【特別企画】
1枚のリザードンが4,350万円。収集品「ポケモン」の価値上昇に米競売会社が注目
今後「ポケカ」テスト版ピカチュウなどが出品予定。ヘリテージ・オークションズが日本本格参入
2024年10月23日 15:04
- 【ヘリテージ・オークションズ戦略発表会】
- 10月23日 開催
ヘリテージ・オークションズは10月23日、日本への本格参入に関する戦略発表会を開催した。
ヘリテージ・オークションズは、アメリカ最大、世界第3位の規模を誇るオークション会社。今回、東京オフィスを開設し、日本への本格参入に伴って、今後の方針や狙いなどを明らかにした。
日本支社を開設した理由として大きいのは、ゲームを含むポップカルチャー分野を拡大するため。特に「ポケモンカードゲーム」をはじめとした“メイド・イン・ジャパン”の収集品は人気が高いのだという。
落札された実例では、状態の良い「ポケモンカードゲーム」初期の「リザードン」が300,000ドル(約4,350万円)、未開封のGBA「ポケットモンスター 赤」が45,000ドル(約706万円)などが挙げられた。
ヘリテージ・オークションズ日本オフィスとしては今後、日本全国のコレクターの出品や落札をサポートし、日本語での対応や商品の輸送手配、オークション査定会・下見会の開催などを実施していく。
そのうえで、「日本のコレクターにとって世界の収集品市場とつながるための選択肢」になると同時に、「世界のコレクターに向けて日本の文化とコレクターズアイテムについて発信」する役割を担いたいとした。
また発表会会場では、「ポケカ」などのトレーディングカードや「ポケットモンスター 青」などのゲームソフト、「魔女の宅急便」をはじめとしたアニメ作品のセル画が展示されていた。これらは今後オークションに出品予定だという。