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戦艦大和が戦艦三笠に蘇る――VRにより乗組員の視点で艦内を体験

巨大戦艦を実感できるイベント

10月29日~11月13日 開催予定

体験料金300円(入館料別途要)

会場:横須賀市記念艦「三笠」

13歳未満体験不可

 12月16日に発売される予定のPCソフト「戦艦大和VR復元計画」。この発売を記念して、10月29日~11月13日の期間で、体験会「VR戦艦大和 竣工記念式典」が開催されている。ここでは「戦艦大和VR復元計画」のデモプレイが行なわれ、VRによる大和艦内の様子を体験することができる。

 この体験会が行なわれたのは、神奈川・横須賀にある「記念館三笠」の艦内。三笠といえばご存じの通り、日露戦争においてバルチック艦隊と戦い、勝利をもたらした船だ。甲板から2階分降りたところの船室にパソコンが並べられており、VR体験をすることができた。

 今回のVR体験イベントはマウスコンピューターの協力によるもので、G-TuneのPCを使用して行なわれている。

VR体験を待つ参加者たち
今回用意されたのはHTC Vive版のVR

 VR体験はまず、タグボートに乗り組むところから始まる。その先には巨大なヤマトが姿を見せている。次第に近づくと、その大きさに圧倒される感じだ。右舷前方のタラップからヤマトに乗り込むことになる。

 第二砲塔付近から乗船すると、大和の第二代館長である高柳儀八大佐が出迎えてくれる。敬礼ののち歓迎を受け、次には艦橋へと移動する。

 艦橋へ移動すると次は、主砲の発射訓練に移る。「よーい、てーっ!」のかけ声で四十六糎の主砲斉射。発砲時の煙だけでなく、発射後に筒内清掃のために出すエアブローまでリアルに再現されているのには驚いた。

タグボートで大和に近づいていく
近づくにつれて大きな船体に圧倒される
高柳大佐がお出迎え
そこから左を向くと、乗組員がずらっと並んでいる様子が見える
艦橋から第一、第二砲塔を望む
右を向くと双眼鏡が置いてあるのがわかる
下を向くと伝声管が見える
左を向くと測距儀があるのがわかる
主砲、左旋回
仰角よーし
てーーっ!
発砲時の煙も再現
そして最後にはエアブロー(白い煙のようなもの)

 主砲斉射が終わったところでVR体験は終了。3分程度の映像であったが、360度作り込まれた戦艦大和を見回しているだけでもかなり興奮するはずだ。体験できる期間もまだまだあるので、三笠を訪れて体験してみてはいかがだろうか。

 「戦艦大和VR復元計画」については、製品版ではコントローラーで甲板、館内を自由に探検することができるという。なお、Oculus Rift版が2016年12月16日にOculus Storeにて発売予定、HTC Vive版がSteamにて今冬発売予定となっている。VR環境があるならば、是非とも揃えておきたいソフトの1つだろう。