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ニコファーレで「クリユニコ生公式特番 Vol.4◆2周年記念祭」開催!!

古代祐三バンド生ライブに加え、2章新情報などを公開

4月6日 開催

2周年を迎え、様々なキャンペーンが計画されている「クリスタル オブ リユニオン」。新たに紡がれる新章や、新機能の情報なども発表された

 王として国を治め、世界の覇権を争うストラテジー要素と、魔獣討伐といったRPG要素を融合させた“超建国ストラテジックファンタジー”「クリスタル オブ リユニオン」。今ではスマートフォンだけでなくPCで遊ぶこともできるこの作品がサービス開始から2周年を迎え、それを記念したイベントが4月6日に東京・六本木のニコファーレを会場に開催された。

 「クリユニコ生公式特番 Vol.4◆2周年記念祭」と題されたこのイベントでは、本作に使われている音楽を作曲した古代祐三氏が率いる古代祐三バンドこと、サウンド オブ リユニオンのライブパフォーマンスに加え、プロデューサーの結城 基氏、マフィア梶田氏、声優の井上喜久子さん、篠宮あすかさん、七瀬彩夏さん、フリーアナウンサーの横町藍さんらが登場し、本作の新情報などを公開した。

古代祐三バンドによるライブで開幕

 ニコファーレの会場一杯に詰めかけたファンを前に、イベントは古代祐三バンドこと、「サウンド オブ リユニオン」のライブからスタート。「オープニングタイトル“クリスタル オブ リユニオン”」を皮切りに、フィールドマップBGMや拠点BGMなど、ゲーム中のさまざまな音楽が迫力のバンドアレンジで次々と演奏されていった。

 5曲ほど演奏が終わったところで、作曲者の古代祐三氏がステージに登場。「クリスタル オブ リユニオン」のBGMをライブで演奏するのは今回が初の機会ということなのだという。古代氏は、「『クリスタル オブ リユニオン』は城を舞台にしたゲームなので、オーケストラ系の曲がけっこう多いんですけど、さすがにニコ生でのライブではオーケストラというわけにもいかないのでバンドアレンジをしていただいて今回のライブが実現しました。これもまた新鮮でよかったです」と今回のライブに関してコメント。ここからは古代氏も加わり、キーボードでの演奏を披露。計10曲の演奏で会場を盛り上げた。

●古代祐三バンド“サウンド オブ リユニオン”
古代祐三(キーボード/作曲)
AKIRA(ベース/バンドマスター)
本間大健(ギター)
鶴田伸雅(ギター)
矢吹卓(キーボード)
岡島俊治(ドラムス)
テイセナ(バイオリン)

開幕から数曲の後に、「クリスタル オブ リユニオン」のBGMを作曲した古代祐三氏がステージに登場。ライブ演奏に加わった。
インタビューでは古代氏を交えた全員でのリハーサルはたった1度、バンドとしても3回しかリハーサルをしていないというが、とてもそうは思えない演奏だった。

第2部では結城プロデューサーや巴御前がVRキャラクターとして出演!?

 第2部がはじまると、VRゴーグルをつけた3人の人物がステージに登場。公式サイトでのパブリシティでも活躍しているマフィア梶田氏と、メイド服姿のプロデューサーの結城 基氏、それに、声優の井上喜久子さんだ。壁面の配信画像を投影するスクリーンを見ると、そちらの映像では3人とも3DのCGキャラクターとして出演しているらしい。

 配信映像では男性2人がVRゴーグル以外はステージと同じ姿でキャラクター化されているのに対し、井上喜久子さんだけは、ゲーム中のキャラクター「巴御前」として描かれていた。事前のリリースでスペシャルゲストとして巴御前の出演が告知されてはいた。てっきりコスプレーヤーが登壇するのかと思っていたのだが、こういうことだったとは。

 ステージではリアルな3人が、配信ではVRキャラクターとしての3人が、それぞれ同時並行で出演するというオリジナリティあふれる趣向に、最初は観客も戸惑い気味。しかし、MC役の梶田氏が自身と結城氏を紹介し、井上さんに話を振るまでのこと。「はーい、皆さんこんばんは。巴御前です! よろしくお願いします。わーいわーい」と自己紹介した井上さんだったが、自身のアクションにシンクロして動く巴御前を見て「けっこう(胸が)揺れちゃうの? これ」と大照れ。その明るく恥じらう素振りで会場を大いに沸かせていた。

