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「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」、秋のアップデートを実施

「クメール・インドネシア文明 & シナリオパック」も配信

10月20日 発表

「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」、秋のアップデートを実施

 2KとFiraxis Gamesは、PC用ターン制ストラテジー「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」においてアップデートを実施し、「クメール・インドネシア文明 & シナリオパック」の配信を開始した。なお、MAC版とLINUX版については、近日アップデートを実装予定。

 今回のアップデートでは、各種バランス変更やAIの調整、宗教関連システムの更新、バグ修正などが行なわれている。

「クメール・インドネシア文明 & シナリオパック」

 「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI デジタル デラックス エディション」を持っている人は、追加料金なしで、本シナリオパックを楽しめる。

クメールの文明情報

【CIVILIZATION VI - First Look: Khmer】

【ジャヤーヴァルマン7世について】

 クメールが存亡の危機にあった時代に王位に就いたジャヤーヴァルマン7世は、もともとは軍事面で優れた指導力を発揮した人物。西暦1181年までに北方からのチャムの侵攻を退けた彼は、敵がいなくなると自ら王位に就いた。しかしその後は、国外に目を向けて積極的に領土を拡張するのではなく、民の安寧に力を尽くした。ジャヤーヴァルマン7世は、自らを臣民のための戦士とみなしていた。そんな彼の統治は、寛容を旨とし、民が安らかに暮らせる楽土の実現を願う気持ちに満ちたものだった。

【固有ユニット:ダムレイ】

 クメールは、軍事活動に戦象を用いていた。かつては農耕用のおとなしい家畜として飼われていた象たちは、敵の戦線を蹴散らし、兵を逃げ惑わせる5.4トンの巨大兵器へと変貌したのだった。戦象を操るクメールの乗り手は、2つの弩による正確な攻撃で象の猛々しい力を補った。ここで登場するダムレイは、バリスタを積んでいることでさらに強力になっているだけでなく、従来のカタパルトより機動力に優れている。

インドネシアの文明情報

【CIVILIZATION VI - First Look: Indonesia】

【ギターチャついて】

 塔に幽閉された姫君だったディア・ギターチャは、やがて14世紀屈指の香辛料帝国であるマジャパヒト(現在のインドネシアにあった王国)の勇ましき摂政女王になった。すべての発端は、ある暗殺事件だった。カフリパンの女君として、ギターチャは命の危険とは無縁の人生を送ったが、叙事詩「ナガラクレタガマ」には、そもそもギターチャが登極するきっかけとなったのは、1328年に起きた異母兄弟であるジャヤナガル王の殺害事件であったと記されている。母の命令によってギターチャが玉座に就くことになったのは、その翌年のことだった。混沌と反乱の時代、彼女は夫であるクリタヴァルダーナの補佐を受けながら国を統治した。

【固有ユニット:ジョング】

 マジャパヒト海軍の誇るジョング船は、東南アジアの海を制した巨大帆船。おもに交易船として用いられたが、軍用輸送船としても活躍したジョングは、大砲に耐えて反撃できるように設計されていた。600トンの巨体ながら、2つめの舵によってすばやく、容易に操ることができたという。

 「クメール・インドネシア文明 & シナリオパック」の詳細や最新アップデートの新機能と変更点については、公式シヴィライゼーション・ブログを確認してほしい。