した。

 特別賞は、ゲームディレクター・プロデューサーの鈴木 裕氏が受賞。アーケードゲームにおいては体感ゲームをはじめとした3DCGハードウェアによる対戦格闘ゲームなどを開発し、家庭用ゲームにおいては「シェンムー」でオープンワールドの先駆けとも言えるスタイルのゲーム制作に取り組み、ゲーム開発における技術革新に多大な影響を与えてきたことが高く評価された。

 著述賞は「ゲーム情報学概論-ゲームを切り拓く人工知能-(発行:コロナ社)」の著者である、伊藤毅志氏(電気通信大学助教)、保木邦仁氏(電気通信大学准教授)、三宅陽一郎氏(スクウェア・エニックス リードAIリサーチャー)の3氏に決定。

 「AIがゲームシステムの根幹であることを再認識させられるもので、引用されている資料にあたり、数式やプログラムを手を動かして確認することで知識として身につけることができ、また、曖昧になりがちなゲームデザインに対しても、構成する重要な要素を技術的な視点から丁寧に解説」していることが選出理由となった。

【著述賞】
電気通信大学助教の伊藤毅志氏
電気通信大学准教授の保木邦仁氏
スクウェア・エニックス リードAIリサーチャーの宅陽一郎氏