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ティーピーリンクジャパン、スマホに最強なゲーミングWi-Fiルータ「Archer C5400X」を発表
2.4GHz×1、5GHz×2のトライバンド仕様。4月上旬発売予定
2018年1月30日 18:56
- 4月上旬 発売予定
- 想定価格:5万円前後
ティーピーリンクジャパンは1月30日に都内の会場で発表会を開催し、ゲーミングに特化した無線LANルータ「Archer C5400X」(以下、C5400X)を4月上旬より発売すると発表した。想定販売価格は5万円前後。
「C5400X」は、PCに使用されるような1.8GHz駆動の64ビットクアッドコアプロセッサーとコプロセッサーを3基、1GBのRAMを搭載。3つのコプロセッサーがWi-Fiの需要バランスを取るほか、メインのプロセッサーはすべてのサービスやスレッド、アプリケーションを実行する。このため大きな負担のかかる機能をバックグラウンドで動かしながら、オンラインゲームをプレイしても、ラグが起きることがないのだという。
また無線LANの機能としては、2つの5GHz帯のバンド(各2,167Mbps)と、1つの2.4GHz帯(1,000Mbps)のトライバンド構成となっており、1つの5GHz帯をゲームに割り当て、もう1つの5GHz帯を通常使用することも可能で、通信速度を落とすことなくゲームが楽しめるようになっている。
このほか無線系の機能としては、レンジブースト機能とビームフォーミング機能を搭載。端末の送受信強度をレンジブースト機能で高めながら、ビームフォーミング機能により、端末の位置を検出しつつ通信することが可能だ。スマートフォンでゲームをしている場合にうれしい機能であるとも言える。
なお内部には16GBのストレージが用意されており、ちょっとしたファイルのやり取りをすることが可能。もっと大容量のデータを使いたいときは、側面に用意されているUSB3.0ポートにドライブを接続すれば使うことができる。
これ以外の機能としては、新旧のデバイスが混在している中でも、平等に通信を行なうようにバランスを調整し、ネットワークの通信速度を制限することなく、Wi-Fiパフォーマンスを向上させる「エアタイム フェアネス」、VPNを利用する際にこれまでのルータと比較して最大5倍の接続速度を実現する「VPNアクセラレーション」といった機能も搭載されている。
なお「C5400X」の設定はBluetoothを通じて簡単に行なうことができるようになっており、SSIDとパスワードを探すことなく接続が可能。トレンドマイクロの技術を用いたセキュリティツール「HomeCare」も搭載されているので、サイバー攻撃への対策も十分とられている。
DetonatioN Gamingへのスポンサードも発表に
また会場では、プロゲームチームの「DetonatioN Gaming」とスポンサー契約を結んだことも発表された。あいさつに立った同チームのCEOである梅崎伸幸氏は、ティーピーリンクジャパンとのスポンサー契約が16社目であることを紹介しながら、回線のスポンサーやプロバイダ、ゲーミングPCメーカーなどのゲーム関連以外としてルータメーカーのスポンサードは初めてと語った。
梅崎氏は「世界でNo.1をとることを目指しているが、安定した練習環境を得られるのは重要なこと。今回のルータにより世界で勝てるよう、ティーピーリンクジャパンと一緒に戦っていきたい」と抱負を述べた。
このほか同チームのプロゲーマーであるDustelBox選手とtatuki217選手とのトークセッションも行なわれた。「C5400X」のデザインについての感想を求められてDustelBox選手は「ゲーマーらしいデザインで、PCの横に置いてあったりすると気合が入りますね。いかついデザインがかっこいい」。tatuki217選手は「(アンテナが)大きくて8本くらい生えているのは、普通のルータにはないなと思った。赤と黒の色合いがかっこよくていいと思った」と語る。
スマホゲーム「Vainglory」をプレイしているというtatuki217選手は「スマホなので無線が基本。普通のWi-Fiルータだと一瞬のラグで試合に負けたこともある。しかし『C5400X』を使ったときはラグがなく、いい試合ができて快適だった」と振り返った。また、スマホでゲームの配信をしているときもあるそうで、その時もラグを気にせず配信ができたとアピールした。
世界大会での優勝が目標と語る両選手。「非常にいい製品なので使ってみてください」と最後にコメントした。