【特別企画】

ASUSの最新“分離キーボード”登場! ゲーミングデバイス体験イベント「ROG DAY 2025」レポート

新製品紹介のステージセッションや豪華景品が当たるスタンプラリーも実施

【ROG DAY 2025】
6月20日 12時~17:00
6月21日 10時~17:00
会場:Esports Style UENO(東京都台東区上野2丁目7-7 上野HSビル3階)
入場無料

 ASUS JAPANは同社の展開するゲーミングブランド「ROG」の新製品展示イベント「ROG DAY 2025」を上野のeSports施設「Esports Style UENO」にて6月20日、21日の2日間に渡って開催している。入場料は無料。

 会場には5月に台湾で開催されたイベント「COMPUTEX TAIPEI 2025」にて先行展示された製品の展示や、近日発売予定の製品、現段階では発売予定に含まれていない参考展示の製品などが数多く展示された。

 またこれら展示ブースの担当者に声を掛ける事で貰えるスタンプを集める事で、スタンプの個数に応じて入口にある抽選会場でガシャポンによる抽選が行なえ、ROG製品やユニークなグッズなどが貰えるスタンプラリーが行なわれている。

 今回は初日となる6月20日に会場を取材したので、その模様をレポートしていく。

「Esports Style UENO」のある上野HSビルにはau Styleの看板が設置されているので分かりやすい
「ROG DAY 2025」の立て看板
会場全景。ステージでは各種ROG製品の紹介などが行なわれる予定
会場で配布されるスタンプラリー用紙。展示ブースを巡ってスタンプを押してもらい、埋めた数に応じて抽選会数が増える仕組み
グラフィックスボードなどの豪華な景品の数々やノベルティグッズなどが豊富に用意されている

左右分割スタイルのエルゴノミクスゲーミングキーボード「ROG Falcata」

 会場内には、「ゲーミングモニター」のコーナー、「自作PCパーツ」のコーナー、「ゲーミングデバイス&カスタマイズキーボード」のコーナーや、VOCALOID「初音ミク」とのコラボ製品「TUF Gaming × 初音ミク」コーナー、「COMPUTEX TAIPEI 2025 先行展示」コーナー、「ゲーミングノートPC」コーナー、「マザーボード BCN20周年記念」コーナー、「ROGルーター & ROG NUC」コーナーといったブースが設営されている。

 また「自作PC体験」ブースも用意。同社製品を使った自作PCの組立体験ができ、2組分のスペースが用意されていた。自作PC未体験の人だけでなく、最近PCの自作をしていない人でも久しぶりに体験できるコーナーとなっている。

ゲーミングモニターコーナーには「ROG Strix OLED XG27UCDMG」はグローバル市場にて4月に発売した27型有機ELディスプレイが展示されており、実際の映り具合などが確認できる
5月に発売したばかりとなる1,500R湾曲の31.5型ゲーミングモニター「ROG Strix XG32WCS」
「自作PCパーツ」コーナーには、2024年10月発表ながら発売前の1,000W電源ユニット「ROG Thor 1000W Platinum III」が参考展示されていた。グラフィックスボードの電圧供給の安定性を最大45%向上させる「ASUS GPU-FIRST voltage-sensing technology」が採用されている
別室には「自作PC体験」コーナーとして、同社が用意した自作PC用パーツを使った「自作PC体験」のコーナーも用意。2組分のスペースが用意されており、自作PCの組立が手軽に体験できる

 「COMPUTEX TAIPEI 2025 先行展示」コーナーでは、5月開催の「COMPUTEX TAIPEI 2025」会場にて出展した参考展示のデバイスなどが数多く確認できた。いずれも国内では初の展示となっている。

 最も注目なのは、左右分割スタイルのエルゴノミクスゲーミングキーボード「ROG Falcata」だろう。同社開発のキースイッチ「ROG HFX V2 MAGNETIC SWITCH」を採用し、キータッチなどが左端のスイッチで調整可能で、USB Type-Cケーブルで分割キーボードをそれぞれ接続する仕組み。ゲームをプレイする際には、左キーボード部のみで利用し、文字を入力したい場合などは右キーボードを近づける事で快適にキー入力が行なえる。

