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「時間」を軸にした注目スマホRPG「23/7 トゥエンティ スリー セブン」の手触りをプレイレポート!
2018年3月9日 12:53
藤商事は3月8日、Android/iOS用RPG「23/7 トゥエンティ スリー セブン(以下、23/7)」のメディア向け体験会を開催した。また、配信はそれぞれAndroid/iOSが3月15日、AndappによるPC版は3月22日を予定している。
「23/7」は構想を含めて開発に2年という長期間をかけた意欲作。本体験会ではゲームシステムやストーリーなどについての紹介が行なわれたほか、実機でのプレイを体験することもできた。試遊により時間にまつわる独自のシステムなどを体験できたので、本稿ではそのインプレッションを紹介したい。
ストーリーをライトノベルで楽しめる
本作最大の特徴はゲーム内でストーリーがライトノベルの形で読めることだ。世界中から「9時」という時間が消えてしまった世界の崩壊を防ぐため、主人公は仲間と共に戦うことになる。
本作のストーリーを手掛けたのは作家の築地俊彦氏と氷上慧一氏。ストーリーはゲーム内で、電子書籍のように読むことができ、ゲームファンのみならずライトノベル読者にも訴求するポイントになっている。
また、グラフィックスや声優も非常に豪華。キャラクターイラストのメインデザインに凪良さんとlackさんを起用し、主人公とヒロインはそれぞれ内田雄馬さんと内田真礼さんの姉弟が担当。また、主人公のライバルである「ウォーダン」はなんと松平健さんが担当している。
77秒間無敵! 時間が重要になる戦略的なゲームシステム
ストーリーで重要な「時間」は、ゲームシステムにおいても大きな意味を持っている。たとえば、主人公が持つ特殊能力「インビジブル77」は、戦闘開始から77秒間、ダメージを一切受けない無敵状態にするとういうもの。この77秒間攻撃し続けて敵を殲滅するか、無敵が切れたときのために戦況を整えるかなどを考える必要がある。
また、本作の戦闘システムの特徴として、「戦闘モード」がある。これはスワイプするだけで「ACCEL」、「CHARGE」、「SHIELD」の3つの作戦を瞬時に切り替えることができるというもの。それぞれ「ACCEL」は倍速となって素早く攻撃ができ、「CHARGE」は後述のバレットタイムに必要なゲージを上昇させる。「SHIELD」は敵からの攻撃に耐える作戦だ。
バレットゲージがたまると使用できる「BULLET TIME」はチーム全員で超高速攻撃を繰り出す最強モード。これを使用することで戦闘を一気に終わらせることが可能だ。
77秒間の無敵時間中にいかに戦略を立て、無敵が切れたときにどう対応し、いつ「BULLET TIME」を打つかが重要になってくる。体験できた序盤の敵こそ簡単に倒すことができたが、中、後半ともなればそうはいかないだろう。本作のバトルはシンプルな操作でスピーディながら、戦略が求められるシステムなのだ。
なお、本作はクエストをクリアして物語を進行させていくのだが、1つのクエストは複数のマップで構成されている。強敵をスルーしてボスまで飛ばすこともできるし、あえて強敵と戦ってドロップを狙うこともできる。ただし、77秒のカウントはボス戦まで引き継がれるので注意が必要だ。
協力システムとして皆でパーティーを持ち寄って戦うレイドボスも存在する。こちらでは戦闘に戦闘に参加しなくても「エールシステム」で応援を送ることにより参加者のステータス上昇といったバフを付与することが可能なのが特徴だ。
配信日は3月15日に決定
今回の体験会では配信日も発表。スマートフォン版は3月15日に配信されることが決定した。また、1週間後の22日にはAndAppによるPC版の配信も予定されている。
さらに、現在募集が行なわれている事前登録者数が100万人を突破したことも併せて発表され、配信開始後の特典として★5キャラクター「出雲阿国」が配布される。また、3月10日には公式生番組「バース7 放送局 リリース直前スペシャル配信」も予定されており、新情報や攻略情報を提供する予定とのことだ。
総評として、本作は斬新なストーリーの設定を戦闘システムにきれいに落とし込んでいるゲームだ。さらにそのストーリーをゲーム内でライトノベルの形式で読めるという今までにないシステムもあり、スマホゲーマーかどうかを問わず多くの層が楽しむことができるだろう。今後も様々なメディアミックスが期待できることから、スマートフォンの枠を超えて様々なメディアで「23/7」を楽しむことができそうだ。