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【特別企画】映画を超えるスケールの宇宙大戦! 「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2」
協力プレイ、やりこみプレイも楽しい、これぞレゴゲームの到達点!
2018年1月30日 13:00
映画「アベンジャーズ」シリーズの魅力は“ヒーロー達の共演”にある。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー……彼らはそれぞれ独立した作品の主人公だが、彼らが力を合わせて戦う姿は興奮させられる。
2月1日に発売される「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」は映画を超えるクロスオーバーを実現、映画でおなじみのヒーローに留まらず、まだ映像化されていない、コミックスではおなじみの、シーハルクやキャプテン・マーベル、Ms.マーベルなど多彩なヒーローが大集合し、オリジナルストーリーを繰り広げる。様々な次元、世界が融合した「クロノポリス」が舞台となる。
発売が迫っている今、本稿ではヒーロー、ヴィラン(悪役)てんこ盛りの本作の魅力をまとめてお伝えしたい。ヒーローやヴィランなど本作の特徴だけでなく、友達や親子でプレイして楽しい「レゴゲーム」の特徴も紹介していきたい。
ヒーロー、ヴィランてんこ盛り! 敵となるのは征服者カーン
「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」は200人ものヒーローが登場する。一気に200人登場するわけではなく、「スパイダーマンチーム」と「キャプテン・アメリカチーム」が同時に違う場所で作戦を行なう、という感じで数人のヒーローでプレイを進めていくこととなる。ステージは多彩でミッションは様々、さらにサブミッションもたっぷりと言うことで、思う存分ヒーローを使って遊べるのだ。
ヒーロー達はとても多彩で、改めてマーベルコミックスの歴史を感じさせる。Ms.マーベルやシーハルクなど日本では余りメジャーではないキャラクターも多いが、本作をきっかけにヒーローに興味を持つのも楽しい。「現在のMs.マーベルであるカマラ・カーンは、自分でヒーロー同人誌を作っちゃうほどのヒーローオタク」なんて情報は、調べてみないとわからなかったが、ちゃんとゲーム内でも他のヒーローと会って感激しているのだ。
各キャラクターはヒーロー選択画面のカードでバックストーリーに加えて、初出のコミック情報まで掲載されており、興味を持ったヒーローをより詳しく調べる手がかりとなる。本作をきっかけによりディープなマーベルコミックスの世界に旅してはいかがだろうか?
本作は人気ヒーローを積極的に集めている。「スパイダー・グウェン」という女性スパイダーマンは、ピーターの恋人で正当な“歴史”では死亡してしまったグウェン・ステーシーがピーターの代わりに蜘蛛に噛まれてしまったら? という別な世界(平行世界)のヒロインなのだ。白いフードをかぶったスパイダー・グウェンはキュートで、昨今ではフィギュアなども人気だ。こういった最新ヒーローも本作では合流している。
スパイダーマンはクモの糸で摩天楼を飛ぶし、ソーは電撃をぶちかます、ドクター・ストレンジは映画でおなじみの魔法を使う。他にもユニークなヒーローが次々と出てくるのでプレーヤーはすぐにマーベルワールドに引き込まれてしまうだろう。本作はマーベルヒーロー達の“入門書”としてバッチリなのである。気になったヒーローを調べると、ヒーロー達の特性をうまくゲームに落とし込んであって、スタッフのこだわりにうならされてしまうはずだ。
もちろん「そんなにアメコミ詳しくないし……」という人も全然問題ない。レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」では冒頭のステージでいきなり巨大なロボットのような敵「エソン・ザ・サーチャー」が出てきてプレーヤーの度肝を抜く。その大きさはアメコミとゲームのスケールの大きさを実感させられるし、その素性が気になる。「こいつなんなの?」という疑問を抱きながら必死で戦う羽目になる。まずキャラクターの細かい素性よりもそのインパクトに圧倒されてしまう。興味がわいたら調べれば良いのである。
そして敵である「征服者カーン」もこのヒーローが集うテーマにぴったりのスーパーヴィランだ。彼はタイムトラベラーであり、様々な時代を巡ってヒーロー達と敵対してきた。今回、彼は様々な時空が繋がった世界「クロノポリス」を作り出し世界征服を狙う。ソーの世界アスガルドや、ブラックパンサーの国ワカンダ、西部劇でおなじみのアメリカ、さらにはヒドラに支配されたマンハッタンなどパラレルワールドまで繋がった世界になる。立ちはだかるのはカーンにより集められたヴィラン達。ヒーロー達はこの強大な敵にどう立ち向かうのだろうか?