 ここでは2月に開催された「1章完結記念! 第3回英雄人気決選投票」の結果が発表された。今回の投票では、男女各1位の英雄に新規スキンが追加されるのはじめ、上位5位までの英雄は新規描きおろしプロフィールアイコン化、上位3位までの英雄には新規描きおろしストーリーの制作が決定している、とのこと。見事1位に輝いたのは、これで3連覇となる平将門。以下、2位オリヴィエ(女性1位)、3位ジャンヌダルク、4位クローディア、5位ランスロットと続く。井上喜久子さん演じる巴御前は、というと、惜しくも6位という結果だった。

第2部では、VRゴーグルを装着した梶田氏、結城氏、そして井上さんの3人が登場した。ライブ演奏とのあまりの違いに場内には戸惑いの雰囲気が。
左右両脇の壁面に投影されたスクリーンを見ると、配信映像では3人はCGキャラクターとしてVR空間のなかに存在していることがわかった。巴御前以外はCGの意味が……。

新情報発表に、ユーザー&来場者参加企画! 気づけば2時間半を超え……

 続いて、2周年記念としてゲーム内で予定されているイベントなどの紹介へ。まずは、ロックバンドBUCK-TICKとのコラボが発表された。梶田氏にその経緯を質問された結城氏は「まずは僕が大好きだから」と返答。「私情丸出しじゃねぇか」と突っ込まれたりしつつも、新たにはじまる第2章がダークな世界観であること、そして折良くデビュー30周年を迎えたBUCK-TICKのように「クリスタル オブ リユニオン」も続いて欲しいという思いもあってのコラボであったことが語られた。

2周年記念の一環として、BUCK-TICKとのコラボも実現。ボーカルの櫻井敦司氏がランダムで場内に降臨することもあるという。
BUCK-TICKの各メンバーをモデルにしたプロフィールアイコンもログインボーナスとして支給されるそうだ。

 4月10日から22日まで予定されているこのコラボでは、城内に「魔王」として櫻井敦司氏が降臨し、タップすることで豪華アイテムがもらえるほか、コラボ期間中は限定コラボ装備「血に染められしギター」と「天をも貫く怒髪」、BUCK-TICKのメンバー5人をモデルにしたプロフィールアイコンがログインボーナスとしてプレゼントされるという。さらに、抽選で3名にサイン入りCDが当たるキャンペーンも行なわれるそうだ。

 2周年記念の話題はまだまだ終わらない。「2周年ありがとうキャンペーン」として、ほかに連続ログインボーナスで“2周年限定宝箱”など豪華賞品がプレゼントされるのをはじめ、さまざまな企画が予定されていることが結城氏らによって紹介された。

VRキャラとしてステージで活躍していた3人はいったんステージから去り、篠宮さんと七瀬さんが登場。

2年に渡る「クリスタル オブ リユニオン」の歴史を復習

 ここでまた登壇者がいったん退場。場内のスクリーンいっぱいに年表を映し出し、ゲーム内のキャラクター、ルルとナナが「クリスタル オブ リユニオン」の2年に渡る歴史を振り返った後、それぞれの声を担当されているルル役の篠宮あすかさん、ナナ役の七瀬彩夏さんがステージに。「ルルナナ情報局」として、VRゴーグルを外して再登場した梶田氏、結城氏とともに、新たに追加される「天舞船」、「ダーククリスタルショップ」「ヴァルハラ戦」などのゲーム内の新機能についてが告知された。また、ゲーム外では公式設定資料集発売や、6月にコラボカフェが秋葉原「キュアメイドカフェ」を会場に期間限定でオープンすることも決定しているという。

 その後は井上さん、イベント全体の司会を担当されている横町藍さんを加え、新たにはじまる2章の内容を紹介した後、恒例のユーザー参加型企画「ミッドガルド最強運王決定戦」、「ワールド対抗じゃんけん大会」へと進み、最後にはプレーヤー全員へゲーム内通貨や英雄と交換できる「英雄チケット」のプレゼントが発表されてイベントは閉幕した。

 気づけば2時間半という長時間に渡るイベントではあったが、ライブあり、ゲーム内新情報あり、来場者参加型イベントあり。実に多彩な内容で、場内は最後までいい雰囲気に包まれていたのが印象的だった。

