【特別企画】

渋谷でリアル「ドラクエ」! AIで勇者に大変身する「ジェミニクエスト」に挑戦

Geminiで「じゅもん」を唱えてオリジナル写真を生成してきた

【ジェミニクエスト】
開催期間:7月30日~8月9日
開催場所:渋谷・原宿エリア計4カ所

 Googleは、同社の生成AI「Gemini」のプロモーションの一環として、スクウェア・エニックスのRPG「ドラゴンクエスト」シリーズとのコラボレーションキャンペーン「ジェミニクエスト」を開催した。期間は7月30日から8月9日まで。渋谷と原宿の4カ所の特定エリアで開催され、誰でも無料で勇者になれる。本稿では、本イベントの体験レポートをお届けする。

 「ジェミニクエスト」では、特定エリアに設置されたスライムなどの巨大なモンスターの立像と一緒に写真を撮影。その後、Gemini上で好きな「じゅもん」を唱えることで、参加者自身が勇者となって、そのじゅもんを使って、目の前のモンスターに立ち向かう「世界で1枚だけの画像」が生成できるという。

 本イベント参加者には、クエスト完了の報酬として「ちいさなメダル」がプレゼントされる。加えて、特定エリアに来られない人であってもGoogleの「Gemini」アプリで「ドラゴンクエスト」の世界に没入できるソーシャルアクティベーションを同時展開する。これらイベントの概要については発表時の記事を参照してほしい。

渋谷の特設エリアの1つ「SHIBUYA109渋谷店 店頭イベントスペース」
木製のオブジェクトにはディスプレイが組み込まれており、クエスト参加用のQRコードなどが確認できる
JR渋谷駅構内にも宣伝用のパネルが貼られていた
参加イメージ。会場にいる村人にスマートフォンを預けて、自らはモデルとしてポーズを取り、撮影してもらう
特設エリアには、青色の服を着た村人たちが大勢いて、参加者に助けを求めている

特設ページから生成AIのプロンプトを投下!手軽にドラクエのゆうしゃに大変身!

 今回の「ジェミニクエスト」の概要を聞いて、真っ先に浮かんだ疑問は、汎用の生成AIサービスを使って、どうやって特定の画像生成を行なわせるのかという点だ。しかし、実際に現場で試してみてその答えが非常に簡単なものだったことが分かった。

 手順としては、最初に「ジェミニクエスト」の特設エリアに設置されているQRコードを読み取る。すると、今回の「ジェミニクエスト」の特設ページにジャンプするので、ここで手順を確認した上で、唱えたいじゅもんを選択する。するとスマートフォンにインストールされている「Gemini」アプリを呼び出すのだが、この時、同時に「Gemini」側に予め、今回のイベントで行なう画像生成についてや、参加者にしてもらうメッセージ提示など、今回のイベントの条件をあますことなくまとめたプロンプトを渡す仕組みだ。

 このプロンプトに書かれた指示通り、「Gemini」は参加者に対して指示を出し、指示通りの写真が撮影されれば、その写真を元にじゅもん使用後の画像が生成されるというわけだ。そのため参加には撮影が可能なカメラを搭載し、Googleの生成AIソフト「Gemini」がインストールされているスマートフォンが必要となる。

 なお、じゅもんについては「マヒャド」や「アストロン」など、あらかじめ決められたもののみ使用できる。自由に何でも唱えられるわけではない。

会場に設置されている「ジェミニでじゅもんをとなえる」看板のQRコードから冒険がスタート!
特設サイトが開くと、「りゅうおうがあらわれた!」。りゅうおうの挑戦に挑み、ナイスな写真が撮れるか?
図解付きで「じゅもんのとなえかた」の説明が行なわれる
説明が終わると、じゅもんの選択画面が表示されるので、唱えたいじゅもんを選択する
じゅもんを選択すると「Gemini」にプロンプトが渡されて自動で実行し、処理がスタート。参加者に「カメラで撮影する」ように指示が飛ぶ
プロンプトを開くと、かなり膨大な文字量が確認できる
「Gemini」の入力エリアにある「+」から「カメラ」を選択すれば準備はOKだ
カメラが起動するので、この状態で村人に渡して写真を撮ってもらおう
撮影が終わり、AIの画像生成が成功すれば、衝撃の1枚がAIの手により生成される
「Gemini」が生成した画像は「Gemini」内に残ったままなので、これらを保存する場合は、手動で「…」メニューから「画像をダウンロード」でダウンロードする必要がある

