【特別企画】
MMORPG「タワー オブ アイオン」、こだわりすぎの「北斗の拳」コラボを先行体験!
基本プレイ無料化や新クラス追加の大型アップデートに合わせ登場
2024年7月12日 19:30
- 【アップデート「Episode3.0”永遠の拳”」】
- 7月17日 実施予定
エヌシージャパンは、PC用MMORPG「タワー オブ アイオン」(以下、アイオン)の「クラシックサービス」における次期大型アップデート「Episode3.0"永遠の拳"」を7月17日に実施する。
本アップデートでは、「北斗の拳」とのコラボレーションや、原作のキャラクターが登場するコラボダンジョンやコラボ専用レイドボス、コラボ専用アイテムなどが登場する。
また、「北斗の拳」をモチーフにした超近接戦闘型の新クラス「フィスト ウイング」が実装されるほか、基本プレイ無料化および新たなコンテンツも追加される予定だ。
なんといっても見どころは「北斗の拳」とのコラボレーションだ。筆者も様々なオンラインゲームをプレイ・取材してきて、様々なコラボレーションを見てきたが、トップクラスに充実した内容だった。とにかく「開発者の徹底的なこだわり」を感じた。
一方で「フィスト ウイング」の実装も大きな注目点だ。久しぶりの新クラスというのもあるが、比較的遠距離職が人気の高い「アイオン」において、近接職を実装し、そのバランスを取ろうとしている点が興味深い。「北斗の拳」をモチーフにしたスキルがあるのも面白い要素だ。
今回は、アップデートに先立ちアップデート要素を体験できたので、その内容をお届けする。
「お前はもう死んでいる」。「アイオン」で北斗神拳をとくと味わえ!
今回のコラボレーションでは、「北斗の拳」の世界観が「アイオン」の世界に見事に融合する。7月17日から8月14日までの期間限定で実施されるこのイベントでは、コラボダンジョンを楽しんだり、期間限定で販売される「北斗の拳」のスキンを入手したりできる。
本コラボレーションの特筆すべき点は、その徹底的な作り込みだ。開発チームは全員が「北斗の拳」のファンであり、企画段階から製作の全過程において情熱を注ぎ込んでいる。彼らは準備段階で「北斗の拳」の漫画を1巻から最後まで読み直し、アニメも再視聴するなど、原作の世界観を忠実に再現することに全力を尽くしたとのこと。
原作の雰囲気を完全に再現するため、ケンシロウの声優には、ゲームや遊技機でもケンシロウの声優を務めた河本邦弘さんを起用している。「北斗の拳」のファンでなくても知っているだろう「お前はもう死んでいる」というケンシロウの象徴的なセリフが、そのまま「アイオン」のゲーム内で響いたときは鳥肌が立った。
さらに、コラボダンジョンのBGMも「北斗の拳」の世界観に合わせて新たに制作されており、視覚だけでなく聴覚的にも「北斗の拳」の世界に没入できる工夫が施されている。
コラボレーションの一番のポイントは、「ジャギ」と「ハート」という、「北斗の拳」の中でも非常に有名で個性が濃い敵キャラ2体が登場するコラボダンジョンだ。このダンジョンでは、荒廃した「北斗の拳」の世界観を存分に味わいながら、原作でお馴染みの無法者などの敵キャラを北斗神拳の技をモチーフにしたスキルでなぎ倒していき、最終的にはジャギとハートと出会うことになる。
カットシーンで流れるケンシロウの「てめえらに……今日を生きる資格はねえ!」というアニメそのまんまのセリフは痺れたし、ジャギの「俺の名を言ってみろ」というセリフもとても良かった。コラボダンジョンのラストに登場する「ハート」を倒すと、贅沢すぎるカットシーンが始まる。ケンシロウの北斗神拳が炸裂する様子がじっくり見られるので、必見だ。
そして「北斗の拳」ファンにとってなにより嬉しいのは、「北斗百裂拳」をはじめとする象徴的、かつ伝説的な技がゲーム内で忠実に再現されていることだ。これらの技は「フィスト ウイング」専用のスキルとして実装されており、「フィスト ウイング」であればなんとコラボ期間の終了後も使用可能。なお、他のクラスでもコラボ期間中に入場できるコラボダンジョン内では強制的に「フィスト ウイング」となるため、キャラクターはそのままに「北斗の拳」モチーフのスキルの数々を試して体験することができる。