協力要素たっぷり! 4人対戦の「バトルアリーナ」も!
ヒーローや世界観へのこだわりだけでなく、「レゴゲーム」の楽しさも改めて語っておきたい。TT Gamesが開発するレゴゲームは今やワーナーゲームズの顔と言っても過言ではないブランドへと成長した。それは多くのユーザーがとくにファミリー層がレゴゲームの新作を待ち望んでいるからだ。
レゴゲームは驚くべき事に「ゲームオーバー」の概念がない。ヒーローに体力ゲージが設定されているのに、それをなくしても復活できるのだ。プレーヤーは何度やられても謎を解き、ストーリーを前に進めることに集中できるのだ。そして「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」は常に2人プレイが可能だ。2人で協力するのも良いし、まだゲームのルールがわからない小さな子もヒーローを使って大暴れできる。
小さな子だってヒーローは大好き。画面中に現われる敵のザコ達を適当なレバー操作とボタン押しでドンドン蹴散らせる。レゴゲームはオブジェクトもガンガン壊せるので実に暴れがいがある。お父さんやお兄ちゃんが遊んでいるゲームを、小さな子だって一緒に遊びたい。はしゃぎながら大暴れしていく子供のプレイを見守りながら、ゲームクリアを目指せる。レゴゲームがファミリーゲームとして人気の理由はここにある。
しかも本作はそういった低年齢層向け要素に留まらない。協力プレイをすることで面白さが大きく広がるのだ。例えば片方のヒーローが敵を倒している隙にもう1人が準備する。戦闘機での空中戦で1人がパイロット、もう1人がガンナーを担当するなど協力できる場面が用意されている。もちろん1人でもプレイできるが、協力するとさらに楽しい仕掛けが盛り込まれている。ゲームがわかる年齢のプレーヤーなら密接に協力できる。そして本作は謎解き中心のアクションゲームである。あーでもない、こーでもないと相談しながら進めていくのがとても面白い。
さらに「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」は、“接客用”としても楽しい。そして、コアなゲームプレーヤーでも楽しめる要素が「バトルアリーナ」である。ここではアンロックしたヒーローで最大4人の対戦ができる。ボタンを連打するハチャメチャ対戦から、ガチな戦いも可能だ。しかも本作にはこれまで同様、ヒーローのパーツを組み替えられる「キャラカスタマイザー」もある。
このカスタマイザーでは、体のパーツという外見だけでなく、飛行能力や、攻撃など様々な能力も編集可能。自分だけの最強ヒーローを作り、対戦するというのは、これまでのレゴゲームを1段進めた要素だと言えるだろう。
もちろん人と楽しんでも楽しいが、1人でどこまでも楽しめるのがレゴゲームだ。本作はストーリーを進めなくても自由にクロノポリスを移動できる。ソーヤアイアンマンなど空を飛べるヒーローだけでなく、飛べないヒーローも乗り物を呼び出してすいすいとどこでも行ける。
フィールドには隠し要素や、サブミッションが用意されていて、これらを解き明かすことで報酬が得られる。新しいヒーローが使える様にになったりもするのである。しかも「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」はメインストーリーのボリュームもかなりのものだ。多彩なヒーローを操りたっぷり楽しめる、プレイバリューの高さは本作のセールスポイントである。
ヒーローを知らなくても、親子や兄弟でも楽しめる「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」。もちろんマーベルヒーローを知っていれば楽しさはものすごく広がるし、じっくり1人でやりこみたいプレーヤーも大いに満足させるボリュームを持っている。
筆者はこれまでもレゴゲームをプレイしているが、ゲームシステム、演出はこれまで以上に進化していることが感じられた。とくに協力プレイに関しては大きな進化と感じた。今回に関してはNintendo Switch版も発売されることが大きいかもしれない。2人でプレイすることで本作の楽しさはさらに広がるだろう。
弊誌では各ヒーローの面白さや、お気に入りのステージなど、よりディテールにフォーカスしたレビューも掲載予定だ。発売直前の「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」。ワーナーとTT Gamesが積み重ねたレゴゲームの面白さがどれだけのものか、ぜひ本作に触れてみて欲しい。
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