 「ジェミニクエスト」のイベントが行なわれているエリアについて、渋谷は「SHIBUYA109渋谷店 店頭イベントスペース(スライム)」と「MAGNET by SHIBUYA109 エントランスイベントスペース(ばくだんいわ)」の2か所、原宿は「竹下口パーク(キラーマシン/キングスライム)」と「東急プラザ原宿『ハラカド』(スライムタワー)」の2か所、計4カ所となっている。

 撮影が完了し、無事画像が生成されると、出口のカウンターにて、クエスト完了の報酬として「ちいさなメダル」がプレゼントされる。メダルの図柄は4カ所全て別のものとなっており、いずれも各エリアに設置されたモンスターと同じ図柄となっている。

クエスト達成者の報酬は「ちいさなメダル」だ。エリアごとに異なるメダルが用意されるので、全部集めるには4カ所回る必要がある
特設エリアごとに異なるモンスターがいる。SHIBUYA109渋谷店 店頭イベントスペースは「スライム」が「Gemini」の箱に乗ってゆうしゃたちを迎え撃つ!
東急プラザ原宿「ハラカド」は「スライムタワー」がお出迎え
竹下口パークにはキングスライムとキラーマシンが並んで出陣。写真はキングスライムのみ

いよいよチャレンジ!「パルプンテ」や「アストロン」など効果の異なるじゅもんの効果に大興奮!

 では早速、「ジェミニクエスト」に挑戦してみよう。各エリアに設置されているQRコードをスマートフォンで読みこむと、特設サイトにジャンプする。ここでは「ドラゴンクエスト」のボスキャラクター「りゅうおう」が画面にあらわれ、人間世界に魔物を放ったと我々に挑戦を叩きつけてくるので、このあとは利用規約に同意して開始することで、じゅもんのとなえかたの説明が行なわれる。あとはこれら手順通りに段取りを進めていけばOKだ。

 一連の説明が終わると、じゅもんを選択する画面が表示されるので、選択肢の中からどれか1つを選ぶ。この時、選択したじゅもんを覚えておくことも重要だ。なお、ここで表示されるモンスターは時間経過で次々と入れ替わる作りとなっており、エリアに関係なく表示される。

 じゅもんを選択すると、予めインストールされた生成AIアプリ「Gemini」が呼び出され、プロンプトが実行される。ここで少し待つと「Gemini」から参加者に向かって指示が表示されるので、あとは指示通りカメラを起動して、その状態で会場にいる村人(スタッフ)にカメラを渡して、選択したじゅもんを伝えれば、あとは写真を撮ってもらうだけだ。

 なお、この時のポーズについては、公序良俗に反していなければ、特に制限などはない。が、AI側が被写体を「人間」として認識できない場合は、正しく画像が生成されない可能性もあるため「人間」として理解してもらえるような無難なポージングがいいだろう。あとは無事に画像が生成されれば参加者のクエストは達成となる。

渋谷の特設エリア「SHIBUYA109渋谷店 店頭イベントスペース」でAIが生成した画像より。「パルプンテ」については発動後の効果がランダムのため、画像だけだと判断が難しい。画像の例ではモンスターもこちらも眠ってしまった
「メダパニ」を唱えるとモンスターを混乱状態に陥れることができる
参加者の立ち位置はマーキングされているので、ここに立ってじゅもんを唱えるポージングを行なう
全身がメタル化する「アストロン」でなんか涼しい気分になれた。個人的にはお気に入りの1枚だ
「アストロン」を唱えた時の元画像はこんな感じ

