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【WF2018冬】けもフレ、ゼルダ、艦これにキズナアイ……多彩なモチーフのキャラクターフィギュアレポート。
2018年2月18日 22:12
「ワンダーフェスティバル2018[冬]」企業ブースでの出展はやはり美少女フィギュアを中心としたキャラクターものが中心だ。特にグッドスマイルカンパニーブースは関連企業のアイテムがずらりと並び、とても見応えがある。
今回の全体的な特徴としては、「艦これ」や「ガールズ&パンツァー」の商品の数が少し減り、多彩なモチーフのキャラクターが増えていると感じた。ゲーム、アニメ、オリジナルキャラクターなど様々なモチーフのフィギュアが見られた。
そしてその造形の進化だ。これまでも様々な印象的なフィギュアは多かったが、多くの布で複雑なシルエットを作りだしているもの、髪の毛の豊かな表現。凝ったポーズ、クリアパーツを使ったり、塗装を工夫したり、込められた様々なアイディアに驚かされる。グッスマの「宝石の国」のキャラクターをモチーフにしたフィギュアはその透明感と繊細さが美しく、見入ってしまった。また、ちょっと面白いと思ったのが、「抱き枕」用の絵柄をフィギュア化している商品があったこと。抱き枕も独特な文化だが、それを立体に活かすというのは面白い発想だ。
様々なメーカーが出展している中でボークスの「キャラグミン」シリーズは多色成型パーツによる組み立て式フィギュアによって低価格化を実現しているのだが、こちらも造型が非常に繊細になり進化を感じさせられた。
ボークスではさらに「FIORE(フィオーレ)」という美少女フィギュアにメカパーツを取り付けるという昨今の流行に乗る商品を展開している。これは元々ブロックフィギュアとしてシリアスなメカシリーズを展開していたリソースを活用したものだという。
ものすごい存在感を放っていたのがメガハウスの「ナルト疾風伝」のフィギュア「九喇嘛 (くらま)」だ。ナルトに封じられた尾獣の姿を立体化したものだが、隣の1/12サイズのナルトが小さく見える巨大なフィギュアで周りの人達の反応も大きかった。「でけえ」、「欲しい」、「でも高そう」という感じで、このボリュームからはかなりの高額商品になる上、置く場所もかなり取りそうだ。しかし、それでもこれがあると楽しそうだ、という魅力を確かに感じさせるフィギュアだった。
個人的に面白かったのが「バーチャルユーチューバー」のフィギュアである。昨今、CGモデルのキャラクターがユーチューバーとして活躍し、人気を集めているが、その1人目と言える「キズナ・アイ」がねんどろいどと、figma、さらにフィギュアになる。興味深いのが後発のバーチャルユーチューバーで、昨年の12月にデビューしたばかりの「輝夜月(カグヤルナ)」までがねんどろいどになるという。キャラクター人気と“流れ”なのだろうか。流行をすかさず捉えるグッドスマイルカンパニーはやはり感心させられる。
もちろんこれ以外にも、今回も本当にたくさんのフィギュアが展示されていた。その一部を掲載したい。