【特別企画】
「リネージュ」の伝説武器「真冥王の執行剣」リアルオークション贈呈式レポート
落札者は伝説プレーヤー「占拠マン」との“約束”を叶えた「メレクベール」さんに
2025年11月12日 14:54
- 【「真冥王の執行剣」贈呈式】
- 11月3日 開催
エヌシージャパンが運営するMMORPG「リネージュ」。そのシリーズの象徴とも言える伝説の武器「真冥王の執行剣」の“リアル贈呈式”が11月3日に開催された。場所は東京・秋葉原「AKIBAカルチャーズZONE」。
「真冥王の執行剣」は、ゲーム内での入手難度と希少性で知られており、「リネージュ」シリーズの冒険者にとって長年の憧れとなっている武器のひとつである。2024年に実施された佐賀県とのリアルコラボイベントでは、現実世界に再現した1/1サイズの「真冥王の執行剣」が本邦初公開され、展示会場には多くの「リネージュ」ファンが訪れたという。その好評を受けて、今回再度作られたのが1/2サイズの「真冥王の執行剣」だ。
手がけたのは、オンラインを中心に活動するファンタジー武器屋「タクミアーマリー」の職人であり経営者の折井匠氏。作り込まれたこの武器は「AKIBAカルチャーズZONE」での期間限定ストア(11月9日終了予定)で展示されたほか、10月26日20時までオークション形式で実際に出品されていた。このリアルオークション、最終的に落札したのは「リネージュ」シリーズのプレーヤーの「メレクベール」さんだ。
ずっと君主でプレイしていたメレクベールさん。「真冥王の執行剣」は君主も装備できる武器だ。ずっと憧れはあったというが、ゲームの世界ではなかなか届かない。そこでこのオークションに目をつけ、伝説の一振りを現実世界で手に入れることになったという。
今回は武器の贈呈式の様子と、落札したメレクベールさん、制作したタクミアーマリーの折井匠氏、そして本企画を担当したエヌシージャパンの担当者にミニインタビューを実施した。3人が語る“剣に込めた想い”に迫るインタビュー、ぜひ最後までお楽しみいただきたい。
剣の受け渡しは、“現実世界の武器屋”で
壁一面に武器が並ぶ「タクミアーマリー」店内は、「リネージュ」の世界にある武器屋を想起させる。贈呈式当日、そこには、落ち着かなさそうに受け渡しを待つメレクベールさんがいた。
贈呈式では折井氏から「真冥王の執行剣」がメレクベールさんに手渡された。メレクベールさんは喜びと誇らしさが入り交じった表情を浮かべながらその剣をしっかりと受け取っていた。受け渡しが終わり、両者の気持ちが少し落ち着いたところで、ここからは、剣を作り上げた職人・折井氏の物語を聞く。
今回制作された「真冥王の執行剣」は、1/2サイズとはいえ全長約1mはある。折井氏によると、この規模の武器になると時間もかかりかなり大変なのだという。そのため、当初はもっと小さな武器の制作をエヌシージャパンの担当者に相談したという。だが、「この武器はファンに人気の武器で、作るならこの武器がオススメです」と背中を押された。その言葉を受けて折井氏は「僕も甘えていたと思い、徹夜をしてでもこの武器を作ると決めました」。
改めて見所について折井氏に伺ったところ、「剣の立体的な厚みを表現するのがとても難しいんです、そこが大変でしたね。また、すごく細かい模様なども入っていて、そこを表現するのは泣きそうでした(笑)」と振り返った。
通常は制作に約3カ月はかかるという。今回はイベント日程に合わせ、睡眠時間をギリギリまで削って約2週間で制作した。「この名誉ある剣を届けるためには寝ている場合じゃない、『リネージュ』が大好きな方に喜んでもらいたい」。その一心だったと語る。
それだけの思いと手間がこもった「真冥王の執行剣」。ついにこの日、新たな持ち主のもとへと渡った。
この剣は約束を果たした証であり、「リネージュ」を頑張ってきた“トロフィー”
続いて、メレクベールさんにも話を聞いた。この剣を手にした気持ちを聞かれたメレクベールさんは「『リネージュ』を頑張ってきた1つのトロフィーかな」と話す。
