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「FFXIV」、第35回PLLで「紅蓮のリベレーター」最新情報を公開
2017年4月29日 09:20
ハウジングには待望の引っ越しシステムが登場
――ハウジングで「引っ越しシステム」の詳細が知りたいです。仕組みや手順を教えてください。
吉田氏： 「4.0」で、シロガネという新しいハウジングエリアが入りますが、「4.0」実装直後には土地を購入することができません。ゾーンには入れるので、散策してどこに建てようかなと見て歩くことはできます。引っ越しは、土地の購入ができるようになるのと同時に実装されます。
引っ越しの手順は簡単で、開いている土地の看板にアクセスして、土地を購入したときにすでに家を持っているなら、「引っ越しする」というコマンドが出るので、それを選んで、後は待っているだけでいいです。同じサイズの土地だった場合は、家がそのまま移動してきます。「4.0」からハウジングに「倉庫」というものがくっついてきます。設置されていた庭具や家具や畑は、全部ここに入っていますので、倉庫から引っ張り出してまた配置してください。そのまま並べることもできたのですが、サイズの違う土地を買った場合、ぐちゃぐちゃになってしまうので。倉庫はアイテムの出し入れができるので、物置として活用してください。
新しい土地を購入する代金さえあれば、個人部屋やカンパニーチェスト、エアシップボイジャー、地下工房などは全部そのまま引き継がれます。チョコボ厩舎も預けているチョコボごと引っ越します。アパルトメンも同時に開きますので、アパルトメンでもいいという方はそちらもご検討ください。
――シロガネの土地は、個人用とFC用で購入できるタイミングは同じですか？
吉田氏： 今、どのくらいのプレーヤーが土地を持っているか調べていて、まだ確定していません。もう少し検討します。
――シロガネの土地価格設定は、既存エリアと同じになるのですか？
吉田氏： 今は全ワールド共通になっていて、基本的にはその最上限からカウントダウンしていく予定です。まだ最終決定ではありませんが、おそらくそれでいくと思います。
――カンパニークラフトや、エアシップボイジャーに新たなレシピや航路は追加されますか？
吉田氏： カンパニークラフトにはカーバンクルハウスが入ります。エアシップボイジャーに関しては、一旦アップデートがありませんが、その次の遊びを企画しています。また話せるタイミングが来たら、話していこうと思います。
――シロガネエリアのハウジングでは、外装や内装は既存のものと同じになりますか？
吉田氏： ハウジングエリアが購入可能になった時点で和風のものも追加します。
ゴウセツはルガディン族、新髪型2種類や和風のエモートも登場
――新ジョブとして、赤魔道士と侍を実装することになった経緯や苦労話を教えてください。
吉田氏： 発表順は赤魔道士、侍でしたが、実際には侍の方が早く決まりました。タンクとヒーラーは3ジョブいますが、レイドではどちらも2枠なので、バランスがかなり難しく、今回はタンクとヒーラーについてはバランスをしっかりとることにしたので、「INT」枠と「STR」枠のDPSを追加することになりました。STR枠は、今回はドマとアラミゴだから侍しかいない。侍をどんなDPSにするかというところでは、かなり話をしました。
赤魔道士は、どうしてもこれまでの「FF」での、黒魔道士と白魔道士のハイブリッドというイメージを連想される方が多くて、こんなのは赤魔道士じゃないと言われるかもと結構躊躇しました。陰陽師とか風水師でもいいのではという話もしたのですが、この先もずっとイベントで赤魔道士は？ と言われることを考えて、既存のイメージを踏襲しつつ「FFXIV」らしい赤魔道士を作ったほうがいいのではないかという話になりました。
――「新生祭」の時の「かいはつしつ」で、赤魔道士という単語がでてきましたが、その時点で新ジョブとして実装することが決まっていたのですか？
吉田氏： 「かいはつしつ」にいた吉田直樹がセリフで言っていたやつですね。実はあれには、深い思い出があって。気付いた方もいると思いますが、あのメッセージは、日本語版の一番左の文字を縦に読むと「いつもありがとう」になっていたのです。僕は縦読みに気付いてくれれば、縦読みのためにフェイクの文章を作ったと思ってくれるはずだと考えていました。そしたら、皆さん凄く素直に、次は赤魔道士だよとなって、プロジェクトマネージャーのMにしこたま怒られました。実際、あの時に決まっていたかというと、可能性が高いねくらいでした。ミステリー的なトリックのつもりでやったんですよ。
――侍のアートやトレーラーの装備は着流し風ですが、甲冑のような装備もありますか？ 過去の「FF」シリーズにあった源氏の鎧などを着ることができますか？
