【特別企画】
「Fallout」のVault居住者になれる! 全世界4,000個限定「ウェルカムキット」フォトレポート
一字一句までVault-Tecらしいブラックさ滲む高品質グッズ
2024年7月9日 00:00
- 【Fallout Vault Dwellers kit】
- 7月12日 発売予定
- 全世界4,000個限定
- 価格:15,800円
今回紹介する「Fallout Vault Dwellers kit」は、同シリーズに登場する巨大企業「Vault-Tec」の核シェルター「Vault」に将来的に住む人のためのウェルカムキットだ。核による終末が間近に迫り、ポストアポカリプスな未来が待っている中で、「Vault」という小さなディストピアに実際に住む前に必要なガイドや便利なアイテムなどが封入されている。
本グッズは、「Vault」の中でも「Fallout 4」に登場する「Vault81」の居住者向けのもの。「81」は数々の人体実験や社会実験で悪名高い「Vault」の中でも比較的温厚な実験内容の施設のため、ウェルカムキットの内容も基本的に穏やかな内容となっている。
もちろんシリーズ特有のブラックなユーモアや居住者で様々な実験をする「Vault」らしい管理といった、不穏な雰囲気があり、「Fallout」ファン必見のグッズだ。ウェルカムキットを開けていくと「自分はこれからVault居住者になれるのではないか」と思えるほど細かく作り込まれている。
本稿ではそんな「Fallout Vault Dwellers kit」について、サンプルを使ったフォトレポートをお届けする。製品はローカライズされておらず、中身は全て英語のため適宜筆者が意訳している。気になる方は辞書を引いてご自身で確認していただきたい。
なお、本グッズは7月12日より池袋の「INFOLENS GEEK SHOP池袋パルコ店」にて開催の「『Fallout』mini POP UP STORE」において、数量限定で先着順に販売される。価格は15,800円。なお、全世界では4,000個限定となっている。
「Fallout Vault Dwellers kit」があればVaultに住む準備は万端!
まず注目したいのが外観だ。箱は金属製で頑丈そうな雰囲気ではあるものの、所々にウェザリング塗装が施されている。
箱表面には、「VAULT-TEC」の社名と、お馴染みの「Vault-Boy」が描かれている。また、そしてガイガーカウンターや、ホログラフィックでゲームのロード画面など想起させる「VAULT」と写した画面も確認できる。
まるで「これ一個でひとまず終末の初動はなんとかなるのではないか」と想像できるほどガジェット感が満載だ。加えて、側面には実際に押せるスイッチがあり、後述するプロジェクターを起動できる。
裏面には梱包された状態だと製品紹介の紙しか見えないが、その下には「本キットを使って来たる核攻撃に備えてください。地下での輝かしい未来があなたを待っています。ようこそVaultへ」という如何にもな煽り文句が書かれている。ともかく本キットがあればVaultに住むための準備を万端にできるのだ。
Vaultに住むための心得! Vault内で必要なアイテム山盛り
ここからは中身について見ていく。前述した通り、本キットがあればVaultに住むための準備は万全になる。というのも、キットには「居住者ガイド」、「居住適格通知」、「居住券」、「居住者キーカード」、「マップ(設計図)」などのおおよそ入居するに当たって必要そうなアイテムが入っている。
他にも、「談笑カード」や「Vault居住者隔離日記」、「アイマスク」に「Pip-Boy クーポン」といった入居後に役に立ちそうなアイテムや、「Vault-Tec 鉛筆」、「Vault-Tec 消しゴム」、「Vault-Tec 歯ブラシ」といった消耗品も同梱されている。
先に述べた通りアイテムの中には書類も多く入っている。もちろんのことながら中の文章まで細かく作り込まれており、「Fallout」の世界観を堪能できる。中には当然、本稿導入でも述べた通り不穏な雰囲気のものもある。
内容物一覧
- 「Vault居住者プロジェクターボックス」(Vault Dweller's Projector Box)
- 「スライドディスク(3枚)」(3 Slide Disks)
- 「居住適格通知」(Acceptance Letter)
- 「居住券」(Registration Ticket)
- 「居住者キーカード」(Regidential Keycard)
- 「マップ」(Vault Map)
- 「居住者ガイド」(Vault's Dweller's Guide)
- 「クイックアクションガイド」(Quick Action Guide)
- 「Vault-Tec 鉛筆」(Vault-Tec Pencil)
- 「Vault-Tec 消しゴム」(Vault-Tec Eraser)
- 「Vault-Tec 歯ブラシ」(Vault-Tec Toothbrush)
- 「Vault-Tec メタルエンブレム」(Vault-Tec Metal Emblem)
- 「談笑カード」(Conversation Card)
- 「Vault居住者隔離日記」(Vault's Dweller's Isolation Diary)
- 「ポストカード」(Vault Postcard)
- 「Pip-Boy クーポン」(Pip-Boy Coupon)
- 「アブラクシオクリーナー/ギディアップ・バターカップ ステッカー」(Abraxo/Giddyup Buttercup Sticker)
- 「アイマスク」(Vault-Tec Sleeping Mask)
中でも、「談笑カード」や「Vault居住者入所日記」は“これぞVault-Tec”といいたくなるような監視・管理体制を思わせる要素が如実に出ている。
まず「談笑カード」についてだが、これはトランプでもあり普通にカードゲームとして遊ぶこともできるのだが、各カードには質問が書かれており、“談笑”の言葉通り居住者が互いに質問し合う遊びにも使える。問題はその質問内容が日常の他愛のないものから、一部住民の思想を判断できるものまで多岐にわたっているということ。居住者に相互監視させたいという思惑が透けて見える。とてもいい。
次に「Vault居住者入所日記」(Vault's Dweller's Isolation Diary)についてだ。これは居住者が日々の出来事やレシピを書いたり、絵を書いたりできるページがある日記帳で、ここまではいたって普通だ。しかし、日記の「使用条件」の項目には、「本日記帳は物理的・内容的にVault-Tec社のものである」、「利用者はこの日記に関連する知的財産権を放棄する」、「監督官への批判を禁じる」、「当社スタッフはいついかなる時でもこの日記を閲覧できます」など、おおよそ自由の国とは思えぬ文言が並んでいる。
また、前述した通り本体の箱は「プロジェクター」の機能を備えている。箱の中のプロジェクターに単3電池2本(別売り)を入れて、箱側面の赤いボタンを押せば電源が入る。「スライドディスク(3枚)」を箱裏面の隙間からはめ込むことでスライドの中身を拡大表示でき、Vaultに入る際のインストラクションなどを確認できる。なお、こちらは壁面から80cmほど離した方がはっきりと写るようだ。
核攻撃が起きても安心! ぜひ手に入れてほしい
ここまで紹介してきて、「Vault-Tecならやるだろうな」という文言や内容が各アイテムに散りばめられているのが確認いただけたと思う。実際、世界観が非常に細かく丁寧に表現されているし、加えて言うならば質感までリアルに再現されていているので、クオリティが高い。
機会があれば、7月12日より池袋の「INFOLENS GEEK SHOP池袋パルコ店」にて開催の「『Fallout』mini POP UP STORE」に行ってその目で確認してほしい。