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海外コミック・映画の祭典「東京コミコン2017」レポート
タカラトミー、バンダイなど、ホビーメーカーもこぞって出展
2017年12月2日 17:12
アメリカをはじめ世界中で開催されている海外コミック、アニメ、ゲーム、映画などを扱うイベント「コミコン」が、昨年より国内でも「東京コミックコンベンション(通称:東京コミコン)」として開催中だ。今年2回目となるこのイベントには、多くの企業やクリエイターが参加し、幕張メッセにて12月1日より3日まで開催中だ。弊誌では現在開催中の「東京コミコン2017」に出展されているホビーメーカーを中心としたブースを取材してきたので、その模様をお届けしていきたい。
イベントの中心となっているのはやはりアメコミと映画であり、各社の出展内容もそれらに準じたものが多い。今年はやはり、この12月15日に公開される「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の盛り上がりが大きく、各社ブースでの出展以外に、専用のブースが設置され、多くの来場者が集まっていた。その他、現在公開中の「ジャスティス・リーグ」や「マイティ・ソー バトルロイヤル」などのアメコミを映画化した作品に関係する展示も多く、これらは“アメコミ女子”な女性ファンの注目を集めていた。
今回の各ブースの展示内容は原則として全日程同じなので、気になった人はぜひ会場に足を運んでみてほしい。
バンダイブース
バンダイはコレクターズ事業部(フィギュア)、ホビー事業部(プラモデル)、ベンダー事業部(ガシャポン)が合同で出展し、「スター・ウォーズ」シリーズや「パシフィック・リム:アップライジング」、アメコミ関連作品の新製品を展示していた。
同じバンダイでも事業部ごとにラインナップの個性があり、来場者を飽きさせないブースとなっている。また物販コーナーでは、現行の商品とともに、「魂ウェブ商店」で限定販売されたフィギュアーツなども特別に販売され、人気を集めていた。
タカラトミーブース
タカラトミーブースは今年映画化10年を迎える「トランスフォーマー」シリーズが大きくフィーチャーされていた。ブース内には、過去に発売された「トランスフォーマー ムービー」のシリーズを使った映画4作品のシーンを再現した巨大なジオラマが作られ、撮影スポットとなっていた。
また同社が公式ライセンスを取得して販売する「スター・ウォーズ」関連のおもちゃや「メタコレ」、そして「ダイアクロン」シリーズなどのコーナーが設けられている。
ホットトイズブース
企業としては今回最大級のブースを設けていたホットトイズ。その精密さで知られる1/6フィギュア「ムービー・マスターピース」や、デフォルメフィギュアの「ファンコ」のコーナーが大人気だ。
また今回興味深かったのは、同社が代理店となって販売する「ラウンジフライ」ブランドの商品や、北米スターン社のピンボールの存在。前者はアメコミ女子の注目を集めるブランドで、アメコミや映画のキャラクターをモチーフとしたファッションアイテムを展開。またスターンのピンボールは施設への導入だけでなく、個人での購入も可能となっている。こうした新たなファンを開拓する展開にも期待がかかる。
「スター・ウォーズ」/マーベルブース
「スター・ウォーズ」/マーベルブースには、それぞれの作品に関連する商品を販売するメーカーが集結し、バラエティに富んだ内容となっていた。フィギュアやグッズはもちろん、ゲームやロボットなど、実に様々な商品が展開されることがわかる。
ブース内で特に人気だったのは、発売されたばかりのレノボのARゲーム「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」だ。専用のヘッドセットとライトセーバー型のコントローラーを装備すると、目の前にARによる映像が浮かび上がり、「ライトセーバー・バトル」や「ホロチェス」を楽しめるというもの。
実際に体験しないとわからない最新技術のおもちゃであり、多くの来場者がブースでプレイを楽しんでいた。体験には整理券が必要なので、会場に行く人は早めにブースに行くようにしたい。
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