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【特別企画】映画を超えるスケールの宇宙大戦! 「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2」

協力プレイ、やりこみプレイも楽しい、これぞレゴゲームの到達点!

2月1日 発売予定

価格:
5,700円(税別、パッケージ版)
5,200円(税別、ダウンロード版)

 映画「アベンジャーズ」シリーズの魅力は“ヒーロー達の共演”にある。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー……彼らはそれぞれ独立した作品の主人公だが、彼らが力を合わせて戦う姿は興奮させられる。

 2月1日に発売される「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」は映画を超えるクロスオーバーを実現、映画でおなじみのヒーローに留まらず、まだ映像化されていない、コミックスではおなじみの、シーハルクやキャプテン・マーベル、Ms.マーベルなど多彩なヒーローが大集合し、オリジナルストーリーを繰り広げる。様々な次元、世界が融合した「クロノポリス」が舞台となる。

 発売が迫っている今、本稿ではヒーロー、ヴィラン(悪役)てんこ盛りの本作の魅力をまとめてお伝えしたい。ヒーローやヴィランなど本作の特徴だけでなく、友達や親子でプレイして楽しい「レゴゲーム」の特徴も紹介していきたい。

【「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」宇宙犬コスモ トレーラー】

ヒーロー、ヴィランてんこ盛り! 敵となるのは征服者カーン

 「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」は200人ものヒーローが登場する。一気に200人登場するわけではなく、「スパイダーマンチーム」と「キャプテン・アメリカチーム」が同時に違う場所で作戦を行なう、という感じで数人のヒーローでプレイを進めていくこととなる。ステージは多彩でミッションは様々、さらにサブミッションもたっぷりと言うことで、思う存分ヒーローを使って遊べるのだ。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のヒーローも集結
200人以上のヒーローで遊べる

 ヒーロー達はとても多彩で、改めてマーベルコミックスの歴史を感じさせる。Ms.マーベルやシーハルクなど日本では余りメジャーではないキャラクターも多いが、本作をきっかけにヒーローに興味を持つのも楽しい。「現在のMs.マーベルであるカマラ・カーンは、自分でヒーロー同人誌を作っちゃうほどのヒーローオタク」なんて情報は、調べてみないとわからなかったが、ちゃんとゲーム内でも他のヒーローと会って感激しているのだ。
 各キャラクターはヒーロー選択画面のカードでバックストーリーに加えて、初出のコミック情報まで掲載されており、興味を持ったヒーローをより詳しく調べる手がかりとなる。本作をきっかけによりディープなマーベルコミックスの世界に旅してはいかがだろうか?

 本作は人気ヒーローを積極的に集めている。「スパイダー・グウェン」という女性スパイダーマンは、ピーターの恋人で正当な“歴史”では死亡してしまったグウェン・ステーシーがピーターの代わりに蜘蛛に噛まれてしまったら? という別な世界(平行世界)のヒロインなのだ。白いフードをかぶったスパイダー・グウェンはキュートで、昨今ではフィギュアなども人気だ。こういった最新ヒーローも本作では合流している。

 スパイダーマンはクモの糸で摩天楼を飛ぶし、ソーは電撃をぶちかます、ドクター・ストレンジは映画でおなじみの魔法を使う。他にもユニークなヒーローが次々と出てくるのでプレーヤーはすぐにマーベルワールドに引き込まれてしまうだろう。本作はマーベルヒーロー達の“入門書”としてバッチリなのである。気になったヒーローを調べると、ヒーロー達の特性をうまくゲームに落とし込んであって、スタッフのこだわりにうならされてしまうはずだ。

 もちろん「そんなにアメコミ詳しくないし……」という人も全然問題ない。レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」では冒頭のステージでいきなり巨大なロボットのような敵「エソン・ザ・サーチャー」が出てきてプレーヤーの度肝を抜く。その大きさはアメコミとゲームのスケールの大きさを実感させられるし、その素性が気になる。「こいつなんなの?」という疑問を抱きながら必死で戦う羽目になる。まずキャラクターの細かい素性よりもそのインパクトに圧倒されてしまう。興味がわいたら調べれば良いのである。

Ms.マーベル、ホワイト・タイガー、スパイダーマン。ヒーローに興味が惹かれる
「エソン・ザ・サーチャー」は宇宙の神々セレスティアルズの1人だ

 そして敵である「征服者カーン」もこのヒーローが集うテーマにぴったりのスーパーヴィランだ。彼はタイムトラベラーであり、様々な時代を巡ってヒーロー達と敵対してきた。今回、彼は様々な時空が繋がった世界「クロノポリス」を作り出し世界征服を狙う。ソーの世界アスガルドや、ブラックパンサーの国ワカンダ、西部劇でおなじみのアメリカ、さらにはヒドラに支配されたマンハッタンなどパラレルワールドまで繋がった世界になる。立ちはだかるのはカーンにより集められたヴィラン達。ヒーロー達はこの強大な敵にどう立ち向かうのだろうか?

