【特別企画】

日本HP、「VALORANT」コラボPC「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」の魅力を解説【TGS2025】

「OMEN 35L」がまるごと「VALORANT」仕様に

【東京ゲームショウ2025】
会期:9月25日~9月28日
ビジネスデイ 9月25日10時~17時/9月26日10時~17時
一般公開日 9月27日9時30分~17時/9月28日9時30分~16時30分
会場:幕張メッセ

 日本HPは、東京ゲームショウ2025の初日の9月25日、東京ゲームショウ同社ブース内において、ゲーミング製品の新製品発表会を行なった。発表されたのは、「VALORANT」の世界観を表現したコラボPC「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」。価格は246,500円。本稿では、発表会の様子と新製品、ブースの様子をお届けする。

「VALORANT」の世界観に細部までこだわった「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」

 新製品発表会では、まず、HP シニアバイスプレジデント兼ゲーミングソリューション担当プレジデントのジョセフィン・タン氏が登壇した。

 タン氏は、日本は有名なゲームメーカーが多く、産業規模が大きいだけでなく、最新テクノロジーに対しても貪欲であるため、PCゲーミング業界における日本の存在感は大きいと話す。HPは、ゲーミングPCのハードウェアを開発しているが、そのハードウェアの性能をフルに引き出すための独自ソフトウェア「OMEN Gaming Hub」を開発している。また、AIを活用し、タイトル毎にパフォーマンスを引き出すことができる「OMEN AI」も強化。対応タイトルが8つに増え、近日中に「Rainbox Six Siege」と「Delta Force」も対応するとした。

 続いて、タンさんが「ジャジャジャジャーン」というかけ声とともに、壇上のPCにかけられていた布をめくると、中から新製品の「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」が現れた。「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」は、その名前からも分かるように、OMEN 35Lをベースにした限定モデルで、人気FPS「VALORANT」の世界観や伝承をオマージュして作られた製品だ。

新製品発表会では、まず、HP シニアバイスプレジデント兼ゲーミングソリューション担当プレジデントのジョセフィン・タンさんが登壇した
PCゲーミングにおいて日本市場は重要である。日本のゲーム産業は大きく、プレイヤーも多いからだ
HPの独自ソフトウェア「OMEN GAMING HUB」は、パフォーマンスを最適化したり、パーソナライズなどを行なうことできる
「OMEN GAMING HUB」にはさまざまな機能が搭載されている
AIを活用し、タイトル毎にパフォーマンスを引き出すことができる「OMEN AI」も強化。対応タイトルが8つに増え、近日中に「Rainbox Six Siege」と「Delta Force」も対応する
タンさんが、壇上のPCにかけられていた布をめくった
「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」がお披露目された

 本製品については、日本HP パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマービジネス本部 コンシューマー製品部 カテゴリーマネージャーの森谷智行さんが解説を行なった。

 「OMEN 35L VALORANT Limited Editionは、「VALORANT」のテーマカラーである赤を基調にしたデザインで、側面や背面にもゲーム内に出てくるグラフィックスが散りばめられている。

 単に前面パネルと側面パネルに絵などをプリントしただけというコラボモデルもよくあるが、本PCはケースファンのハブ(中央)部分にゲームで重要になるアイテムのスパイクが描かれていたり、マグネット式で着脱可能なガンバディ(武器に装着するアクセサリー)が付属していたり、「VALORANT」プレイヤーなら思わずにやりとしてしまうこだわりが随所に散りばめられているところがポイントだ。

 ここまで特定のゲームの世界観を体現したコラボPCは珍しいだろう。Core i7-14700FとGeForce RTX 5060を搭載しており、基本的なスペックも十分。「VALORAN」のファンなら是非手に入れたい逸品といえる。

続いて、日本HP パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマービジネス本部 コンシューマー製品部 カテゴリーマネージャーの森谷智行さんが登場し、「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」についての詳しい説明を行なった
人気FPS「VALORANT」の世界観を表現した「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」
「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」は「VALORANT」の世界観や伝承をオマージュしている
側面や背面にもゲーム内に出てくるグラフィックスが散りばめられている
「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」は9月25日受注開始の限定モデルであり、Core i7-14700FとGeForce RTX 5060を搭載。マグネット式のガンバディ(武器に装着するアクセサリー)も付属する
ステージ上に展示されたOMEN 35L VALORANT Limited Edition
OMEN 35L VALORANT Limited Editionの左側面。水冷ヘッドの有機ELにもVALORANTのロゴが表示されている
ファンのハブ(中央)部分にスパイクが描かれている
側面に取り付けられているのはマグネット式で着脱可能なガンバディである

 続いて、森谷氏は8月に発表された新製品の説明を行なった。その要旨は以下の通りだ。

 フラッグシップモデルの「OMEN MAX 45L」は、OMEN Cryoチェンバーと呼ばれる特許取得済みの冷却機能を搭載し、カスタマイズの自由度も高いことが魅力。OMEN Cryoチェンバーは、ケースから分離されている独立したボックスであり、中に水冷用のラジエーターとファンが入っている。冷たい空気でラジエーターを冷却できるため、冷却性能が向上。高負荷時のCPU温度が同構成のOMEN 35Lよりも最大7.5℃低下するという。

