【特別企画】

アニメ調アクション&王道ストーリーの新作「リミットゼロ ブレイカーズ」序盤プレイレポート

【プロローグβテスト】
開催期間:6月11日~6月15日

 VIC GAME STUDIOSが開発し、NCがパブリッシングを手掛けるPC/スマートフォン向けアニメーションアクションRPG「リミットゼロ ブレイカーズ」。本作初のクローズドベータテストとなる「プロローグβテスト」が、6月11日から6月15日にかけて実施した。

 今回、本作ゲームの序盤をプレイできた。詳細はこの後の本文で語っていきたいが、カギになる要素は、高いクオリティのアニメ調のグラフィックス、アクション性の高い戦闘、奇をてらわない王道の冒険譚だ。今回は、Steam版でのプレイをもとに、序盤の体験と現時点での手応えをレポートしていく。

【[リミットゼロ ブレイカーズ] 選ばれし者だけが挑めるCBT「プロローグβテスト」、始動】

キャラクターが合流していく楽しさ。王道を感じる冒険ファンタジー

 「リミットゼロ ブレイカーズ」の舞台は、浮遊する島々からなる世界「セラフィア」。プレーヤーは「ブレイカー」として、「神の書庫」を目指す冒険へと繰り出す。

 主人公のカイトは、鍵や封印を解く力を持った「界放者(リリーサー)」。彼は、失った記憶を取り戻すために、神の書庫を目指す「シオン」と、彼女が率いる「潜空艇『ウィーバーウェル』」の仲間と合流し、古代の遺跡や巨大なモンスターに挑む。

 今回プレイできた範囲は、ゲーム序盤になるチャプター1からチャプター2だ。カイトがシオンたちと合流し冒険へと旅立つチャプター1と、次の街へと移動し、そこで住人たちのためにギルドの依頼をこなしながら信頼を獲得し、遺跡を探索し、新たな仲間との出会いをする様子が描かれていく。

 ストーリーは王道だ。ファンタジー世界で、街の住人たちの困りごとに遭遇し、それらを解決しつつ、メインの目的である遺跡を探索してレリックを入手する。その中で新たなキャラクターに出会い、彼らとの物語が展開されながら、合流し、次の冒険に旅立つという物語だ。

 登場キャラクターは様々にいる。例えば主人公のカイトは、幼い頃に記憶を無くし、不良集団である「コバスクロー」に所属していた。だが、自分の能力の使い道はそのような使い道で使うのではないと考え、ギルドに所属する冒険者となった。

 主人公たちが乗り込む「ウィーバーウェル」オーナーのシオンは、大人びた性格な良識人として描かれている。時々、ケチな一面を見せるが、スッとプレーヤーに入ってくる素直なキャラクターだ。

 ほかにも、ストーリー序盤で合流する「リズ」は獣人で、ムードメーカー的な明るさを持っている。妹たちのためにお金を稼ぐという目的があり、時々お金に対して執着的な一面を見せることもある。

 本作には様々なキャラクターがプレイアブルで登場し、それぞれが個性豊かだ。かといって設定や関係性が複雑なわけではなく、どのキャラクターも親しみやすい。ビジュアルの良さも相まって、キャラクターが次々集まっていく賑やかさや楽しさを感じられる。

ストーリーはじっくりと読み進めていくような楽しさがある

最大3人のキャラクターを組み合わせてチームを編成し、連携で畳みかけるハイスピードアクション

 本作のジャンルは「アニメーションアクションRPG」。戦闘スタイルの異なるキャラクターでチームを編成し、通常攻撃に加え、必殺技などを組み合わせてプレイする。敵に連続して激しい攻撃を叩き込んでいく、ハイスピードな戦闘アクションが楽しめる。

 CBTで実際に触れた範囲でのアクションを整理すると、基本的な攻撃方法の「通常攻撃」、いわゆる必殺技にあたる「特殊スキル」、味方と協力すると大ダメージを与えられる「元素スキル」、超必殺技にあたる「必殺スキル」がある。さらに、そこに回避などが加わる形だ。

「通常攻撃」や必殺技にあたる「特殊スキル」を絡めて戦うのが基本だ

 こう書くとややこしさを感じるかもしれないが、左クリックの通常攻撃を連打しながら、エネルギーが溜まったら特殊スキルを打ち込む。さらに、元素スキルや必殺スキルが使用できるようになったらそのボタンを押して敵に大ダメージを与える。