【スクリーンショット】
アイアンマンは機械の修理が得意
キャプテン・アメリカは盾でビームを跳ね返す
ソーは電撃を放射する
Ms.マーベルは手足を巨大化して怪力を振るう
別世界の存在、スパイダーマンとスパイダー・グウェンが出会う
ドクター・ストレンジは魔法陣を使う
西部や中世、ワカンダやアスガルドなどクロノポリスは様々な時空が繋がった世界だ
上空から見ると、パッチワークのように様々な世界が繋がっているのが見える
フィールドやミッションステージでは色々なところに原作者であるスタン・リーが囚われている。彼を助けるのも重要なサブミッションだ

協力要素たっぷり! 4人対戦の「バトルアリーナ」も!

 ヒーローや世界観へのこだわりだけでなく、「レゴゲーム」の楽しさも改めて語っておきたい。TT Gamesが開発するレゴゲームは今やワーナーゲームズの顔と言っても過言ではないブランドへと成長した。それは多くのユーザーがとくにファミリー層がレゴゲームの新作を待ち望んでいるからだ。

 レゴゲームは驚くべき事に「ゲームオーバー」の概念がない。ヒーローに体力ゲージが設定されているのに、それをなくしても復活できるのだ。プレーヤーは何度やられても謎を解き、ストーリーを前に進めることに集中できるのだ。そして「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」は常に2人プレイが可能だ。2人で協力するのも良いし、まだゲームのルールがわからない小さな子もヒーローを使って大暴れできる。

ヒーローが動けなくなった! もう1人で救出だ
空中戦シーンでは片方がパイロット、もう片方が砲撃手を務めることができる

 小さな子だってヒーローは大好き。画面中に現われる敵のザコ達を適当なレバー操作とボタン押しでドンドン蹴散らせる。レゴゲームはオブジェクトもガンガン壊せるので実に暴れがいがある。お父さんやお兄ちゃんが遊んでいるゲームを、小さな子だって一緒に遊びたい。はしゃぎながら大暴れしていく子供のプレイを見守りながら、ゲームクリアを目指せる。レゴゲームがファミリーゲームとして人気の理由はここにある。

 しかも本作はそういった低年齢層向け要素に留まらない。協力プレイをすることで面白さが大きく広がるのだ。例えば片方のヒーローが敵を倒している隙にもう1人が準備する。戦闘機での空中戦で1人がパイロット、もう1人がガンナーを担当するなど協力できる場面が用意されている。もちろん1人でもプレイできるが、協力するとさらに楽しい仕掛けが盛り込まれている。ゲームがわかる年齢のプレーヤーなら密接に協力できる。そして本作は謎解き中心のアクションゲームである。あーでもない、こーでもないと相談しながら進めていくのがとても面白い。

4人で戦う「バトルアリーナ」

 さらに「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」は、“接客用”としても楽しい。そして、コアなゲームプレーヤーでも楽しめる要素が「バトルアリーナ」である。ここではアンロックしたヒーローで最大4人の対戦ができる。ボタンを連打するハチャメチャ対戦から、ガチな戦いも可能だ。しかも本作にはこれまで同様、ヒーローのパーツを組み替えられる「キャラカスタマイザー」もある。

 このカスタマイザーでは、体のパーツという外見だけでなく、飛行能力や、攻撃など様々な能力も編集可能。自分だけの最強ヒーローを作り、対戦するというのは、これまでのレゴゲームを1段進めた要素だと言えるだろう。

キャラカスタマイザーでは、外見だけでなく能力も選べる

 もちろん人と楽しんでも楽しいが、1人でどこまでも楽しめるのがレゴゲームだ。本作はストーリーを進めなくても自由にクロノポリスを移動できる。ソーヤアイアンマンなど空を飛べるヒーローだけでなく、飛べないヒーローも乗り物を呼び出してすいすいとどこでも行ける。

 フィールドには隠し要素や、サブミッションが用意されていて、これらを解き明かすことで報酬が得られる。新しいヒーローが使える様にになったりもするのである。しかも「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」はメインストーリーのボリュームもかなりのものだ。多彩なヒーローを操りたっぷり楽しめる、プレイバリューの高さは本作のセールスポイントである。

 ヒーローを知らなくても、親子や兄弟でも楽しめる「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」。もちろんマーベルヒーローを知っていれば楽しさはものすごく広がるし、じっくり1人でやりこみたいプレーヤーも大いに満足させるボリュームを持っている。

 筆者はこれまでもレゴゲームをプレイしているが、ゲームシステム、演出はこれまで以上に進化していることが感じられた。とくに協力プレイに関しては大きな進化と感じた。今回に関してはNintendo Switch版も発売されることが大きいかもしれない。2人でプレイすることで本作の楽しさはさらに広がるだろう。

 弊誌では各ヒーローの面白さや、お気に入りのステージなど、よりディテールにフォーカスしたレビューも掲載予定だ。発売直前の「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム」。ワーナーとTT Gamesが積み重ねたレゴゲームの面白さがどれだけのものか、ぜひ本作に触れてみて欲しい。

【スクリーンショット】
本作のボリュームはセールスポイントの1つ。しかもオープンワールドでの探索まで盛り込まれているのだ
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