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これまでのアニメ映像なども使用したスマホ用「ヴァンガード ZERO」を2018年冬サービス開始!

カードゲーム「カードファイト!! ヴァンガード」は新レギュレーションを採用

2018年冬 配信予定

基本プレイ無料 アイテム課金制

 ブシロードは、スマートフォン用カードゲーム「ヴァンガード ZERO」の配信をこの冬開始する。基本プレイは無料でアイテム課金制。3月14日15時から事前登録を開始した。

 3月14日に開催された発表会「『カードファイト!! ヴァンガード』新シリーズ制作発表会」で明らかになった。アニメーションとカードゲームについて説明が行なわれ、最後に挨拶のために登壇した木谷高明氏が「追加情報」として発表した。

 木谷氏は「『フューチャーカード バディファイト』はTCGをプレイしてもらうための入門用で完全無料だが、『ヴァンガード ZERO』は課金制」と説明。これまで放映された旧1期のアニメ映像などもゲーム中に流れ、これまでのストーリーを追っていくことになる。木谷氏は「『ヴァンガード ZERO』で過去を振り返ってもらい、同時に『カードファイト!! ヴァンガード』のルールやゲームの雰囲気を知ってもらって、新規ユーザーを開拓するアプリにしたい」と語った。

 ルールについては、「カードファイト!! ヴァンガード」と全く同じではないが、簡素化したルールを採用しており、初心者でも入りやすくなっている。このほかにも、詳しくは不明だが、「箱庭風のモードもある(木谷氏)」と言うことで、「ヴァンガード」の世界観を楽しめる内容になっているようだ。

 木谷氏は「開発費も掛かっている」と語り、気合いの入った内容の濃いタイトルにするべく開発を進めており、「楽しんで欲しい」とコメントしている。

【スマホアプリ「ヴァンガード ZERO」】

「カードファイト!! ヴァンガード」は大きくリニューアル

新しいアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」の新規ビジュアル

 「カードファイト!! ヴァンガード」は今年で7年目を迎え、長らく運営を続けており、追加カードパックなども多数発売され、ルールも複雑化している。今回、これらを刷新するべく、大きくリニューアルされる。

 今後発売されるパックではルールやレギュレーションが変更される。今後発売されるカードのみを使用してゲームを行なう「スタンダード」と、従来のカードも含めてプレイすることができる「プレミアムスタンダード」の2つのレギュレーションを用意。今後開催予定の世界大会も2つのレギュレーションでそれぞれ行なわれる。さらに移行期にあたる今年の秋~冬までの大会では、これまでのデッキを使用し新しいカードは使用できないレギュレーションとして「Gスタンダード」も用意される。

 木谷氏は複数のレギュレーションがあることについて、海外遠征をしたときの経験に触れ、「海外で『マジック:ザ・ギャザリング』の人気があり続けるのは、新しい人や過去遊んでいた人が再び楽しめるよう、いくつかのレギュレーションが用意されているからだと思う」と語り、「今回のルールやレギュレーションは考え抜いた末のもの。より多くの人に戻ってきて欲しい。より多くの人に続けて欲しい、より多くの人に初めて欲しい。賛同頂ければと思います」と語っている。

 また、5月5日から放送が開始となるアニメーションは、コミック版を原作にキャラクター達の関係性を深掘りして描いていく。物語の流れは大きくは変わらない予定だが、新規エピソードを加えた全編完全新作となる。

 アニメは地上波の放送の他にも、インターネットによる先行配信なども行なわれる。これについて木谷氏は「今回のアニメ『カードファイト!! ヴァンガード』は、全額ブシロードによる出資で、制作委員会方式ではない」と語り、これによりスピーディにユーザーの視聴環境に合わせた放送や配信が可能になると説明。インターネットでの先行配信や、海外版のインターネット配信が日本国内ではこれまで不可能だったが、これらも可能になるという。「ユーザーの視聴環境の変化に対応するためには、この方法しかなかった」と木谷氏。

 より多くの人に楽しんでもらうために、大きな進化を遂げようとする「カードファイト!! ヴァンガード」。今後の展開も楽しみなところだ。