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ユニティ・テクノロジーズ、「Unite Tokyo 2018」講演の一部を公開

チケットがお得に購入できる早期割引キャンペーン実施中

5月7日~9日 開催予定

会場:東京国際フォーラム

 ユニティ・テクノロジーズは、5月7日から9日までの3日間にわたり開催するカンファレンス「Unite Tokyo 2018」の講演の一部を公開した。

 Unite Tokyo 2018は、Unityユーザーのためのテクニカルな講演やブース出展が数多く行なわれる、国内最大のUnityカンファレンスイベント。Unity本社からゲームエンジンを開発しているスタッフが来日し、Unityの最新機能解説をはじめ様々な講演が行なわれる。

【開催日程(予定)】

日程時間内容
5月7日18時-20時基調講演、関係者懇親会
5月8日10時-20時カンファレンス、参加者懇親会
5月9日10時-20時カンファレンス

【前回Unite 2017 Tokyoのイベント会場の様子】

講演情報を一部公開

アーティスト向け

【アーティストがUnityでサクッといいビジュアルを作るテクニック講座】

講演者講演内容
Mike Geig氏(Software Developer|Unity Technologies)最近公開されたデモプロジェクト「Neon」や「Book of the Dead」など、Unityではアーティストがより質の高いグラフィックスを実現できるような、より進化したツールとワークフローを提供している。本講演ではUnityにおけるクリエイティブなプロトタイピングのプロセスおよびハイエンド・グラフィクスについて語られる。ポストプロセッシングスタック、ライティング、高画質レンダーパイプライン(HD Render Pipeline)などの様々なツールが紹介される。

【「崩壊3rd」開発者が語るアニメ風レンダリングの極意】

講演者講演内容
Jack He氏(Technical Director|miHoYo Technology)本講演では、Unityによる高品質なセルシェーディングとイラストレーションスタイルのアニメ風レンダリングを実現する方法が紹介される。モバイルからハイエンドPCまで、ほとんどのプラットフォームにおける実装に対応した内容となっている。

プログラマー向け

【その最適化、本当に最適ですか!? ~正しい最適化を行なうためのテクニック~】

講演者講演内容
Valentin Simonov氏(Field Engineer|Unity Technologies)このセッションでは、一見単純そうに見えて実際は複雑で困難な最適化のケースを例に、特にモバイルプラットフォームにおけるパフォーマンスのテストを行なう際の注意点が語られる。IL2CPPで生成されたコードとアセンブリについて詳細に掘り下げ、JITを含むプラットフォーム別の各種挙動について詳しく解説される。「残念ながらあなたのゲームには適さないこともあり得るのですが……」。

【アセットバンドルが超ラク!待望のAddressable Asset System&リソースマネージャー詳細解説】

講演者講演内容
大前 広樹氏(日本担当ディレクター|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)かつて人類を悩ませたアセットバンドル。悩みは今、過去のものになった。Unity 2018.2から実装された「Addressable Asset System」とリソースマネージャーを活用してゲーム開発からアセットのロード戦略までを楽しくスマートに解決しよう。このセッションでは、ツールの使い方とプログラミング方法の両面から解説が行なわれる。

学校関係者や教育関係者に向け

【Unityを教える -教育現場でのUnity活用-】

講演者講演内容
簗瀨 洋平氏(プロダクト・エヴァンジェリスト|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)、荒川 巧也氏(教員|日本工学院専門学校)、志村 淳氏(ゲームクリエイター科長|専門学校デジタルアーツ仙台)、加藤 智紀氏(LITALICOワンダー事業部 事業企画グループ エンジニア|LITALICO)Unityは小学生向けのプログラミング教室から中学・高校、大学の研究まで教育の現場で幅広く使われている。本セッションでは実際に現場で教えている講演者4名が、事例を交えつつ実際どのようにUnityを教えているか、どのような問題点があるかなどを語る。

