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「アトリエ」シリーズ最新作「リディー&スールのアトリエ」が完成!
「アトリエ」シリーズ20周年アンバサダーキャラクターとして、岸田メル氏も登場
2017年12月15日 08:55
- 12月14日 開催
- 【リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~】
- 12月21日 発売予定
- 価格:
- 【PS4/Nintendo Switch版】
- 7,300円(税別/通常版・DL版)
- 10,300円(税別/プレミアムボックス)
- 25,600円(税別/アトリエ20周年ボックス)
- 【PS Vita版】
- 6,300円(税別/通常版・DL版)
- 9,300円(税別/プレミアムボックス)
- 24,600円(税別/アトリエ20周年ボックス)
- CEROレーティング:審査予定
- プレイ人数:1人
コーエーテクモゲームスは12月14日、「アトリエ」シリーズ最新作である「リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~」の完成発表会を開催した。
司会進行を務めたのは、本作で双子の主人公を演じる声優の長縄まりあさんと赤尾ひかるさん。2人の案内で最初に招かれたのは、ガストブランドのブランド長である鯉沼久史氏だ。「20周年を記念するタイトルである本作は、コーエーテクモゲームスの技術力とガストの持つノウハウを全力で注ぎ込んだ作品であり、“不思議”シリーズの集大成となります。ぜひ手にとって楽しんでください」と挨拶した。
今だから話せる、キャラクターデザインに関してのエピソードも飛び出す
次に登壇したのは、開発プロデューサーの菊地啓介氏と総合プロデューサーの細井順三氏、そして本作のキャラクターデザインを担当したイラストレータのゆーげん氏とNOCO氏。
まずは菊地プロデューサーにより、改めてゲームの特徴が説明された。今作では「ほっこりした日常と不思議な絵画の世界という非日常」、「コンビネーションバトルと戦闘中の調合システム」、「シリーズ最大となるアイテム生成」が柱となっており、かなり遊びごたえがあるとコメント。
続いて、ゆーげん氏とNOCO氏が、主人公の推しポイントを語った。ゆーげん氏は「『尖ったデザインにしたいね』と話していたこともあり、アシンメトリ(非対称)にしています。また、金太郎スタイル(笑)にしたほか、全体を通して飾りは無機物や鉱石などをデザインに取り入れました」と、NOCO氏は「王道っぽくしてほしいとの希望だったので、今までの『アトリエ』シリーズらしいシルエット感を目指して作りました」と、それぞれ述べてくれた。
また、2人共に「1人で双子キャラを描くと似たような感じになって埋没してしまいますが、2人のイラストレータがいたことでそれも回避できました」と、キャラクターデザインが2人いたことが成功した要因であることも強調していた。細井プロデューサーから「シリーズ一、イケている主人公?」と突っ込まれたときも、「当たり前じゃないですか(笑)」と2人で笑いながら答えていたのも印象的だった。
ここで、細井プロデューサーが今作の注目点を「日常へのコダワリ」、「シリーズキャラクターが多数登場する」という2つのトピックに分けて説明した。
「日常へのコダワリ」に関しては、「町並みだけでなく家の中や小物まで丁寧に作っているので、そういった部分で日常を感じつつ、絵画の中という非日常に入っていくというところを意識して制作しました」と解説。「プレイ感はどちらかというと『ソフィーのアトリエ』に近い」ともコメントしてくれた。また、「不思議」シリーズが本作で完結することから、「本作は、これまでの『不思議』シリーズのキャラクターたちも活躍するシナリオになっています」ということで、「不思議」シリーズを通してプレイしてきたユーザーにとっては嬉しいお知らせとなるだろう。
話が“好きなキャラクター”に移ると、NOCO氏が「新キャラで大好きなのが、リディーとスールの父親のロジェなんです」と語り、それに合わせてゲーム中のイベントシーンが上映された。これで彼のダメっぷりが白日の下にさらされると、NOCO氏は嬉しそうに「どうですかこのダメっぷり(笑)」とダメ押しし、会場の笑いを誘った。また、このような日常があるからこそ非日常である絵画というテーマが光ってくる、といった演出についても細井プロデューサーが解説をくわえた。
ゲーム内トピックの話が一段落したところで、この日初公開の情報として12月15日より、PS4版のみ「リディー&スールのアトリエ」体験版が配信開始されることが発表された。戦闘・調合レベルが10まででメインイベントが発生しないなどの制限があるものの、セーブデータの製品への引き継ぎも可能となっているので、気になる人はまずは体験版からプレイしてみると良いだろう。
体験版のお知らせでイベント前半は終了となり、ゆーげん氏は「キャラクターデザイナーとしてこの場にいますが、大勢の人が携わった3年間の集大成として完成しています。ぜひ楽しんでいただければと思います」と、NOCO氏が「我々の合作も良いところまで辿り着いたなと思います。イラストの部分も楽しみながらプレイしてください」と、それぞれコメントを残して降壇となった。
キャラクター人気が意外に高いのはパメラ!?