 このサイクルが基本となり、雑魚モンスターレベルであればこの戦い方で十分通用する。

雑魚モンスターであればそれほど高いアクション性を求められない。進行度にあわせたキャラが育っていれば、ボタンの連打プレイでも充分に戦える

 この基本的な操作に加えて、本作のアクション性を高める要素として、敵の攻撃をギリギリで回避すると発動する「ジャスト回避」や、敵の攻撃にあわせてタイミング良く必殺スキルを打ち込むと発動する「パリィ」などがある。

 また、元素スキルは発動した後に別のキャラクターに切り替えて、そのキャラクターの元素スキルを発動すると特殊な効果が発生し大ダメージを与えられる。

味方と連携すると大ダメージが与えられる要素もある。上手く組み合わせて戦っていくのがポイントだ

 ボスクラスの敵になると、ジャスト回避やパリィといったアクションも組み合わせないと攻略はなかなか難しくなってくる。だが、最初のボスに辿り着く頃には操作にも慣れているだろうし、難しさ以上に爽快感がある。操作感は快適で、このアクション性の高さがバトルの楽しさを増し、戦闘がマンネリ化しない。ストーリーの合間に戦闘が始まった際も、筆者は「お、ここでもまた暴れられるのか」とポジティブな印象を受けた。

ボスクラスの敵になると単なるボタン連打では厳しい。そこに至るまでの戦闘でプレーヤースキルを身につけたい

 本作の育成は、キャラクターのレベルを上げていくという王道のスタイルに加え、装備を強化する要素もある。バトルに行き詰まったら育成すると突破しやすくなるし、キャラクターを育成していくこと自体にも楽しさがある。この辺りは王道のアクションRPGを踏襲している要素だった。

 なお、ストーリーの進行で合流するキャラクターもいれば、いわゆるガチャ要素で加わる仲間もいた。各キャラクター毎に属性の概念や、クラスの概念がある。敵によって弱点属性があったり、クラスによって特徴が異なったりするので、パーティの組み合わせを試行錯誤する要素もある。

 そのため、多くのキャラクターを集めて育成した方がゲームを進めやすくなる。キャラクターを集めていくのが攻略のコツにもなるし、コレクション要素的な意味でも楽しめる。

キャラクターの育成要素は、レベル上げはもちろん、装備の強化などもあり、じっくりと育て上げていく楽しさがある

高いクオリティのアニメ演出とビジュアル

 本作が一貫して打ち出しているのが、アニメをプレイしているかのような映像体験だ。ストーリーに挟まれるカットシーンはアニメ調で表現されている。グラフィックスの作り込みは昨今のタイトルのなかでもリッチな印象を受けた。

 先ほどの見出しでは戦闘要素の魅力について語ったが、メインのストーリーを楽しみたいというユーザーも満足できると思うほど、アニメーションのクオリティが高い。

カットシーンはアニメと遜色ない。ストーリーを楽しみたいプレーヤーも満足できるだろう

 また、このアニメ調のグラフィックスは戦闘シーンや、フィールドの移動時も統一されている。特に戦闘中の必殺技やボスモンスターの派手な攻撃などのエフェクト部分を見ても、アニメをそのまま操作しているような印象で、繋ぎ目の違和感などは感じられなかった。

戦闘もアニメ調のタッチは健在。ギャップは一切感じず、スムーズに遷移する

 もちろん各キャラクターにはボイスも収録されており、そういった部分でもアニメらしさを感じられる。気になるローカライズ部分でも一切気になる点がなかったことも付け加えておきたい。

 強いて気になる点を挙げるとするなら、端末による体験の差だ。「プロローグβテスト」はSteam(PC)とiOS/Androidの両方で実施されているが(製品版はApp Store/Google Play/PCで展開予定)、画面のタッチがメインになるスマートフォンやタブレットと、マウスキーボード操作がメインになるPC版では若干の操作感の差が生まれるかもしれない。

 ただ、Steamのストアページを見る限り、動作の最低要件はGTX 750 Ti、推奨GTX 1060と記載されている。相当古いPCでも動くスペックであることから、グラフィックス面などのクオリティは多くのスマートフォンやタブレットでも問題ないと考えられる。

端末による体験の差は気になるが、PC版の動作スペックを見るに特に問題になることはないだろう

 冒頭でも述べたとおり、本作の魅力は爽快感のある戦闘と、ストーリー、カットシーンをアニメ調のフルボイスで楽しめ、物語も王道で楽しみやすくなっているところが本作の総合的な魅力だと感じた。

 アクション性の高い戦闘はアクションRPGのファンも満足させてくれるだろうし、一方でシンプルな操作は幅広いプレーヤーに受け入れられるだろう。ここから、さらに魅力的なキャラクターとストーリーが充実してくれば、多くのプレーヤーが楽しめる作品になるかと思う。本作のリリースは2026年上半期を予定しているということで、ぜひ期待したい。