メイド服姿の結城氏と横町さんに挟まれ「失敗した! メイド服大好きなのに、なんで今日着なかったんだろう!?」とお嘆きの井上さん。いっぱいお持ちなのだそうだ
2名の新キャラクターが登場したり、ダークなテイストになるなど、このイベントでは新たに開始される2章の情報が数多く公開された
新たに登場する2人の英雄、アーサーとメルリヌス。それぞれのCVとして岡本信彦氏、花澤香菜さんの名前も合わせて発表され、お2人からはボイスメッセージが届いていた
横町さんが特定のサーバーのとある場所へと横町さんが移動させた城に、もっとも早く偵察を飛ばした人の勝ち、という「ミッドガルド最強運王決定戦」
「最強運王決定戦」では、ノーヒントどころか、1分と経たずに偵察が飛んでくることもあるなど、とてつもなく濃いユーザーの存在を感じさせる一幕も
「ワールド対抗じゃんけん大会」では、勝ち残った人が所属するサーバーの全プレーヤーにもプレゼントが配布されるというルール。会場に来ていない人の運命もかかっていたのだ
優勝したのは11サーバーのドクター・ユラさん。出演者全員のサインが入った2周年公式ファンブックがプレゼントされた
プレーヤー全員に「英雄チケット」が配布されると知り、喜ぶ井上さんと、ガチプレーヤーの横町さん。なにせ横町さん、お子さんが生まれる際、陣痛がはじまって最初にしたのが「城にバリアを張ること」だったというから、本物である

古代祐三バンド“サウンド オブ リユニオン”へインタビュー

 イベントの合間を縫い、短時間ではあるが古代祐三氏をはじめ、“サウンド オブ リユニオン”のメンバーへインタビューをさせていただけたので、本稿の最後にその模様もお届けする。

――「クリスタル オブ リユニオン」の音楽をライブで演奏するのは今回が初めてとのことですが、このお話がはじまったのはいつくらいのことなのでしょう?

古代祐三氏(以下古代氏):お話があったのは1年くらい前だったと思います。その後、バンドメンバーのオーガナイズなどでgumiのスタッフのかたに参加していただいたりして準備を進めてきました。

岡島俊治氏(以下、岡島氏):最初は去年の8月くらいじゃないですかね?

古代氏:まだそれだけしか経ってないんだっけ?

岡島氏:実はそうなんです。ここまでにこなしている案件の数がスゴいから(笑)。

――では、バンドのメンバー決定などもこの半年の間のことだったんですか?

AKIRA氏:演奏ステージを制作した2083から僕に連絡をいただいて、バンドメンバーを揃えていきました。

岡島氏:そうは言ってもみんな別の作品などでいっしょに活動していたりといった仲間なので、いきなり「はじめまして」ではなかったんですよね。

AKIRA氏:バンドではないのですが、僕は「LaiD Back Gorilla」という名前でいろいろな活動をしていて、そのなかで交流のあるメンバーが揃っているので、集まってしまえばそこからは早いというか。

岡島氏:だからリハーサルもバンド全体としては3回くらいしかやってないんですよね。

――そんな少ないんですね! とてもそうは思えなかったです。

古代氏:僕が合流できたのは1回だけだったしね(笑)。

岡島氏:いろいろなものに追われて忙しいから(笑)。

――バンドアレンジについて苦労された点などを詳しく教えていただけますか?

AKIRA氏:ステージでも少しお話しましたけど、オーケストラが使われた曲は少し苦労しましたね。でも戦闘の曲など、もともとバンドでの演奏に向いた曲も多かったので、それらについてはイベントとしての全体の演奏時間を考えて、少し長めにしたり、ギターソロを入れたりといったアレンジをしています。

岡島氏:矢吹さんも僕もオリジナルのときのレコーディングでも演奏していますし、そういう下地もあったのが追い風になったようなところはありますね。

古代さんと「サウンド オブ リユニオン」メンバーには本作以外でもさまざまな接点があるそうで、息もぴったり。

――今後もこのバンドでライブを開催する予定はあるのでしょうか?

岡島氏:いつとか具体的なことは明言できませんが……

AKIRA氏:予定はありますね。

岡島氏:今回以外の曲にも挑戦したいですね。

――ゲームとしての曲が増える予定もあるのでしょうか?

古代氏:あると思います。……多分(笑)。

一同:(笑)

古代氏:バンドとして新曲のお披露目もあるかもしれませんが、そこはgumiさん次第ですね。

――最後に「サウンド オブ リユニオン」としてメッセージなどがあればお聞かせください。

岡島氏:「クリスタル オブ リユニオン」にもっともっと盛り上がっていただいて、またこのバンドとして演奏できる機会が増えていくといいと思っているので、応援してください。ゲームともどもよろしくお願いします。

来場者全員にプレゼントされた特製グッズセット。写真左上から、各グッズが入っていたスクラッチバッグ、「クリスタル オブ リユニオン」サウンドトラックCD、2周年公式ファンブック、特製クリアファイル、特製ステッカー。その豪華な内容に来場者は驚いていた。どれも非売品だが、今後のコラボカフェをはじめとするイベントなどでプレゼントされることもあるそうだ。