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ゲームのプロライセンス発行第1号大会に! 「闘会議2018」の詳細が明らかに

昨年よりe-Sports化に拍車をかけたイベントに

2月10日~11日 開催予定

会場:幕張メッセ国際展示場 1~8ホール

入場料:
【一般入場券】
1,500円(前売り)
2,000円(当日)
2,500円(2日通し券)
【優先入場券】
1,600円(1日券)
2,700円(2日通し券)

 ドワンゴは、2018年2月10日~11日に2日間、ゲームファンとゲーム大会の祭典「JAEPO×闘会議2018」を幕張メッセ国際展示場1~8ホールにて開催する。一般入場券は、前売券が1,500円、当日券が2,000円、2日通し券が2,500円。優先入場券は、1日券が1,600円で2日通し券が2,700円。

 今回で4回目を迎える闘会議2018だが、今年も幕張メッセ国際展示場 1~8ホールを使用し、昨年同様「JAEPO」と合同開催という形となる。特別パートナーは任天堂で、パートナー企業にはXFLAGスタジオ、バンダイナムコエンターテインメント、「23/7トゥエンティ スリー セブン」、ポノス、「戦闘摂理解析システム #コンパス」、ユービーアイソフト、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、スクウェア・エニックス、カプコン、KONAMI、モンスターエナジージャパン、「G-SQUARE」となっている。さらに特別出展としてプレイステーション、特別協力としてDMM GAMESが名を連ねる。

総合司会を担当した夏野 剛氏
中野 真氏と奥井晶久氏が掛け合いでトークしながら詳細を説明
メインビジュアルはコロッセオを強調。より戦いの場であるイメージをアピールしている
特別パートナーは今年も任天堂。関連イベントや大会も数多く予定されている
入場料なども発表された。前回までは未就学児童は無料だったが、今年は小学生以下は無料となっており、お父さんお母さんにとっては、お財布に優しいイベントとなっている
「スプラトゥーン2」でも初めての大きな大会となる。全国を股に掛けて予選が開催され、決勝が「闘会議2018」で開催される
PONOSステージでは新作の発表が予定されている
「#コンパス」では大規模なイベントを予定
「#コンパス」では「野良バトルグランプリ」の開催を発表。詳細は17日に開催される同タイトルのイベントで発表となる
e-Sports関連の話題について、その中心にいる識者が登壇して解説。左からDetonatioN Gameing CEOの梅崎伸行氏、ブンブン丸氏、「鉄拳」シリーズのプロプレーヤーであるノビ選手

 なんと言っても大きいのが、e-Sports関連の話題だ。

 2018年年明け早々に、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)、一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)、一般社団法人日本eスポーツ協会(JeSPA)、一般社団法人e-sports促進機構、及び一般社団法人日本eスポーツ連盟(JeSF)の5団体がe-Sports関連の新団体を発足させる。e-Sports関連の案件については、この新団体がとりまとめを行なうこととなった。

 これはオリンピックなどの国際大会に参画することも含めての団体標準化の1つとなる。他のスポーツ競技でも、団体が複数に分断化されていると指導が入り、国際大会などに出場できないことがある(バスケットボールでも同様の問題があった)。e-Sportsではゲーム関連団体が早期に手を組み一本化することで、国際的に戦える素地を作ろうということだ。また新団体の元、賞金制の大会などに出場する1つの指標となると考えられる「プロライセンス」の発行を行なう。

 そして、この新団体が「闘会議2018」の主催に加わることとなった。これらのことにより、プロライセンス発行の最初の大会が「闘会議2018」で実施されることとなった。

 発表会には、DetonatioN Gameing CEOの梅崎伸行氏、「鉄拳」シリーズのプロプレーヤーであるノビ選手、そして様々な活躍をみせるブンブン丸氏が登壇。ノビ選手は「選手側からすれば、やっと賞金の出る大会が開催されることが決定し、プロを目指す人が増えると思う」とこの状況を歓迎。また、梅崎氏も「法律上賞金を出せる大会が開催できるということで、メーカーが大会を開くことができる。それは選手達のモチベーションになるので、良いことだと思う」とコメント。

 ブンブン丸氏は、プロライセンスについて、ライセンス所持と大会への参加の可否、これまでのプロ選手の立ち位置、海外選手の大会における参加枠とライセンス所持者の関係など、不安要素を挙げながらも「盛り上がりのきっかけになればいいし、知ってもらえるきっかけになればいい」と前向きに捕らえている。

 何より今回の件は業界が統一化されたことで、ゲームプレーヤーのプロ化に向けて明確にされると同時に1本化される希望が持てたことが大きいだろう。また、こういった指標ができたことで、よりテクニックの向上や、ゲームプレイを見るという周辺産業のより一層の活性化も期待できる。

 今回発表されたプロライセンス発行予定タイトルは、「ウイニングイレブン 2018」、「ストリートファイターV アーケードエディション」、「鉄拳7」、「パズル&ドラゴンズ」、「モンスターストライク」の5タイトル。梅崎氏は「PC系のゲームもライセンス発行タイトルに上がって欲しい。PC関連はゲーミングPCや周辺パーツなどスポンサーメーカーも多く、プロチームのスポンサーにもなっていただいている」と語る。ブンブン丸氏も「『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』や『リーグ・オブ・レジェンド』など盛り上がっている」と同調した。

 プロ選手として当事者となるノビ選手は「ありがたすぎる話。これまでは勝っても、もらえるのは名誉など。勝ってお金がもらえるのは進歩。選手の目標やモチベーションの1つになるし、これからもゲームを目指してもらえれば」とコメントした。

 また、すでに発表されているが、一般社団法人デジタルメディア協会(AMD)より、「闘会議2018」に1,000万円の賞金協賛が決定している。

各団体から13日に出されたe-Sports関連のリリース。e-Sportsに関して大きく前進することとなる
団体が統合され、1つに統一される
業界の大手団体CESAとJOGAがバックアップするという
e-Sportsの新規団体が発足すると、様々な問題点が解決し、一気に好転する可能性もある
「闘会議2018」には海外のe-Sports団体も視察で訪れるという
プロライセンス発行予定タイトル
一般社団法人デジタルメディア協会(AMD)より、「闘会議2018」に1,000万円の賞金協賛が決定している

 賞金制のゲーム大会だけでなく、「闘会議2018」では数多くの大会が開催される。大きな所では、DMM GAMESが「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS 公式大会」を開催することが決まっている。日本最強のチームを決するこの大会で、ドン勝を目指したいところだろう。

 イベントとしては、これ以外にも昨年も設置された「レトロゲームエリア」や「アナログゲームエリア」、「自作・インディーゲームエリア」、毎度おなじみ「まるなげひろば」も用意される。

 そして何より「ゲーム音楽ステージ」では伝説のライブが復活する。「スプラトゥーン2」のアイドルユニット・テンタクルズが出演する「ハイカライブ」の開催が決定。発表会場でも大きな完成が巻き起こった。このライブにはゲストも登場するということで、期待は高まるばかりだろう。このステージについては「前回のライブでは予想外の来場者が訪れたことを反省して、色々と対策を考えているので安心して幕張に遊びに来て欲しい」と説明があった。

 今後、各種大会の予選などが予定されており、順次ニコニコ生放送などで中継が行なわれるほか、順次より詳細な内容が発表されていく。イベントに向け、注目していきたいところだ。

DMM GAMESが「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS 公式大会」を開催する
「スプラトゥーン2」のアイドルユニット・テンタクルズが出演する「ハイカライブ」の開催が決定!
各種ユーザー参加型企画も昨年同様開催される