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ドリブルからの2種類のシュート! タカラトミー「サッカーボーグ」発表

最大11対11で本格的なサッカーを楽しめる次世代RCロボット

4月26日発売予定

価格:
通常版 各4,500円(税別)
日本代表ver. 5,000円(税別)
キックオフセット 8,500円(税別)

 タカラトミーは、次世代RCサッカーロボット「サッカーボーグ」の発表会を、豊洲のMIFA Football Parkにて開催した。同社が展開するロボット玩具「オムニボット」のシリーズ最新作となるこの商品は、本格的なサッカー対戦ができるロボットとして、4月26日に発売されることが発表された。

 サッカーをテーマにしたこのRCロボットは、現実のサッカーと同様に、ボールをドリブルしてシュートするというアクションをRCコントローラーを使って行なえるようになっている。そのポイントとなるのが、本体下部に突き出た「ブレード」の存在だ。これがあることでロボットが確実にボールをキープできるようになっていて、ドリブルやロボット同士のボールの奪い合いなども実現している。

「サッカーボーグ」担当、タカラトミー ニュートイ 第1企画部 大伴貴広氏
サッカーをテーマにしたこのRCロボット「サッカーボーグ」
本体下部にあるブレード。ここでボールをキープする
ブレードは左側がわずかに浮いていて、2体が正面から接触したときにぶつからない設計だ
ブレードは取り外して角度を2段階に調整可能。プレイスタイルによって変更できる
角度が狭いとボールをキープしやすく、広いとボールを取りやすいスタイルとなる
【タカラトミー「サッカーボーグ」、2対2プレイ動画】

 シュートはロボットの足でボールを物理的にキックをすることで行なえるようになっている。左右でボールの弾道が異なり、右足では低い弾道の「グラウンダーシュート」、左足では高い弾道の「ライジングシュート」の使い分けが可能となっている。

 コントロールは2.4GHz滞の電波を使用した無線による操作で、現実のサッカーと同様に最大11対11の22体同時操作が行なえるようになっている。電源を入れるときに行なわれるペアリングによってコントローラーと本体を紐付けるため、対戦時に周波数の異なる機体を個別に用意する必要がなくなっている。ちなみに有効操作範囲は約8mとのことだ。

低弾道でまっすぐ蹴り出すグラウンダーシュートは右足で
高く蹴り上げるライジングシュートは左足でくり出す
左右でシューズの形が異なっていて、これにより角度の違うシュートが出せる
ボールが左右どちらの足でキープされているかも重要な要素となる
サッカーシューズを模したコントローラー。前後移動と左右旋回を行なえる
裏側にはシュート用のトリガーがある。本体の左右の足と連動している
【タカラトミー「サッカーボーグ」、シュート動画】

 発表会には、サッカーに造詣の深いゲストとして元サッカー日本代表の武田修宏さんとタレントの土田晃之さんが登場し、この本製品のデモンストレーション試合を行なった。試合は、前半は武田さんと土田さんの1対1で、後半はキッズユーチューバー「brother4 channel」のだいち君、あつき君が加わった4人による2対2で行なわれた。

土田さん&あつき君チーム(左側)と、武田さん&だいち君チーム

 前半は両者がボールを取り合うだけの展開だったが、後半はチームでディフェンスとオフェンスにわかれて行動するといった、よりサッカーらしい試合を展開している。やはり人数が多いほうが、より楽しく遊べる設計となっているようだ。

 商品は3色のカラーが展開される通常版のほか、サッカー日本代表のユニフォームを模した「日本代表ver.」と、「マタドールレッド」と「リバティブルー」の2体をセットにした「キックオフセット」が同時発売となる。それぞれにはボールや組み立て式のゴール、ターゲットなどが付属している。また国内だけでなく、北米やアジア、ヨーロッパ、オーストラリアなど10カ国で発売することも決定している。

 このサッカーボーグの発売にあたり、6月にはユーチューバーを起用した大会「ワールドサッカーボーグカップ」も開催される予定だ。この大会ではユーチューバーによる4チーム対4チームによる対抗戦を行ない、勝ち抜いたチームが武田修宏さんが率いるチームとのエキシビションマッチを行なうというもの。日時などの詳細は「サッカーボーグ」の公式サイトで後日発表される予定だ。

「サッカーボーグ ヒノタマレッド」(左)と「ウォールブラック」
「カナリアイエロー」(左)と「日本代表ver.」
2体をセットにした「キックオフセット」は、購入後すぐに対戦ができる
それぞれには組み立て式ゴールとターゲットが付属する
海外で発売されるバージョンも参考展示された。こちらは北米・欧州・豪州版
ボールももちろん付属。ボールは手に持たせてディスプレイができる