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「戦場のヴァルキュリア4」、登場人物とバトルシステムを公開
本シリーズならではの戦闘システム「BLiTZ(ブリッツ)」など紹介
2017年12月20日 11:40
- 2018年3月21日 発売予定(PS4版)
- 2018年 夏 発売予定(Nintendo Switch版)
- 価格:
- 7,990円(税別/PS4版)
- 12,990円(税別/PS4限定版)
- 未定(Nintendo Switch版)
- プレイ人数:1人
- CEROレーティング:C(15歳以上対象)
セガゲームスは、2018年に発売予定のプレイステーション 4/Nintendo Switch用アクティブ・シミュレーションRPG「戦場のヴァルキュリア4」の最新情報を公開した。
「戦場のヴァルキュリア」シリーズは、まるで手描きの水彩画のような暖かみのあるグラフィックスを実現した表現「CANVAS(キャンバス)」と、戦略とアクションが融合し、戦場を体感できるシステムである「BLiTZ(ブリッツ)」を基幹システムとして採用し、戦争という極限状態が織り成す様々な人間ドラマを描いたアクティブ・シミュレーションRPG。
2008年にプレイステーション 3用ソフトとして「戦場のヴァルキュリア」が発売され、今作はそのシリーズの最新作となる。今回は、本作を構成する世界観とそのストーリー、さらに登場人物とバトルシステムが公開された。
【「戦場のヴァルキュリア4」の世界・ストーリーの紹介】
本作の舞台となるのは、北半球に位置する最も大きな大陸の西部地域一帯を指す、架空のヨーロッパ大陸。その地は、全土統一を目指し、古代から多くの覇権争いが繰り広げられていた。
1800年代になると、ヨーロッパ大陸は皇帝が中心となり国を統治する連合国家「東ヨーロッパ帝国連合」と、王政を廃した共和国国家の連合体「大西洋連邦機構」、東西2つの大国によって分断されることになる。
やがて両陣営は鉱物資源「ラグナイト」をめぐって対立し、征暦1935年、世界情勢は緊迫の一途を辿り、帝国軍は不可侵条約を破り、連邦の同盟国内へ進撃を開始した。ヨーロッパ大陸全土を巻き込む史上最大規模の大戦、「第2次ヨーロッパ大戦」が勃発した。
同作では、連邦内でも強い発言権をもつエディンバラ連合王国軍から戦争に参加した主人公・クロードの視線を通して第2次ヨーロッパ大戦の様子が展開していく。
クロードは、連邦軍E小隊隊長として戦争に参加。緒戦に挑み、辛くも勝利する。しかし開戦から3カ月、帝国の圧倒的な物量を前に敗退を重ねた連邦軍は、苦しい情勢に置かれる。
戦いを終え、拠点へと帰投したクロードに、上官は大規模な作戦の発動を告げる。それは、連邦の劣勢を覆すべく帝国の首都を急襲する一大反攻作戦「ノーザンクロス作戦」であった。
登場人物紹介
これまでのシリーズと同様に、多彩で魅力的な登場人物が多数登場し、幼馴染である若者たちが、軍隊と戦争という非日常の中で紡いでいく青春の物語が展開していく。
物語では、守りたいもののために戦争の終結を目指して戦い続ける日々と、それを阻もうとする敵との戦いを通して、互いの絆と友情が描かれていく。
クロード・ウォレス
CV:金本涼輔
エディンバラ軍 第101師団 第1戦闘旅団 第32機甲レンジャー大隊E小隊 小隊長で戦車長。階級は、中尉。
真面目な熱血漢で、面倒見の良い隊長。エディンバラ陸軍士官学校を首席で卒業した才能の持ち主。
軍事的な知識は申し分なく、軍事技術とは別に、天候・気象に関して動物的な勘が働き、数分から数日後の天候変化をピタリと推察する「風のお告げ」が状況を打開することもしばしば。目的達成に強い意志を持っており、困難な任務に直面しても熱い意志で仲間を鼓舞する。
レイリィ・ミラー
CV:東山奈央
エディンバラ軍 第101師団 第1戦闘旅団 第32機甲レンジャー大隊 重火器支援中隊 擲弾兵。技術少尉。
自信家でプライドの高い理系の女性で、ラグナイト工学の天才。暗算計算や物理計算が得意で、砲兵としての弾道計算に才能を発揮する。