吉田氏： 源氏の鎧があるかどうかは置いておいて、甲冑の装備も全ジョブに用意されています。結構ガチで作りました。
――ゴウセツはルガディン族に見えますが、身体の大きなハイランダーのようにも見えます。彼の種族はどちらなのですか？
吉田氏： ルガディン族ですが、東州側に住んでいる部族になります。どちらかというと、ローエンガルデに近いです。開発名称は「ござるさん」でした。
――「紅蓮のリベレーター」のフィールドの雰囲気が気になります。「蒼天」エリアは光と影の演出が「新生」エリアとは違っていましたが、今回もそういった特色がありますか？
吉田氏： 基本的な絵作りとして、光はよりハイコントラストに、暗い所はより暗くというのは方針としてそのまま引き継いでいます。今回さらにこだわったのは、雲とか、砂が舞っているフィルターとか、空気感。とくに東方側に行った時には、神秘的に見えるような空気感にこだわりました。アジムステップの開けた草原だと、晴れているとものすごく気持ちがいい、みたいなところにこだわっています。インスタンスダンジョンもその空気感を踏襲しています。天候も、砂嵐や雷雨など、今まで見たことがあるものとは違ったものも登場します。メインクエストを追いかけながら、時折立ち止まって日の出や日の入り、天候の変化を見ていただけると嬉しいです。
――「紅蓮のリベレーター」で追加されるエリアは、イシュガルドエリアと比較してより広くなりましたか？
吉田氏： 正確に比較してはいませんが、ゾーン数的には同じだし、同じくらいだと思ってもらってもいいかも。「3.0」ではフライングマウントで移動しているから、イシュガルドエリアが狭く感じるでしょうが、新たな土地に行くと、その土地土地の風の流れを読まなければ飛べませんから、あのコンパスが再び役に立つことになります。歩いたり、グラウンドマウントで移動することが多いので、広く感じるのではないかと。
――ストーリーやアイテムで登場するサベネア島やラザハンが登場する可能性はありますか？
吉田氏： 「4.0」の開幕時にいきなり行けるようにはなっていないですが、雰囲気や空気が感じられるコンテンツは用意されています。そこには、パッチ4.05から運次第で行けるようになります。
――クロちゃんのように、幼いアウラのNPCも登場する予定はありますか？
吉田氏： アジムステップ辺りに行けば会えるのではないでしょうか？ でもクロちゃんはスペシャルNPCで作り込まれていますので、あそこまであざとくはないと思います。
――ゲロルトとロウェナは出ますか？
吉田氏： ゲロルトに関しては、伝説の武器職人なので新し展開があれば出てくると思います。ロウェナはいなくなるわけがない。ある種、ハイデリンより偉いですから、誰も逃れられない。最後は蛮神ロウェナと戦うことになるかも（笑）。
――これまでの冒険の舞台であるアルデナード小大陸と、オサード小大陸はかなり離れていますが、時差は存在しますか？
吉田氏： 設定的にはもちろんあります。ただ我々が海外出張に行くと、スマホがその場所に合わせて時刻を表示してくれるように、エオルゼアタイムというのは現地時間のことなんです。要するに、時差はあるけど、気にしなくてもいいということです。
――新たなエリアが増えますが、テレポのお気に入りも併せて増やして欲しいです。対応予定はありますか？
吉田氏： 正直、増えてはいないです。ただテレポ代は上限を決めました。上限なしでお金がかかるところは船で行くというのもMMOらしいかなと思ったのですが、テレポ代の上昇は999ギルで止めます。
――新エリアにもリスキーモブはいますか？
吉田氏： たくさんいます。色々増えていますよ。
――新エリアを探索するのが楽しみです。アラミゴやドマ地方の探索手帳を実装する予定はありますか？
吉田氏： 「紅蓮編」として45カ所くらい存在しています。クガネの街中にもいくつかあります。一部を除くと簡単ですが、担当者に「簡単だね」と言う話をしたら、「いずれ極版を作りたい」と言っていました。
――いよいよドマに行けるようになりますが、ひんがしの国らしい、和風のエモートは追加されますか？
吉田氏： 日本人には礼を重んじる文化がありますから、そのあたりから実装になるのではないかと思います。こんなのが欲しいというものがあれば、フォーラムに寄せてください。
――ドマには和風の髪型のNPCがたくさんいると思います。プレーヤーも和風の髪型を設定できるようになりますか？
吉田氏： 新髪型は2種類ありますが、ちょんまげはなかった気がします。リクエストが多ければ、また増やしていきます。
より目当てのアイテムが手に入りやすくなる新しいドロップシステムが複数追加
――レイドに登場する女性型のモンスターが好きです。「4.0」でもスカアハやソフィア様のような強い女性は登場しますか？