産業分野の技術者向け

【Unity × 自動車:CADインポートと写実的なグラフィクスの実現】

講演者講演内容
Luc Vo Van氏(Senior Solution Developer Automotive|Unity Technologies)本講演では、CADデータをUnityにインポートする方法を学ぶことができる。CADデータのテッセレーションおよび準備の方法を説明した上で、最近公開された高画質レンダーパイプラインを使用して物理的に自然なモデル用マテリアルを作成する方法が紹介される。また、そうしたマテリアルを、便利で低コストなフォトリアリスティックのセットアップで作成する方法の説明も行なわれる。

□現在までに公開しているUnite Tokyo 2018講演一覧
http://events.unity3d.jp/unitetokyo2018/index.html

チケットがお得に購入できる早期割引キャンペーンを実施

 早めに購入するとチケット価格がお得になる早期割引キャンペーンが4月10日まで実施される。チケットはWebまたはUnity Meetupアプリから購入できる。

【チケット価格】

日程チケット価格
早割・3DAYS(一般、4月10日まで)19,900円
早割・3DAYS(学生、4月10日まで)4,900円
3DAYS(一般)29,900円
3DAYS(学生)9,900円

法人向けのまとめ買い・請求書払い

 10枚以上のチケットまとめ買い、および請求書払いを希望する人は専用フォームより申込みを行なう。運営事務局からメールにて案内が送付される。4月13日受付締め切りで、4月20日までの振込必須となっている。

□Unite Tokyo 2018 まとめ買い申込みフォーム
http://urls.unity3d.jp/unitetokyo2018-ticket-bulk

Unity公式トレーニングデイを開催

 Unite Tokyo 2018のメインカンファレンスに先駆け、Unityの最新機能を集中的に学ぶ2つの公式ワークショップが4月21日に東京都渋谷区の「TECH PLAY SHIBUYA」にて実施される。受講にはチケットが必要で、チケット価格は各コース4,900円(税込)。定員は各コース約40名。チケットはWebまたはUnity Meetupアプリから購入できる。

豊富な開発経験を持つプログラマーに向けた高度な技術トレーニングのコースA

所要時間:約4時間

 このセッションは、受講者がUnity上での基本的なC#プログラミング・マルチスレッドプログラミングに関する基本的な知識を持っている前提で行なわれる。参加にはノートPC、電源アダプタの持ち込みが必須となる。

【C#JobSystem & ECSでCPUを極限まで使い倒そう】

講演者講演内容
大西 康満氏(ディベロッパーリレーションマネージャー・エンジニア|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)、黒河 優介氏(ディベロッパーリレーションエンジニア|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)C# Job System、ECS(Entity Component System)がUnity2018で使えるようになった。C# Job SystemはUnityのシステムと親和性が高く、安全なマルチスレッドプログラミングを容易にする新機能で、ECSは非常に高速な、新しいオブジェクトの管理システム。この2つを組み合わせて、CPUのパワーを非常に効率よく利用することができる。Job Systemに関しては講義とワークショップ中心、ECSに関しては講義と長めの個別の質疑応答中心の内容が予定されている。

□コースA:C#JobSystem & ECSでCPUを極限まで使い倒そう
https://meetup.unity3d.jp/jp/event/636

プログラマー、レベルデザイナー、プランナーに有用な開発トレーニングのコースB

所要時間:約4時間

 参加にはノートPCと電源アダプタの持ち込みが必須。

【ProBuilderで学ぶレベルデザイン】

講演者講演内容
池和田 有輔氏(エバンジェリスト|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)、大野 功二氏(QAマネージャー|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)人気アセットProBuilderはUnityに統合され、3Dゲームのレベルデザインを行なう上で欠かすことのできないツールとなった。今回、Unite Tokyo 2018開催に先立ち、ProBuilderの操作を一通りマスターし、その使いやすさや柔軟性を実感していただくと共に、レベルデザインのコツを学ぶためのワークショップを開催する。

□コースB:ProBuilderで学ぶレベルデザイン
https://meetup.unity3d.jp/jp/event/637

【「Unite Tokyo 2018」開催概要】

開催日時:
メインカンファレンス:5月7日~9日
トレーニングデイ:4月21日

会場:東京国際フォーラム(JR有楽町駅から徒歩1分)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1