USJ「ハリー・ポッター」エリア誕生から10周年！ 加藤清史郎さん登場のお祝いイベントをレポート

　ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、「ハリー・ポッター」の物語の世界を体験できるエリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の誕生10周年を記念して、イベント「アニバーサリー・セレブレーション」を7月15日に開催した。

　「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」は、2014年7月15日にオープンしたUSJの「ハリー・ポッター」エリア。「アニバーサリー・セレブレーション」では、大勢のゲストと、10年前の開業日にもエリアを訪れた俳優の加藤清史郎さんのほか、ホグズミード村の住人や魔法生物などが、この日限りのスペシャルグリーティングが登場した。

　最後はホグワーツ魔法魔術学校をバックに、10周年仕様のバタービールをひとのみ。ゲスト一同が泡の口ひげをつけてお祝いした。本稿ではそんな「アニバーサリー・セレブレーション」の様子をお届けする。

アニバーサリー・グリーティング＆「バタービール」モーメント

　アニバーサリー・グリーティングでは、加藤清史郎さんとゲストたちが魔法界の住人たちに出迎えられながら、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアへと入場した。入場後は、「Welcome to Hogsmeade!（ホグズミードへようこそ！）」のかけ声と共にパレードがスタートし、魔法使いたちや住人によるパフォーマンスが披露された。

魔法界の住人たちに出迎えられる加藤さんとゲストたち

　パレードの後は魔法界の住人たちがゲストと一緒に撮影をしたり、魔法生物たちとのふれ合いが行われた。いつもとは違う特別なグリーティングに、ゲストたちは大興奮の様子だった。

住人達と会話や撮影をおこなうゲストたち

　グリーティングを一通り楽しんだあとは、ホグワーツ魔法魔術学校をバックに記念撮影が行われた。加藤さんの「あなたの魔法史を塗りかえよう!」の掛け声と共に、全員で「ハッピー、アニバーサリー!!」と大きな声で10周年をお祝いした。撮全員で「バタービール」の泡を口髭（クチヒゲ）のようにつけて、楽しみながら飲むという映画の世界とまったく同じポーズが披露された。

バタービールの口髭に関しては10年のキャリアがある加藤さんが「コツは覗き込むように口をつけて少し飲む感じ」とゲストにアドバイスしながら実演し、見事な口髭をつけていた

　また加藤さんは、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」について、「ここに入った瞬間、また10年前と同じようなワクワクした感覚になって、自然と口角も上がってました」とコメント。

　加えて、「実はこの10年間で僕はイギリスの地に行って、高校時代に留学をして過ごしました。10年前は『ハリー・ポッター』の世界だ！ と感動しましたが、今はイギリスを感じるというか、懐かしいという気持ちになりました。この気持ちを日本で感じられるというのは本当にすごい体験だなと。10年前よりもさらに感動して、もう心が動かされっぱなしでハリーポッターの世界観のすごさを感じています」と語った。

　さらにUSJのカンパニーメッセージ「NO LIMIT!」にひっかけて、「この10年で魔法界と僕が成長して進化したのと同じように、これからもまだまだ伸びていける、“NO LIMIT!”なんじゃないかと思っております。僕も“NO LIMIT!”と胸を張って叫べるように、自分の魔法史をこれからも塗り替えていきたいなと思っています」と述べた。

誰よりも笑顔でイベントを楽しんでいた加藤さん

誕生10周年を祝したプレミアムマグカップと特製チュリトスが登場

　「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアでは、誕生10周年を祝して、特別なバタービールとチュリトスが登場している。

バタービール~10周年アニバーサリー・プレミアマグカップ付~

（左）10周年仕様のマグカップ付き（1,600円）（右）プレミアムマグカップ付き（5,400円）

　「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアでは、誕生10周年を祝したプレミアムマグカップのバタービールが販売されている。期間中は通常のマグカップ付きが「10th Anniversary 2024」の金字ロゴが加わった10周年仕様に変更されるほか、豪華な金属製のプレミアムマグカップ付きを購入することができる。

