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【WF2018冬】ワンフェスの真の主役! 一般ディラーレポート。独特の世界観、キャラへのこだわり……「自分の想い」を形にする人達
2018年2月19日 19:39
今回もまた企業ブースだけでなく、一般ディーラーの作品の一部を写真で紹介していきたい。
「ワンダーフェスティバル」は“世界最大のガレージキットの祭典”である。ワンダーフェスティバルは少数生産を目的としたキットの生産者が集まって一般販売を行なう場として生まれ、その後様々な造型/模型生産者が集い、大きな規模のイベントとなった。企業ブースでの新商品発表は注目される要素であるが、主役は自分達の手で作り上げた作品を販売する一般ディーラー達なのである。
作品1つ1つに注目していくと、その熱量、想い入れの強さはやはりグッとくるものがある。ロボットやキャラクターへの想い入れ、制作者ならではの解釈、テーマを決めた作り込み……全身を扱ったものだけでなく、頭や手足の一部分のフィギュアで、細部までとことんこだわっているものなど、制作者達のセンスと、選んだ方向性は本当に面白い。
筆者に想いを語ってくれたディーラーは、ある「R-TYPE」シリーズの機体を自分の解釈でガレージキットとして制作していた。彼の原点はシリーズ初期の「ドット絵」にある。その後ゲームシリーズが発展していく中でデザイナーによる設定画が発表されたが、それは彼が持っている機体イメージとは違うものだったという。
「ドット絵から広がるイメージとしてはデザイナーの方向性もあるとは思うが、自分の解釈としては、こちらの方向だと思う」。その想いが彼の作品を生み出している。出展されていた機体は、シャープでエッジの効いたデザインで、非常にカッコイイ。そして「あなたの解釈は、とても共感できるよ!」というユーザーが彼の作品を買うのである。
キャラクターフィギュアだけでなく、既存のキットの改造パーツ、自分がデザインしたアクセサリーや小物、さらにはドールの衣装、手足の部品などを販売している人もいる。武器のレプリカや、コスプレ用の小道具などとても多彩で、見ているだけで本当に楽しい。こういった作品を販売している人は、昨今ではTwitterなどで自分の作品を販売している人も多い。興味を持った人はネットなどで情報を集め、次のワンフェスでは購入してみてはいかがだろうか?