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「GT SPORT」ステージイベントにプロデューサー山内一典氏が登場!
台湾カップの決勝戦や子供だけのエキシビションマッチが開催
2018年1月28日 00:20
- 【Taipei Game Show 2018】
- 1月26日~29日開催
- 会場:台北國際世貿中心一館
Taipei Game Show 2018の会期2日目となる1月27日、SIETは「グランツーリスモSPORT(GT SPORT)」のステージイベントを実施し、「GT SPORT」プロデューサー山内一典氏が登壇し、「GT SPORT」超級同梱版の引き渡し式(参考記事)や、台湾独自の「GT SPORT」大会となる「台湾カップ」の決勝戦、子供だけのエキシビションマッチなど、様々なイベントを開催した。
2014年の「グランツーリスモ6」以来、4年ぶりの登壇となった山内一典氏。山内氏は「今年は日本発売から20周年の年です。この台湾でも昔からローカライズして正規版を展開してきた長い歴史があります。親子で『GT』を楽しんでいるということも珍しくなくなり、我々としても嬉しい限りです」と挨拶。10月のリリース以降継続しているアップデートについては今年も継続していく方針を語った。
メインイベントとなった台湾カップは、オンラインでのオンラインマルチプレイ機能を備えた「GT SPORT」において、あえてオフラインでの対戦にこだわった大会。発売直後の11月4日から12月に掛けて台湾4都市で予選を実施、その上位8名が本日の決勝トーナメントに参加した。予選大会は「GT SPORT」の体験会も兼ねており、専用のシート、ドライビングホイール、4Kモニターという極上の環境で体験することができた。おかげで「GT SPORT」は台湾で大ヒットを記録したという。
この日は、準決勝2試合と決勝1試合の合わせて3試合が実施され、台湾で著名な元レーシングドライバーの解説のもと、かなりハイレベルな戦いが繰り広げられた。「GT SPORT」はeスポーツ展開にこだわった作品になっており、凝りに凝ったカメラワークや、シームレスなリプレイ機能など、まるでTVで実際のレースを見ているような感覚で観戦が楽しめる。
決勝戦は、山内氏が見守る中で行なわれたが、生みの親臨席ということで緊張してしまったのか、走り込んだコースで痛恨のコースアウトが続出。一度もコースアウトしなかった楊選手の優勝となった。山内氏は、「圧倒的な差でしたね。冷静な走りをしていました。2位以降は若々しい争いで楽しかった」と笑顔で感想を述べた。
その後、事前に選ばれた4人の子供たちが登壇。子供達は代わる代わる山内氏と握手し、オフィシャルグッズが与えられ、山内氏と記念撮影を行なうなどVIP待遇でもてなした。ここが山内氏がゲームクリエイターとしての特異点で、山内氏は既存の「GT」ファンのみならず、若い世代、新しい世代の獲得に非常に熱心だ。「GT」シリーズによって、世界中で空前のレースゲームブームを生み出した山内一典氏だが、レースゲームの先細りを誰よりも感得しているようで、自ら盛り上げようとしている姿が印象的だった。
山内氏は最後に挨拶で、「本物のレースと同じぐらいシリアスな内容だということが判って貰えたと思います。毎週オンライン上でレースを行なっているので、ぜひ皆さんも練習して素敵なレースの世界に参加して下さい」と「GT SPORT」の世界に誘った。今年も引き続き熱いレースがオンライン上で繰り広げられることになりそうだ。