発表会後半は、「アトリエ」シリーズの宣伝役としてアトリエ20周年アンバサダー&イラストレータの岸田メル氏、そして「リディー&スールのアトリエ」でソフィー役を演じている相坂優歌さんがステージに招かれ、あわせて進行役の長縄まりあさんと赤尾ひかるさんも登壇してのトークが行なわれた。
「不思議」シリーズにソフィー役として3年間関わってきた感想を聞かれた相坂さんは「長いようであっという間でした。大変だったというよりは、ただただ3年間楽しく過ごせてきたと思っています」と、感慨深げに答えていた。そして、進行役の2人から「アトリエ20周年アンバサダーというタスキは一体!?」と突っ込まれた岸田氏は「そのままです(笑)。アトリエ20周年アンバサダーとして、アトリエシリーズの宣伝をさせてもらっています」と答え、相坂さんも「実は私もアトリエ20周年アンバサダーの1人なんです」とコメント。ここで岸田氏が「生放送では法被とタスキをセットにして出演しているんですが、“今日は発表会なので場にそぐわないから法被はナシ”と言われ、タスキのみに。タスキだけでは心許ないです」と、難しい心境(?)を吐露した。
ここからは、シリーズに多数登場するキャラクターの中から、お気に入りのキャラクターについて語るコーナーに。
自身が演じているソフィー以外のお気に入りを聞かれた相坂さんは「アルトくんが気になります。本編でもリディーちゃんとの絡みもあるし……と思いつつ、『ソフィーのアトリエ』の頃からお世話になっているパメラさんも好きなんですよね。彼女の癒やしオーラに包まれました」とコメント。
続いて岸田氏は、「まず第1にイラストレータとしてずらっと見て、絵が上手い! 死にたくなってきます(笑)」と、そのクオリティの高さを絶賛。そして「パメラの前にいるハゲルですね。ボクはハゲルの全裸を描いた男なので。でも、今回はオシャレですよね。NOCOさんのオシャレなセンスが素敵です。それと、先ほど動画で見たイルメリアも好きです。表情も良いですし、こういうデザインはボクは正直苦手なので、わかりやすい可愛らしさがとても良いと思います」と述べた。
司会の2人が「イラストレータさんならではの感想ですね」と感心すると、すかさず岸田氏が「そう! ボクはイラストレータなんですよ実は(笑)」とツッコミを入れ、会場に笑いを振りまいていた。
赤尾さんから「今だから話せる収録秘話などがあればお願いします」と言われた長縄さんは、「イベントで、リディーが恋愛漫画に夢中になるシーンが演じていて楽しかったです」とコメント。そのシーンが再生されると「いつもおっとりしているリディーちゃんが、このときは“ねえねえ!”と積極的になっているのが可愛いんです!」と、若干前のめりになりながら語っていた。
赤尾さんは「私が好きなのはもちろんスールなんですが、スーちゃんのキャラクター性といえば元気で明るくで人懐っこいところ。でも先輩錬金術士さんと話する時は妹っぽさがにじみ出て、それがバトルにも現れているんですよ。フィリスさんとの必殺技があるんですが、一緒に頑張りましょう♪ という感じのコンビネーションアタックがありまして、ここが良いです」と好きな部分を解説してくれた。
ここで戦闘シーンの映像が流されたのだが、スールとフィリスのコンビネーション技を使用したところバトル中にレベルがアップし、出演者が「この技を使うとレベルが上がるの!?」と、台本にないサプライズを受け驚く場面も。
発表会はここで時間となり、この後に各種キャンペーンや情報などを告知し終了となった。
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