ニュース

「俺はガンダムで行く!」、「レディ・プレイヤー1」日本限定映像公開

スピルバーグ監督こだわりの日本語セリフ。みなぎる覚悟に注目

4月20日より公開予定

 4月20日より公開予定の映画「レディ・プレイヤー1」は、日本限定の特別映像として「日本限定クリップ映像(ガンダム編)」を公開した。映像そのものは25秒ほどだが、主人公パーシヴァルの仲間の1人「ダイトウ」がガンダムに“変身”する映像を見ることができる。

【映画「レディ・プレイヤー1」日本限定クリップ映像(ガンダム編)】

 弊誌では「レディ・プレイヤー1」の試写会レビューを行なっている。この「俺はガンダムで行く!」のシーンは試写会会場で大いに盛り上がったシーンだったが、ネタバレのためあえて言及していなかった。今回この部分が公開されたことで「これがどこに入るのか?」と興味を持つユーザーも多いだろう。

 「レディ・プレイヤー1」はバットマンや「ストリートファイター」シリーズのリュウや春麗などたくさんのキャラクターが登場するが、日本のコンテンツのキャラクターがかなり多く登場する。リリースで監督を務めるスピルバーグ氏は「僕はこの映画に登場する日本の POPカルチャーが大好きだ。みんなが知っているアキラのオートバイやガンダムなどね。この映画には日本からやってきた素晴らしいアニメやマンガが詰まっている。そして僕はそれらを讃えたかったんだ」と語っている。

スクリーンショットで見る映画のガンダムは、アニメやプラモデルに比べて肩幅が狭い。人間の動きをキャプチャーするためだろうか? メイキングが気になるカットである

 「俺はガンダムで行く!」というセリフも脚本では英語だったのだが、監督が現場で「このセリフは日本語でいこう!」と決まったという。ガンダムの出撃シーンと言えば「行きます!」とコアなファンとしては言って欲しかったところもあるし、変身したガンダムが拳を前に飛んでいく、と言うところにツッコム部分もあるかもしれない。

 しかし、映画の舞台は西暦2045年。今よりずっと未来で、自らの日本の血に誇りを持っているであろう青年が、特別な場面であえて「ガンダム」を大技として披露するのである。覚悟を感じさせるセリフの中に、ちょっと「このセリフが言えてうれしい」という響きが混じっているような感じも楽しい。このシーンが映画でどこに使われるか、そしてそこを見つけたとき自分がどのように興奮するか、ぜひ劇場で確かめて欲しい。