 早速筆者も触れてみたが、キータッチが変化できるので、好みに応じて調整できるのは便利の一言だ。パームレストの品質もよく、使っていても心地よさが印象に残る、理想形のキーボードと言える。

 なお、発売時期や価格については正式な情報はなかったが、現場で話を伺った担当者の理想としては、部品の供給さえ順調なら8月には発売したい意向のようだ。また、価格については高品質な製品のため、5万円前後になる見込みとのことで、この辺りは正式発表を楽しみに待ちたいところだ。

左右分割スタイルのエルゴノミクスゲーミングキーボード「ROG Falcata」も参考展示
内部の状態なども展示されていた。「COMPUTEX TAIPEI 2025」展示時は具体的な情報がなかったが、8月頃の発売を目指して調整を行なっているようだ
実際に触れてみたところ。ゲームを遊ぶ場合には、必要な左キーボード部分のみを使える仕組みは非常に合理的と言える

ディスプレイを搭載! CPUクーラー「ROG RYUO IV SLC 360 ARGB」

 また、ビジュアル的にインパクトのある参考展示品としては、「自作PCパーツ」コーナーに展示されていた、ディスプレイを搭載したCPUクーラー「ROG RYUO IV SLC 360 ARGB」だろう。

 液冷タイプのCPUクーラー上に6.67型の曲面AMOLEDディスプレイを搭載しており、CPUクーラー上に映像が表示される。現段階では発売時期や価格などについては未定だが、話を伺った担当者の希望としては、5万円前後ならいいなぁとの事で、この辺りの価格での登場に期待したいところだ。会場に来た際には、この不思議なビジュアルは是非見ておく事をおススメしたい。

 同じような仕掛けとしてインターフェイスカバーの部分に5型の液晶ディスプレイを備えるマザーボード「ROG CROSSHAIR X870E EXTREME」も展示されていた。見た目のインパクトはバッチリで、こちらは本日6月20日より販売を開始した製品となっている。

「自作PCパーツ」コーナーを見ると、PCの内部で「映像」が動いている不思議なビジュアルに遭遇……。なお、ケース自体も未発売の「ROG HELIOS GX601S」だ
CPUクーラーに曲面AMOLEDディスプレイを備える異色のゲーミングCPUクーラー「ROG RYUO IV SLC 360 ARGB」
マザーボードに5型液晶を備える「ROG CROSSHAIR X870E EXTREME」。こちらは本日より販売開始の製品だ

今日発売! 実際に触れる「TUF Gaming × 初音ミク」コーナー

 幸せな気分になれる展示としては「初音ミク」とのコラボ製品「TUF Gaming × 初音ミク」コーナーだ。初音ミクの等身大ポップが置かれたこのコーナーは、他のコーナーと比べても華やかなビジュアルで彩られており、特に目を引かれるエリアとなっている。

 展示されているのはいずれも本日、6月20日より発売を開始したコラボキーボード「ASUS TUF Gaming K3 Gen II Hatsune Miku Edition」や、マウス「ASUS TUF GAMING Mini Wireless Mouse Hatsune Miku Edition」、マウスパッド「ASUS TUF Gaming P1 Hatsune Miku Edition」、そしてカラフルなヘッドセット「TUF Gaming H1 Gen II Hatsune Miku Edition」の4製品だ。店舗によっては既に品切れになっているお店もあるようだ。

 展示エリアのディスプレイには「初音ミク」の壁紙が表示されており、初音ミク一色のブースとなっているので、初音ミクファンの人はコラボ製品の実際の使い勝手や色合いなどがチェックできるので、購入を検討している人は是非チェックしてみてほしい。

