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「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」、国内初の試遊会レポート

今作は「攻め」が強い!?試遊でわかった「SPECIAL」の手触り

6月17日 開催

 CyberZとエイベックス・エンタテインメントは6月17日、「RAGE 2018 Summer」を幕張メッセで開催した。

 会場では「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズの最新作「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」の試遊会も実施されており、先日のE3でのお披露目以降初の国内試遊イベントということもあって会場には多くの人が詰めかけた。

 今回は筆者も試遊会に参加し、僅かな時間ではあるがプレイすることができたので、操作感などをレポートしていこう。あわせて、会場では有名プレーヤーも出場した対戦会も行なわれていたので、そちらの様子も併せてお伝えする。

会場は大混雑。試遊券のために長蛇の列もできていた

白熱の対戦会!チャレンジバトルには有名プレーヤーも参戦

 今回のイベントでは、来場者による勝ち抜き戦である「大乱闘勝ち抜きバトル!」とステージ上で有名プレーヤーと来場者が戦う「大乱闘チャレンジバトル!」の2つのコーナーが設けられた。筆者は前者の勝ち抜きバトルに参加。ルールはタイム制でアイテムあり、1~2回戦は4人対戦(1回戦目のみ練習として1試合プレイ)、3~4回戦目は2人対戦で1バトルを行なう勝ち抜き戦で、4試合目のみステージ上で行なわれた。

 勝てば勝つほど試遊できる回数も増えるということもあり、筆者も本気で参戦……したのだが、ゲームキューブコントローラーを持参した"ガチ勢"に囲まれ初戦で完敗を喫することになった。

ステージも試遊スペースも大盛り上がり。会場は熱気に包まれていた

 「大乱闘チャレンジバトル!」では観戦者と有名プレーヤーが熱い戦いを繰り広げた。参加したのはミュウツー使いのあばだんご選手、ソニック使いのKEN選手、プロプレーヤーである古森 霧選手の3名。アイテム有りのタイム制という競技シーンでは中々見られないルールに加え、来場者は参加選手に対し、くじ引きで決まった最大3人のチームで挑むことができた。有名プレーヤーが複数人を相手に勝利したり、1対1の試合で来場者が勝利したりと、まさかの展開の連続に会場も大盛り上がりだった。

当日発表された新キャラ「リドリー」が登場し、会場は大盛り上がり。他にも新キャラクターとして「デイジー」も参戦する

試遊とヒアリングでわかった「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」のゲーム性

 試遊で感じた点として、シールドは硬直が長く、空中緊急回避も隙が多い。そのため、通常技の「差し合い」が重要になってくるように思われた。また、復帰の際の硬直も大きいため、崖付近での攻防は守る側の辛さが増した。

 また、ジャストガードがボタンを離した時に発動するようになったことにより、より相手に触られられないような戦いが求められるようになった。ただ、少し動けるようになった空中緊急回避はまだ使いどころがボンヤリとしており、今後の用法の開発が期待される。とはいえ地上版も含めて緊急回避の性能は下がっているので、やはり安易な回避行動は禁物だ。

 さらに、空中回避後に行動ができるようになったり、空中通常技の着地硬直が減ったこと、ダッシュからスマッシュが出せるようになったことも攻撃的な変更点だ。こうしてみると今作は"攻め"が強い印象を受ける。守りが弱体化し、攻めが強化された本作では1試合がサクサク進み、試遊会でもテンポのいい展開が多く、ストレスなく連続でプレイすることができそうだ。

 来場者にも感想をヒアリングしてみたところ「通常技の使い方が攻め・守り両方でさらに重要になった」、「コンボの要素が減った」、「スマブラDXに近い」といった感想が得られたほか、筆者も含めプレイしていて面白いと感じているプレーヤーが多いようで、試遊会の時点では好印象のようだ。

参加者はみな、手探りで操作間を掴んでいた

 さて、本作は戦闘以外にも過去作のキャラクターが全員参戦することや、「インクリング」と「リドリー」のような新キャラクター、コスチュームの変更など注目すべきポイントが数多くある。特にキャラクターの見た目や表情、効果音などは細部にまでこだわりの見られる変更が入っていて、スタッフの気合が伝わってくる。

 ヘビーゲーマーから小学生まで楽しめるタイトルとして人気を得てきた「スマブラ」シリーズだが、本作も熱い戦いが繰り広げられることは間違いない。発売までの続報にも期待したい。