 メインストリーム向けの「OMEN 35L」は、Ryzen 9 9950X3DとGeForce RTX 5080を搭載可能で、妥協のないパフォーマンスを実現。「OMEN 35L STEALTH Edition」は、ライティング用のLEDなどを搭載しておらず、目立ちすぎないことが特徴であり、VALORANT Champions Tourの大会公式PCとして使われている。

 ゲーミングヘッドセットの「HyperX Cloud Alpha 2 Wireless」は、音質にこだわり没入感あふれるプレイが楽しめ、世界初のプログラム可能なRGBベースステーションが付属することが魅力となる。さらに、ゲーム配信用マイクとして「HyperX FlipCast」と「HyperX SoloCast 2」の2製品が登場。HyperX FlipCastは、XLRとUSB両対応のダイナミックマイクであり、プロレベルの高音質を実現しており、HyperX SoloCast 2は感度の高いコンデンサーマイクを採用し、コンパクトなデザインを実現している。

他にも8月に発表された製品などが紹介された
OMEN MAX 45Lは、OMENシリーズのフラッグシップモデルである
OMEN MAX 45Lは、OMEN Cryoチェンバーと呼ばれる特許取得済みの冷却機能を搭載し、カスタマイズの自由度も高い
OMEN MAX 45Lは、Ryzen 9 9950X3DとGeForce RTX 5090を搭載したフラッグシップモデルだ
OMEN Cryoチェンバーは、ケースから分離されており、冷たい空気でラジエーターを冷却できるため、冷却性能が向上。高負荷時のCPU温度が同構成のOMEN 35Lよりも最大7.5℃低下する
OMEN 35Lは、Ryzen 9 9950X3DとGeForce RTX 5080を搭載可能で、妥協のないパフォーマンスを実現。カスタマイズも簡単にできる
OMEN 35L STEALTH Editionは、LEDなどを搭載しておらず、目立たないことが特徴。VALORANT Champions Tourの大会公式PCとして使われている
ゲーミングヘッドセットの「HyperX Cloud Alpha 2 Wireless」。音質にこだわり没入感あふれるプレイが楽しめる。また、世界初のプログラム可能なRGBベースステーションが付属する
ゲーム配信用マイク2製品。「HyperX FlipCast」と「HyperX SoloCast 2」
HyperX FlipCastは、XLRとUSB両対応のダイナミックマイクであり、プロレベルの高音質を実現
HyperX SoloCast 2は感度の高いコンデンサーマイクで、コンパクトなデザインを実現

新製品を実際に触って確かめられる試遊コーナーが充実

 ブースには、今回発表された新製品のOMEN 35L VALORANT Limited Editionをはじめ、8月に発表された最新モデルが並んでおり、試遊コーナーも充実していた。

 また、HyperXブランドのゲーミング周辺機器の展示コーナーや公式Xをフォローすることで回せるガチャマシンなどもあった。試遊コーナーでは、さまざまな最新ゲームをプレイすることができるようになっていたが、ゲーミングPC本体だけでなく、モニターやゲーミングマウス、ヘッドセット、ゲームパッドなど、すべて日本HPのOMENブランドとHyperXブランドで揃えられており、本体から周辺機器まで、すべてをカバーしている日本HPの強みがよく分かる展示になっていた。

 一般公開日にはステージイベントも多数開催される予定であり、日本HPの最新ゲーミング製品に興味があるなら是非行ってみてはいかがだろうか。

【ブースに並んでいた日本HPのゲーミング製品】
ブース中央のPC展示コーナー
今回発表された新製品の「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」
「VALORANT」モデルのベースとなった「OMEN 35L」
フラッグシップモデルの「OMEN MAX 45L」
コンパクトなゲーミングPC「OMEN 16L」
ゲーミングノートPC「OMEN MAX 16」
試遊コーナーの様子
ブースの外側にも試遊台が並んでいた
「プラグマタ」の試遊台
「プラグマタ」の試遊台構成。モニターやマウス、ヘッドセット、ゲームパッドのすべてがOMENまたはHyperXの製品だ
試遊コーナーでは、さまざまな最新ゲームをプレイすることができた
ゲーミングヘッドセット。一番上が新製品の「HyperX Cloud Alpha 2 Wireless」
ゲーミングマウスやゲーミングキーボード
ゲーミングマイクも多数展示されていた。こちらは「HyperX QuadCast 2」
左が新製品の「HyperX FlipCast」、右が新製品の「HyperX SoloCast 2」である
HPの業務用3Dプリンター「HP Jet Fusion 5600」を使ったカスタマイズしたマウス
「VALORANT」のキャラクターのコスプレイヤーもいた
ブースにはガチャマシンが置かれていた
公式Xをフォローするだけでガチャを回せ、豪華景品が当たるチャンスがある