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「AnimeJapan 2017」で、魔法師になることができる?

ソニー「魔法師開発研究所ブース」。最新の技術で魔法を体験できる!

【AnimeJapan 2017】

3月23日~26日 開催(一般日:25日~26日)

会場:東京ビッグサイト 東展示会場1~6ホール

入場券:
中学生以上 前売 1,800円(税込)
中学生以上 当日 2,200円(税込)
小学生以下無料

 ソニーは、アニメ関連のコンテンツを集めた展示会「AnimeJapan 2017」において「魔法師開発研究所ブース」を出展している。このブースでは、「魔法師を広く公募します!」と掲げ、最新のデバイステクノロジーを使ったアトラクションを体験してもらおうという内容だ。

 世界観のベースは劇場版「魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」となっており、進行ガイドは司波達也・深雪の2名。ブース内でもあちこちのディスプレイに登場する。

 ソニーは昨年も「AnimeJapan」の会場で「加藤恵Project」という最新技術のショウケースを展開していたが、今回も同様のコンセプトで、アニメの力で最新の技術を紹介するという面白い試みにチャレンジしている。

【特報 AnimeJapan2017 魔法師を募集します】

 ブース内には3つのアトラクションが用意されている。

 1つは「サイオン量測定」。魔法の源泉となるサイオンを可視化してその存在を体感してもらおうというコーナーだ。壁に向かって触れないように手をかざすと青白い波のようなものが表示され、手にまとわりつくように見える。まるで魔法の力が宿ったかのような感覚を得ることができる。これは壁側のセンサーで人の手を感知し、バックに設置されたプロジェクターから位置情報を認識して対応した場所に映像を表示するという複合技術だ。

 2つめは「知覚魔法師適性試験」。これはブースの外からはなにも聞こえないが、ブースの中を進んでいくとある一定の場所でだけナレーションが聞こえるようになっている。このナレーションに従ってブースを進んでいくことになる。いわゆる超指向性高いスピーカーを使用し、ピンポイントで音を届けるという技術だ。これが非常にすばらしく、外からは一切音声が聞こえないのに、その場所だけでキャラクターの声をはっきりと聴くことができるのだ。

 そして3つめが「魔法師適性試験」だ。ここでは特殊な“銃”(拳銃型CAD)を持ち、暗闇の中潜んでいる敵を探し出し、敵をキャプチャーして補足することが目的となる。1番ゲームっぽいアトラクションだが、基本的には真っ暗でなにも見えない壁に銃を向けると、その銃の先だけ風景の一部が表示されるのだ。つまり懐中電灯で敵を探しているようなもので、その先に敵がいればトリガーを引いてキャプチャーして指定のエリアに持っていって数秒捕らえていると補足完了となる。

 表示範囲が狭いので、動きの速い敵などがいると焦ってなかなかに難しい。これは銃の位置を判定してその指定部分にリアルタイムに映像を表示する技術などが使われている。敵を3体捕まえると優等生と言うことでステッカーをもらうことができるので、果敢にチャレンジして頂きたい……ちなみに、3体の敵を補足できなければ、“劣等生”となるので、残念ながらなにももらうことができないので、魔法師目指してがんばって頂きたい。

 このブースには、このアトラクションのほかにも、司波達也・深雪の2名がソニーの製品について説明してくれるコーナーがある。このコーナーが隣接ブーストの陰に隠れているのでわかりにくいのだが、実はウォークマンとヘッドフォンが置かれていて、まだ配信されていない「魔法科高校の劣等生」のフル楽曲や、今回のイベントのために収録された司波達也・深雪の特別な台詞を聞くことができる。気になる人はチェックしておくと良いだろう。