　金属製プレミアムマグカップは重厚感ある見た目だが重すぎず、それでいてしっかりと金属を感じられる作りになっている。ビンテージを感じられる見た目から、自宅でも「ハリー・ポッター」の世界観を楽しみながら飲み物を味わえるはずだ。

【10周年仕様のマグカップ】

「10th Anniversary 2024」の金字ロゴが入った10周年仕様マグカップ

逆サイドには「BUTTERBEER」のロゴ

【プレミアムマグカップ】

自宅でも愛用したくなる、シックな色合いだ

ホグワーツ魔法魔術学校の4寮をイメージした特製チュリトス

（左）グリフィンドール（右）ハッフルパフ 各850円

　またエリアでは、2020年から期間限定で販売されて人気を博した特製チュリトスが再登場。当時は映画「ハリー・ポッターと賢者の石」の公開20周年を記念して販売されたもので、ホグワーツ魔法魔術学校の4寮をイメージしたデザインとテイストが特徴。クィディッチの対戦カードに合わせて、1日2寮（2種類）が販売される。

　どの寮が販売されているかはその日の組み合わせ次第なので、全部のテイストを体験するのはなかな難易度が高そうだ。

　なお、それぞれの味は以下のようになっている。

・グリフィンドール（チョコチュリトス、銀箔シュガー、ラズベリー）
・ハッフルパフ（チョコチュリトス、ハチミツレモンシュガー、キラふりパインイエロー）
・レイブンクロー（チョコチュリトス、銀箔シュガー、ブルーベリー、ミントタブレット）
・スリザリン（チョコチュリトス、マスカットシュガー、ブラッククッキークランチ、トゥインクルーチェハーブグリーン）

　アニバーサリー初日となる本日は「グリフィンドール」と「ハッフルパフ」が販売されていた

グリフィンドール

ハッフルパフ

袋には各寮を表す動物のシンボルが描かれている

グリフィンドールはラズベリー味によって甘いながらも食べやすい味だった。一方でハッフルパフはレモンとパインという組み合わせでなかなか個性的な感じだ

復活した「ホグワーツ・キャッスルウォーク」

　圧倒的クオリティで再現されたホグワーツ魔法魔術学校の中を歩くことができるアトラクション「ホグワーツ・キャッスルウォーク」が7月15日から12月31日の期間限定で復活。ダンブルドア校長室へと繋がる大きなグリフィン像や、しゃべる肖像画たち、ホグワーツ初代校長の像など、ハリー・ポッターの世界そのままの空間を実際に自分の目でみながら歩き回ることができる人気のアトラクションだ。復活初日の今日、多くのゲストたちが列をなしてアトラクションに参加した。

門からホグワーツ魔法魔術学校に少しずつ近づいていくだけでワクワクしてしまう

撮影をしたり、じっくりと眺めたりと、多くのゲストで盛り上がっていた

再開初日ということもあり、早朝にもかかわらず多くの人がこのアトラクションに駆けつけていた

　「ホグワーツ・キャッスルウォーク」の内容については、別の記事で詳しく紹介しているので、是非とも確認してみてほしい。

　誕生から10年とは思えないほど活気に溢れている「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリア。秋には村人たちとデス・イーターによる壮絶な戦いをイメージした「デス・イーター ～ホグズミードの危機～」や、冬にはホグワーツ城に美しい冬の魔法がかかる「ホグワーツ・マジカル・ナイト ～ウインター・マジック～」の開催も予定されており、これからもゲストにハリー・ポッターの世界で新たな体験んを届け続けてくれるようだ。

　「ホグワーツ・キャッスルウォーク」も復活したこの機会にぜひ、USJで「ハリー・ポッター」の世界を体験してみてはいかがだろうか。