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【特別企画】スーパーファミコンデザインのNew 3DS LLの手触りを確かめてみた
観賞用としてすら価値がある、スーファミ世代直撃のマストアイテム!
2016年8月5日 00:00
スーパーファミコンの本体がデザインされた特別なNewニンテンドー3DS LL「Newニンテンドー3DS LL スーパーファミコン エディション」がついに届いた!
本製品は4月に注文受付が行なわれていたもの。注文から約3カ月を経て、8月より配送が始まったのだが、今回この「Newニンテンドー3DS LL スーパーファミコン エディション」が編集部にも届いた。そこで、さっそく手にとってみたところの感触をお伝えしていきたい! なお本商品の注文受付はすでに終了しており、店頭での販売も行なっていない。
まず商品が届いて感動的だったのは、そのパッケージのデザインからしてスーパーファミコンが意識されているということ。スーパーファミコンが発売されたのが1990年なので実に26年前のこととなるが、当時のワクワクした気持ちなどを思い起こさせる嬉しい仕掛けと言える。
そして中身を取り出してみると、印象的なグレーが基調のNew 3DS LLが登場する。本体を180度開くと、スーパーファミコン本体を上から見た状態がデザインに落とし込まれており、上背面には電源スイッチ、取り出しボタン、リセットボタンのほか、「Nintendo SUPER FAMICOM」の文字、電源ランプなども見られる。
下背面では、カセット挿入口にあたる部分に定格表記が自然な形で配置されており、さらにスーパーファミコンのロゴである4色のボタンマークが本家と同じ位置に見られる。かなりの再現度となっているので、180度開いた状態で机などに伏せて置いておけば、「あれ、スーファミが置いてある!」と一瞬勘違いしてしまいそうなほどの再現度だ。
そして内側はやはりグレー基調のデザインになっているが、注目はABXYのボタン部分で、ボタンそのものに色がつき、しかもスーパーファミコンのコントローラーと同じ配色となっている。New 3DSの配色とも色味が異なっていて、その細かなこだわりようがまた嬉しい。
さらに付属の特別テーマをダウンロードすれば、メニュー画面がスーパーファミコンのパッケージデザインになる。またBGMはスーパーファミコンの代表作より、「スーパーマリオワールド」のステージ選択曲、「スーパーマリオカート」のキャラクター・ステージ選択曲、「スーパードンキーコング」のステージ選択曲、「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」の妖精のテーマが4曲、20~25秒前後ずつ順番にループしていくというものになっている。
塗装の関係で若干マットな質感になっているのもスーファミらしく、スーファミ世代の筆者としては思っていた以上に手に持ってみた時の幸福度が高い。180度開いた状態で伏せておき、テーマのBGMを延々流しておくだけで観賞に耐えうるほどの価値があるし(そんな使い方をしても仕方がないが)、せっかくならスーパーファミコンタイトルのバーチャルコンソールをダウンロードして、20数年前の気持ちと重ねあわせるようなプレイを楽しみたいとも思う。
アイテムとして非常に面白いので、周りに自慢するため外に出てこれでプレイしたくもあるし、しかし「傷ついたりしたらもったいない」とも思ってしまう。二律背反の衝動に駆られて本製品と今後どう付き合っていくのか、悩ましい気持ちでいっぱいだ。いずれにしても、スーファミ世代直撃の製品であることは間違いない。新たに購入できないのが残念ではあるが、今回買い逃してしまったという方は、再販の機会を待ちたい。買って損はしないので、その際はぜひお買い求めを!