吉田氏： ラクシュミの極のバランス調整が終わりました。すごくよくできていたので、ほぼ直すところはなかったのですが、究極履行のところのモデルを修正してと伝えました。ラクシュミは美の女神なので、今頑張って美しさとは何かを追求しています。
――「蒼天のイシュガルド」ではクエスト報酬でILを上げることができました。今回もストーリーの中で装備の更新ができますか？
吉田氏： 「3.0」と同じで、1ジョブ目はメインとサブのクエストで装備が手に入ることになっています。「3.0」では欲しい装備がドロップしなかったり、ロットに勝てなかったりして、意外とIDで装備が整わなかったので、「4.0」ではダンジョンクリア時に、参加したロールの装備が必ずもらえるようにしています。
――アラガントームストーンは登場しますか？
吉田氏： 登場します。週制限に変更はありません。名前はまだないしょです。
――既存の蛮神やアラガントームストーンに新ジョブ武器追加されますか？
吉田氏： 「3.0」の伝承、禁書、聖典でもらえた装備には、新ジョブ用を用意しています。これは「4.0」からすべて詩学で交換するようになります。これまで詩学でもらえたガーロンド装備にも新ジョブ用がありますので、まずはガーロンド装備を取るといいです。後はレベリングのために51以降のダンジョンからは、ちゃんと赤魔道士と侍の武器も出るようになっています。イシュガルドのダンジョンでももちろん手に入ります。ニーズヘッグを含む全蛮神、イフリートからズルワーンまではすべて新ジョブ用の武器が用意されています。モグ武器は可愛かったです。レイド装備はアレキサンダーにはすべて新ジョブの武器が用意されていますが、バハムートにはありません。ゾディアックウェポンとアニマウェポンもありません。
――装備デザインコンテストのタンク編の装備が「4.0」でもらえますが、入手方法や性能を教えてください。
吉田氏： 性能は言えません。ただデザイン的にかなり上位の装備でなければおかしいデザインだったので、アラガントームストーンの上位装備になりました。そういう意味では結構強いと思います。
――「4.0」ではレベリングなどでF.A.T.E.が賑わうと思いますが、新たな要素が追加されたりしますか？
吉田氏： 「4.0」側のF.A.T.E.では特定の何かがあると、EXボーナス発動中のような表示が出て、さらにEXボーナスが別のF.A.T.E.にも継続されていくような、新しい仕組みが入ります。「3.0」では少し固くし過ぎて不味かったのですが、今回は経験値が稼ぎやすくなっていますので、F.A.T.E.もぜひ活用してください。
――新レイドの「オメガ」は「アレキ」と同じように「4.0」スタートから少し間をあけて実装されますか？
吉田氏： 6月20日に「4.0」がリリースされ、その2週間後くらいに、まずノーマル「オメガ」がオープンします。そこからさらに2週間ほどしてから「零式」が開きます。「3.0」の時にもお話ししましたが、早くレイドを攻略したいから、メインストーリーを全部飛ばしちゃえということにならないように、2週間はみっちり好きなジョブのレベリングをしていただいて、まずはノーマルでレイドのシナリオを追っていただいた後、零式が開きます。
――「アレキサンダー」の断章のような仕組みは「4.0」のレイドにも実装されますか？
吉田氏： 防具はロール共通なのでおそらく変わらないですが、武器は15ジョブになるので、下手をすると2回に1回はその場にいないジョブの武器が出てしまう可能性があるため、新しい仕様が入っています。断章システムはそのまま継続で、もう1つ新しいロットシステムが入り、クリアできれば週に1人は間違いなくそのメンバーに必要なドロップが手に入る仕組みです。次回のPLLでしっかり説明します。
――「4.0」でもジョブ専用装備AF装備は追加されますか？ もし追加されるとしたら、入手手段を知りたいです。
吉田氏： 入手方法ですが、「3.0」の時にはアラガントームストーンでの交換だったので、ジョブ事の装備を集めるのが大変でした。今回は皆さんに70になったらかっこよく着飾ってもらいたいので、レベル70のジョブクエストをクリアしたら、まとめてもらえるようになっています。ジョブ専用装備が入ったボックスがもらえるので、街で使うと中からバラっと出てきます。クエストの報酬枠が足りないので、そういう形にしました。「2.0」の時のように、少しずつ手にはいるようにすると、お話を作るのが大変なので。先に言っておきますが、ボックスにアイテムをまとめて入れ直すことはできません。開けたら戻せないものですので。
――レベル60ダンジョンは、今後制限解除の対象になりますか？
吉田氏：60のインスタンスダンジョンやレイド、極蛮神は、すべて制限解除対象になります。難しいコンテンツは怖いからとクリアしていなかった方も、制限解除で無双していただけるのではないかと思います。