クロードとは幼馴染であるが、過去に何かあったようで現在は疎遠となっている。戦前はラグナイト工学の才能を買われて、ビンランド合衆国の大学に飛び級で進学していた。前向きで明るく、失敗を恐れずグイグイ物事を進めていく押しの強さがある。
ラズ
CV:中井和哉
エディンバラ軍 第101師団 第1戦闘旅団 第32機甲レンジャー大隊E小隊 分隊長の突撃兵。階級は軍曹。
攻撃的でケンカっぱやく、口調も乱暴。かつて大陸を荒廃させたとされ、今日も迫害を受けている民族「ダルクス人」であるため、姓を持たない。
自称「不死身のラズ様」とうそぶいている通り身体能力は非常に高く、筋力、敏捷性ともに兵士として非常に優秀。不器用な性格が災いして人に誤解されがちだが、非常に仲間思い。
戦車紹介
戦車は、「戦場のヴァルキュリア」シリーズに欠かせない要素。銃弾を通さない防御力で兵士たちの盾となり、絶大な攻撃力で敵を撃滅する鉾となって部隊の要となっていく。
戦闘システム「BLiTZ(ブリッツ)」(Battle of Live Tactical Zone systems)の紹介
「BLiTZ」は、シミュレーションの考える楽しさと、走り回って敵を撃つアクションの爽快さを融合させた、本シリーズならではの戦闘システム。
トップビューで示される状況から戦術を考え、どの味方を動かすか指定するコマンドモードと、指定されたユニットをダイレクトに操作し、敵を攻撃するアクションモードによって成り立っている。
コマンドモードとCP(コマンドポイント)について
味方のターンになると、まずコマンドモードになり、マップの全体状況と味方ユニットの位置がわかる。CPは1ユニットを動かすと、1消費する。CPが0になると、敵のターンに移行する。敵もCPを持っており、CPを使って行動をしていく。敵のターンが終わり、味方のターンに戻ると、定量のCPが回復していく。
アクションモードとAP(アクションポイント)について
コマンドモードでユニットを選択すると、そのユニットを動かす「アクションモード」へと移行していく。指定した以外の敵・味方ユニットは、基本的に停止している。
APは、そのユニットの行動力のこと。プレーヤーは、このAPのぶんだけキャラクターを移動させることができる。(移動するとAPのバーが減っていく)敵を発見したら、銃をかまえて攻撃することもできる。
プレーヤーは、マップ上の敵の正面に移動すると、自分のターンといえど、敵から猛烈な迎撃を受けることになる。さらに本作では、敵に見つかってしまうと、新兵種「擲弾兵(てきだんへい)」からの榴弾による迎撃も行なわれる。榴弾による迎撃では直接見えていない位置からも攻撃されるため、気をつけなくてはいけない。
ユニット(兵科)について
ユニットは、「戦車」と「歩兵」からなり、「歩兵」には6つの兵科が存在する。(偵察兵・突撃兵・対戦車兵・支援兵・狙撃兵・擲弾兵)
対戦車兵と擲弾兵を除く4種の歩兵(偵察兵・突撃兵・支援兵・狙撃兵)は、「戦車に弱く、対戦車兵に強い」、対戦車兵は「他の歩兵に弱く、戦車に強い」、戦車は「対戦車兵に弱く、他の歩兵に強い」という特徴がある。
擲弾兵(てきだんへい)は、今作から加わった新兵種で、メインキャラクターで、レイリィが擲弾兵となる。長い射程と高い弾道高度を持つ擲弾砲を武器とし、遠距離から遮蔽越しに相手を攻撃することができる。
また、味方が敵を発見していれば、その長い射程を活かして擲弾砲での迎撃を行なうことも可能。擲弾兵は、その射程とあいまって、対戦車兵を除く歩兵に絶大な威力を発揮するが、目の前の敵は攻撃できないため、接近されるとどの兵科にも弱いという特徴がある。
「CANVAS(キャンバス)」とは
「CANVAS」は、3Dならではのカメラワークを2D的に再現する、シリーズ独特の描画シェーダー。
アナログ的な手描き感を重視した表現で、紙に描いたような温かみのある質感がでるようにまとめられている。
また、画面の外側には余白が表現され、線から色がはみ出したり、遠くの背景になるほど物の形が曖昧になったりするなど、リアルタイム計算と作り込みにより、人間が手で描いた時の「歪み」や「粗さ」も表現されている。
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