トロフィーとはどういうことか。伺うと、メレクベールさんはずっと君主でプレイしていたが、最初は“お行儀の良いプレーヤー”ではなかった、と話してくれた。
「君主でプレイしていたのですが、弱くてお金があまり稼げませんでした。それで、街にモンスターを連れてくるようないやがらせをしていたんです。その時に悪のカリスマ的なプレーヤーである『占拠マン』に拾われて、すごく可愛がってもらいました」。
この「占拠マン」は、「リネージュ」では伝説的なプレーヤーだ。その黒い活躍はサーバーを越えて名をとどろかせており、システムの範囲内で様々な悪行を尽くす、そんなプレーヤーだった。しかし、そんな占拠マンから「君はちゃんと表で努力して活躍しなさい」と言われ決別したという。明確な理由は伺えなかったが、「君ならまだ戻れる」というメッセージだったのかもしれない。
占拠マンとの別れをきっかけに、メレクベールさんは努力で上を目指す。だが、後発ユーザーということもあり上位に追いつくのは難しかった。転機になったのはランキングシステムの導入だ。
「君主ランキングの1位に入りたい」……その思いから、仕事以外の生活をすべて狩りに注いだ。「朝5時に起きて2時間狩りをし、仕事が終わって18時から25時(翌1時)まで狩りをしていました」。その結果、君主ランキングでランカーの座を獲得したのだ。
ただ、2位以下のプレーヤーの追い上げもあり、1位を維持し続けるためには心理的にも物理的にも大きな負荷がかかる。そのプレッシャーに心が折れて1度「リネージュ」から離れたこともあったそうだ。
そして、その後登場した「リネージュM」で「リネージュ」の世界へ戻り大活躍。君主ランキング、血盟ランキングで1位を取り、城主の座も獲得したという。メレクベールさんは誇らしげな表情でこう話す。「これであの時の約束が果たせました」。約束とは、言わずもがな、占拠マンが話した「君はちゃんと表で努力して活躍しなさい」という言葉のことだ。
このエピソードを聞いた折井氏は「寝ずに作って本当に良かった」と、心から嬉しそうな笑顔で話してくれた。
「リネージュ」の魅力について、メレクベールさんは「人との出会いと、努力すれば必ず叶うということを教えてくれたことです」と語る。折井氏も「努力を重ねるのはモノ作りも同じです。毎日作って作り続けて、こうやって完成して形になる。この小さな毎日の積み重ねが形になる。その思いや努力が全く同じなので、メレクベールさんにお渡しできて本当に嬉しいです」と共通する努力の積み重ねを語っていた。
リアルな装備は第2弾以降も検討中。他の作品でも可能性が
今回の企画に関してエヌシージャパンの担当者は「佐賀県とのリアルコラボで1/1の『真冥王の執行剣』を展示したときは非常に好評でしたが、地理的な制約で足を運びにくいという事もありました。そのため、最初のきっかけはこの剣を展示できるお店を探したいという発想でしたが、ただ展示するだけでは店舗様側のメリットが薄いので、売り上げを高めたい、もっと面白いことをして情報発信をしたい。そういったプロセスを経て今回のオークションの実施に繋がりました」と話す。
そして、今回の企画を受けて第2弾以降も検討しているという情報も得られた。「我々は『リネージュ』以外のタイトル、『リネージュ2』や、『タワー オブ アイオン』など色々なタイトルがあり、そこには様々な武器や防具があります。ですが、具現化できているのは一部分だけです。そのチャレンジはファンタジー武器屋さんと一緒に、色々な展開を広げていけると面白いなと考えています」と話してくれた。
ゲームに存在する装備が現実世界で具現化し、それを手にできるというのはファンにとっては格別の喜びだ。ゲームを提供するエヌシージャパン、武器を制作したタクミアーマリーの折井氏、そしてそれを受け取ったメレクベールさん。この「真冥王の執行剣」には三者三様の思いがある。その三者がこの武器に対する感情や思いがこちらにも伝わってくる、そんな感動的なイベントだった。





































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