初音ミクコラボエリア「TUF Gaming × 初音ミク」
初音ミクの等身大ポップが置かれている
初音ミクコラボマウス「ASUS TUF GAMING Mini Wireless Mouse Hatsune Miku Edition」、初音ミクのビジュアルがかわいいマウスパッド「ASUS TUF Gaming P1 Hatsune Miku Edition」
コラボキーボード「ASUS TUF Gaming K3 Gen II Hatsune Miku Edition」
コラボヘッドセット「TUF Gaming H1 Gen II Hatsune Miku Edition」
展示PCの壁紙も初音ミク一色となっており、思わずみっくみくになってしまう

キースイッチ「ROG HFX V2 MAGNETIC SWITCH」巨大模型も

 「ゲーミングデバイス & カスタマイズキーボード」コーナーでは、同社のカスタマイズゲーミングキーボード製品や、キーボード内部のキースイッチなどのカスタムパーツの数々が所狭しと並べられており、なかなか壮観だ。特に同社開発のキースイッチ「ROG HFX V2 MAGNETIC SWITCH」については、大型の模型が参考展示されており、実際に押すことで、仕組みが分かるようになっているのが面白い。

 「ゲーミングノートPC」コーナーの展示品はいずれも発売済み製品だが、16型/2,560×1,600ドットの有機ELディスプレイを搭載し、グラフィックスボードにノートPC用の「NVIDIA GeForce RTX5090 LapTop GPU」、CPUには「Intel Core Ultra 9 285H」を内蔵するノートPC「ROG ZEPHYRUS G16」があった。

  またノートPCでは、18型/2,560×1,600ドットのminiLED内蔵液晶ディスプレイを採用し、GPUに「NVIDIA GeForce RTX5090 Laptop GPU」、CPUには「Intel Core Ultra 9 275HX」を内蔵した「ROG STRIX SCAR 18」が展示されていた。

 加えて、16型/2,560×1,600ドット、リフレッシュレート240Hzの液晶ディスプレイを備え、グラフィックスボードに「NVIDIA GeForce RTX 5070Ti Laptop GPU」、CPUは「AMD Ryzen 9 9955HX3D」を内蔵した「ROG STRIX G16」も展示されていた。

「ゲーミングデバイス & カスタマイズキーボード」コーナー
他社製のカスタム用キートップも数多く用意されており、ユニークなカスタム例が展示されていた
他にも他社から豊富なキートップ製品が発売されており、カスタマイズキーボードの盛り上がりをアピールしていた
同社開発のキースイッチ「ROG HFX V2 MAGNETIC SWITCH」の大型模型を参考展示
「COMPUTEX TAIPEI 2025」にて出展されていた大型模型を今日のために借りてきたとのことで、実際に押すことができる上に、アクチュエーションポイントの変化などが確認できるという
同社の扱うキースイッチ製品が並べて展示されていた
有機ELディスプレイ搭載のハイエンドモデル「ROG ZEPHYRUS G16」
18型のminiLED内蔵液晶ディスプレイ搭載「ROG STRIX SCAR 18」
16型、リフレッシュレート240Hzの液晶ディスプレイ搭載の「ROG STRIX G16」。タッチパッド部がタッチ操作のテンキーになるギミックも備える

 その他、発売済み/未発売のグラフィックスボード各製品、ルーターの新製品、CPUやメモリ、ストレージなどを自分で装着して利用できる同社のコンパクトNUC「ROG NUC」の最新バージョン「ROG NUC(2025) NUC 15JNK」なども展示されており、自作PCファンにとっても魅力的なイベント展示となっていた。

「COMPUTEX TAIPEI 2025先行展示」コーナーには展示会に出展した製品の展示が行なわれていた
COMPUTEX TAIPEI 2025で展示した最新グラフィックスボード各製品を参考展示
「自作PCパーツ」コーナーでも発売済み/未発売のグラフィックスボード製品が展示されていた
同社NUC製品の最新モデル「ROG NUC(2025) NUC 15JNK」では、ノート用グラフィックスボードが内蔵可能だが、その分価格は高くなるとしている
仕様についてもパネルで紹介されていた
分解した状態で冷却性能の高さをアピール
ASUS ROGブランドのルーター新製品が備えるWi-Fi7接続の速度体験コーナーも用意されていた