 イベント開始は11時からだったのだが、そのなかのひとつ「MAGNET by SHIBUYA109 エントランスイベントスペース」はあっという間に行列ができる状況となっており、10分ほどで整理券が配布された。参加者は、指定時間まで別の場所で待機してから再度列に並ぶ形となった。

 各特設エリアでゆうしゃの助けを待つ村人たちはいずれもノリがよく、村人になりきって参加者に声を掛けてイベントを進行するなど、和気あいあいとした雰囲気が印象的だった。また、木箱や樽、散乱する瓦礫など、小物として置かれているオブジェクトにも気合いが入っており、臨場感を増す役割を担っている印象だ。

渋谷の特設エリアの1つ、「MAGNET by SHIBUYA109 エントランスイベントスペース」の11時10分頃の様子。すでに行列ができつつあったため、早々に整理券が配布されることになったようだ
整理券には時間が記載されており、書かれた時間までに戻ってくれば行列に加われる
こちらの会場でも「パルプンテ」を唱えたところ、みんな揃って大混乱に陥った

 今回筆者が参加した「MAGNET by SHIBUYA109 エントランスイベントスペース」では早々に整理券が配布されたが、行列の整理については、エリアごとにやり方が異なる。「竹下口パーク」は周辺が比較的広い空間となっているため、11時50分くらいの段階では整理券を配布せずに行列に並べば参加できる状況だったようだ。対して、「東急プラザ原宿『ハラカド』」はビル入口のスペースを使用していることもあってか、こちらはキャンペーン特設サイトからの事前予約が必要だった。

 渋谷エリアの2カ所はどちらも渋谷駅のハチ公口から直ぐの位置にあるので、迷うことはないだろう。原宿エリアについてはどちらも明治通り沿いにあるため「JR原宿駅」から行くよりは、東京メトロ千代田線/副都心線の「明治神宮前駅」の5/6番出口から行く方が歩く距離は短くて済む。また、暑い中でのイベントとなるので、冷感グッズや飲み物など、暑さ対策を忘れないように心掛けたい。

原宿の特設エリア「竹下口パーク」はかなり広いエリアが確保されており、モンスターも「キラーマシン」と「キングスライム」が並んでいた
元気な村人たちが助けを求めて参加者に声掛けをしていた
原宿のもう1つの特設エリア「東急プラザ原宿『ハラカド』」はビル入口横に設置されているため、特設サイトからの事前予約が必要だ

 個人的な感想として「Gemini」については、インストール後に事前にログインしておくことで一連の作業がスムーズに行なえるので、現場での流れをスムーズにするならこれら準備を事前に行なっておくことをオススメしたい。特設サイトへのアクセスなども村人と話をする前の段階で事前に進めておけば、撮影してもらうだけであっという間に終わる。

 なお、ご褒美の「ちいさなメダル」については、数に限りがあるため、なくなってしまう場合もある点も注意したい。さらに「Gemini」が生成した画像は、「Gemini」側でダウンロードしないと画像が保存されない点も忘れないようにしよう。

 暑い夏、なかなか外出する気分にはならないが、ご褒美を目指して渋谷と原宿に冒険に出掛けてみてはいかがだろうか?

ということで、参加して見事にゲットした「ちいさなメダル」の詳細を紹介したい
パッケージ裏面には「Gemini」の紹介が書かれていた
メダル裏面は星印が描かれる
メダルは重量感があり、モノとしての完成度は高い
メダル以外にもキングスライムうちわがプレゼントされる
イベントに参加できない人でも「Gemini」アプリの「=」メニューから「画像」を選択すると、「メラゾーマ」や「なかまをよんだ」のテンプレートなどを使って手軽にドラクエっぽい画像が生成できる
「メラゾーマ」のテンプレートを開くと、自撮りを撮影するか、既存の写真を選択するメニューが表示される
写真を選択すると、細かいプロンプトが投稿され、画像生成の処理がスタート
結果、このような画像が生成される