また、コラボ期間中にはケンシロウの衣装など様々な「北斗の拳」関連アイテムが登場する。これらのアイテムは「異界の製作台」というガチャシステムなどを通じて入手でき、使用期限が定められていないものであればコラボ期間の終了後にも使用できる。力の入った、豪華なコラボコンテンツと言えるだろう。
拳で戦闘を切り開け! 新クラス「フィスト ウイング」で体感する超近接バトル
そして、今回の大型アップデート「Episode3.0」で実装される新クラス「フィスト ウイング」は、「北斗の拳」とのコラボレーションから誕生した、拳と足を駆使した華麗かつ強力な攻撃が特徴の超近接戦闘クラスだ。
フィスト ウイングの最大の特徴は、「北斗の拳」の技をモチーフにしたスキルで、「北斗百裂拳」をはじめとする伝説の技が、ゲーム内で忠実に再現されている。
フィスト ウイングは、「ガントレット」(ゲーム内名:ドラゴンファング)という独特の武器を使用する。この武器は攻撃のためというよりも、拳を守るためのものだ。防具には「レザー防具」を採用している。「かわいい&かっこいい」をコンセプトにデザインされているとのことで、スタイリッシュなビジュアルになっている。
本クラスは従来のMPに代わり、「気力」という独自のリソースを採用。気力は攻撃することで回復するリソースで、アグレッシブな戦闘スタイルを可能にする。これにより、プレーヤーは常に前線で戦い続けることができる。これまでは比較的遠距離攻撃が優勢だったが、フィスト ウイングの導入で、このバランスを調整する狙いもあるのだという。遠距離攻撃を反射したりカウンターしたりできる能力を持たせることで、バランスを取れるように調整しているという。
実際に、チュートリアル部分をプレイしてみて感じたのは、非常に爽快感があるクラスだということだ。序盤からスキルをガンガンたたき込むことができ、攻撃することで回復する「気力」を使ってスキルをたたき込むので、待機が発生するストレスがない。近接攻撃で、敵を連続的に攻撃していく爽快感が楽しめた。序盤ということもあるが、操作難度も低めで、スキルボタンを連打していれば大ダメージを与えられた。
フィスト ウイングは「啓蒙の邸宅」というエリアがいわゆるチュートリアル部分のインスタンスダンジョンになり、ここで戦ったりNPCと話すことで本作の世界観やゲームシステム、戦闘に慣れていく。
内容はストーリー仕立てで、ネタバレになるので詳細は避けるが、チュートリアルだからといって生ぬるい内容ではない。エリアの序盤からいきなりどんでん返しがあり、独特なダークなシナリオを楽しめた。
基本プレイ無料化で門戸拡大。追加コンテンツも多数で初心者から上級者まで楽しめる
ほかにも、「Episode3.0」のアップデートでは非常に多くの要素が追加・変更される。中でも最も大きいのが基本プレイ無料化だ。これまでは「シエルの機運」(定額サービス)が未適用の場合、獲得経験値の半減やアイテム獲得に関する制限が設けられていたが、今回のアップデートにてその制限が撤廃される。つまり今後は「シエルの機運」の有無を問わず、基本プレイを制限なく楽しむことができるようになるというわけだ。本作はPvP(RvR)に重きを置いているが、この基本無料化はあくまでもプレイがより快適になるための変更という位置づけ。Pay to Winにはならないバランスが保たれるとしている。
ほかにも、UIのカスタマイズが可能になり、画面内の好きな場所に好きなウインドウを置くことができるようになる。またゲーム内のコンテンツも追加され、新規のフィールドコンテンツとして、ランダムに登場する宝箱を探しながら突発的なPvPが楽しめる「宝探し」や、サーバー間統合ワールドのレイドバトル、同種族間のPvPができる地域などが追加される。
さらに、レイドのみで獲得可能な新規PvP装備や、Lv60へのキャップ開放に合わせ、Lv60専用防具やアクセサリーが登場する。
加えて今後は毎週の定期配信でサービスチームがユーザーと一緒にプレイする機会を作ったり、FSユーザーイベントなども開催されるという。Episode3.0では「北斗の拳」コラボが大きく目立つが、これ以外にも多くの部分でアップデートがある。7月17日のアップデートを楽しみにして欲しい。
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