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「アルケミアストーリー」、新たに担当声優やテーマソングが明らかに

プラネタリウム"満天"にて発表会を開催

7月27日 開催

左から小柳"cherry"昌法さん、矢尾一樹さん、石上静香さん

 アソビモは7月27日、Android/iOS用MMO"J"RPG「アルケミアストーリー(アルスト)」のメディア向け発表会をコニカミノルタプラネタリウム"満天" in Sunshine Cityにて開催した。

 初めてタイトルが発表されてから4年近い歳月が経過した現在、待望のリリースを間近に控えた「アルスト」だが、会場には橋本和明プロデューサーをはじめ、新たに明らかにされたキャラクターの担当声優や、タイアップアーティストであるLINDBERGのメンバーが訪れていた。

 発表会ではゲームのコンセプトやシステム、そして新たな情報が紹介されたほか、会場であるプラネタリウムをフルに使った圧巻の360°PVも上映された。今回はそんな発表会の様子をお伝えしたい。

「スマホで遊べる」ではなく「スマホならでは」のMMOを目指して作成

プロデューサーの橋本和明氏

 橋本氏ははじめに、ゲームのコンセプトについて紹介した。MMOといえば「難しい」、あるいは「何をしていいかわからない」などのイメージがあるということで、「アルスト」はそうしたイメージを払拭するため、「簡単」であることをテーマにしているという。

 戦闘はオートバトルを搭載するほか、リアルタイム制を廃しコマンドバトルにすることである意味「適当」にプレイしても勝てるようになっているが、突き詰めていくとデッキ編集や属性、スキル複合などの戦略性もあり、奥深さも両立しているという。

 遊びやすさという点について、プレイの度にPT必須でガチガチに縛られるのを避けるためソロモードを搭載しており、少しの時間でも遊べるように工夫をしている。一方ボスは共闘必須となっており、MMOの醍醐味である「誰かと遊ぶ」仕組みも組みこまれている。

 グラフィックスにも相当にこだわっており、通常の倍ほどの工数をかけて作成していったということで、そのあまりの作業量に開発陣の中では「根性テクスチャ」なる呼び方が生まれるほどであったという。また、キャラクターカスタマイズにもそのこだわりは如何なく発揮されており、髪型から眉の位置、体系から年齢設定にいたるまで、かなりの領域にわたって調整ができるようになっている。

 そして特徴的なのが「YOMEシステム」だ。これはそのままヨメシステムと読み、YOME=「Your Own Meet Everyday」ということで、意訳して「あなた自身のすてきな日常」と紹介されたが、橋本氏は「まぁ、後付けですけどね」とバッサリ。

 プレーヤーキャラクターと同等のカスタマイズが可能で、絶対的な味方になってくれるまさしく「俺のヨメ」のようなキャラクターということで、ゲーム内外で手助けしてくれるほか、簡単な会話も可能となっているということだ。

 世界観として、登場キャラクターのほぼすべてに名前が設定されており、いわゆる「モブ」が存在しない世界になっている。また、誰かのプレーヤーキャラクターは、オフラインの際にもNPCのように「アルスト」世界で行動しており、「生き生きとした世界」の一部として暮らしている。魔物においても、同じ名前の魔物であっても衣装や表情が異なっているなど、1匹1匹に個性が現われるようになっている。

 「出逢ったすべての人に、幸せな記憶を」というテーマを掲げ、必ずハッピーエンドにするということで、橋本氏は仮にシナリオ上で誰かが死ぬようなことがあっても「必ず生き返ると思っていただいて間違いない」ときっぱりと断言して会場の笑いを誘っていた。

MMO”J”RPGであることを強調
コマンドバトルやソロモード、ナビ機能など「簡単」にプレイできる仕組みが盛り込まれる
広大なフィールドが広がり、こだわりぬいて作りこまれたキャラクター達が息づく世界。プレーヤーキャラクターは髪型や顔つきはもちろん、年齢や体系などちょっとやりすぎなほどカスタマイズが可能だ
ほぼ全てのキャラクターに名前があり、それぞれの「ストーリー」を生きている。魔物1匹1匹にも個性があるこだわりよう
特徴的な「YOMEシステム」。つねにプレーヤーに付き添い、サポートしてくれるまさに「ヨメ」。もちろんカスタマイズが可能だ

タイアップアーティスト、担当声優、そしてVR対応が明らかに

赤青メガネをかけてアナグリフの解説をする橋本氏。アナグリフ……?となりかけていた会場も一目で理解できたことと思う

 続いて「アルスト」について新たな情報が公開された。まず明らかにされたのはタイアップアーティストで、「LINDBERG」による楽曲「パレード」が最新PVで使用されるほか、ゲームテーマソングとして使用される予定だということだ。

 また、「アルスト」はVR対応に対応するという。しかし、「ガチガチの3Dコンテンツ」というわけではなく、VRで表示されたフィールドを走り回ったり、視点を動かすことで少し違う角度でビジュアルを眺めることができたりと、「ちょっとした遊び」の一部だという。

 あわせて「アナグリフ」に対応することも明らかにされた。これはいわゆる「赤青メガネ」を用いて見る3D表示で、橋本氏いわく「思ったより立体的に見える」とのこと。こちらもゲームより楽しむための遊びの一部として盛り込まれるとのことだ。

 そして各キャラクターを担当する声優が新たに発表された。マナ役は堀江由衣さん、紳士オーク役は矢尾一樹さん、スミナ役は石上静香さんが担当するということだが、なんと声優さん達は発表会当日に担当キャラクターを知らされたとのことだ。そんななか矢尾さんは担当する紳士オークを見て「豚じゃねーか!!」とあまりにも真っすぐな感想をもらし、会場の笑いを誘っていた。

テーマソングを担当するLINDBERGの小柳"cherry"昌法さん(左)と渡瀬マキさん(右)。渡瀬さんはビデオメッセージでの出演となった
紳士オーク役の矢尾一樹さん
スミナ役の石上静香さん
ゲームBGMを担当したリンズビーチの岩崎誠司氏(左)と内山栞氏(右)
ゲーム内ムービー・PVを担当したプリズムプラスの山口直純氏
テーマ曲を担当するLINDBERG。テーマ曲は本来もっと激しい曲調であったが、様々な調整の果てに現在の形に落ち着いたのだという
堀江由衣さんが担当する「マナ」。主人公と同じ冒険者だがライバル的な立ち位置になるということだ
矢尾和樹さんが担当する「紳士オーク」人間になりたい魔物で、自らをジェントルメンと名乗り傭兵でで生計を立てている
石上静香さんが担当する「スミナ」。装備を作れる唯一の施設にいるということで、プレーヤーが最も多く接するキャラクターになるかもしれない

圧巻の全天映像、360°PVが公開!

 最後に、会場となるプラネタリム"満天"の天井に広がる360°のスクリーンを用いてPVの上映が行なわれた。PVの内容は「アルケミアストーリー」のキャラクターたちがタイアップ楽曲である「パレード」を口ずさみながら踊るというもの。

 造形にこだわった、というだけあってキャラクター達は非常にかわいらしく、唇も「パレード」の歌詞に合わせて動くという芸の細かさだ。本PVは8月中、プラネタリウム"満天"にてCMとして放送されるほか、近日中にYouTubeVRで公開される予定だという。繰り返すが造形、動作などキャラクターは本当にかわいらしいので、是非一度ご覧いただきたいと思う。