【特別企画】
かわいい精霊と戦う収集系RPG「エバーソウル」が2024年上半期リリース決定。事前登録を開始
メディアカンファレンスレポート
2024年3月29日 12:05
- 【エバーソウル】
- 2024年上半期 配信予定
- 価格:基本プレイ無料(一部アイテム課金制)
カカオゲームズは3月28日、スマートフォン向け収集系RPG「エバーソウル」の日本展開を記念して、東京・池袋にあるHall Mixaでメディアカンファレンスを実施した。2024年上半期配信予定で、価格は基本無料(アイテム課金制)。カンファレンス開催に合わせて、事前登録が開始となった。
「エバーソウル」は、グローバルで300万ダウンロードを突破したキャラクター収集系RPG。カンファレンスでは、ゲームに関する情報や事前登録報酬などの情報を発表した。
今回のイベントには、本作の開発プロデューサーでもあるキム・チョルヒ氏が来日。それに加えて、日本サービスプロジェクトマネージャーの鶴野誠亮氏とMCのちゅうにーさん、ゲストに声優の前田玲奈さん、コスプレイヤーのあかせあかりさんが登壇し、トークを交えながら様々な紹介が行われていった。
プレーヤーは精霊界「エデン」に召喚された救世主となる
「エバーソウル」の開発を担当したのは、「クロスレギオン」や「三国志を抱く」などで知られるナインアークだ。昨年日本国内で「オーディン:ヴァルハラ・ライジング」をリリースしたカカオゲームズが運営を担当する。
本作では、プレイヤーはある日突然「エデン」と呼ばれる精霊界に召喚された救世主という立場でゲームを進めていくことになる。この「エデン」は、外部からの侵略による危機にさらされているのだが、そこには美しくも力強い精霊たちが存在しており、彼女たちと共に戦っていくことになる……というのがざっくりとしたゲームの世界観だ。アニメなどですっかり定番となった、いわゆる異世界転生ものだと思えばわかりやすいだろう。
本作で精霊のひとりであるロゼの声を演じた前田玲奈さんは、巨大な何かに立ち向かうシリアスな展開もあれば、和気藹々な雰囲気もあり、様々な要素がぎゅっと詰まっていると物語の内容を紹介。一方、自身も異世界転生ものは好きでよく見ているという鶴野氏は、メインストーリーはフルボイスで展開されるため、アニメを観ているような感覚で楽しむことができると作品の魅力をアピールしていた。
種族ごとに異なる特徴を持つ精霊たちが登場
「エバーソウル」では、手軽に楽しめるオートバトルRPGや箱庭要素の「領地システム」、デフォルメされたキャラクターを操作して攻略していくダンジョンシステムなど、他の収集系RPGと比較しても幅広いコンテンツが用意されている。
「エバーソウル」を特徴づけているもののひとつが、個性溢れる精霊たちが多数登場するところだ。この精霊たちは、不死型、人間型、野獣型、妖精型、天使型、悪魔型というように種族ごとに分かれており、それぞれに相性があるなどの特徴を持っている。
今回前田さんが声を演じることになったロゼは、人間型に属する精霊だ。シナリオの序盤から主人公である救世主と行動を共にすることになる、重要な登場人物のひとりでもある。思慮深く穏やかな性格の持ち主で、最初から高い戦闘力を発揮するというタイプではないのだが、自分のアイデンティティーや役割について悩みながらも成長し続けるといったキャラクターになっている。
前田さん自身もロゼの声を演じるのはとても楽しく、表情からも垣間見えるようにすごく穏やかで優しい子であると紹介。それでいながら人間型の精霊ということもあり、抱えている悩みも人間らしいところがある。内面の弱さや武力的に弱いところにコンプレックスを感じており、そうした葛藤シーンも数多く登場する。実際に収録時は、そうした部分に寄り添えることができたらいいなと思いながら演じたそうだ。
キャラクターごとに異なる物語が楽しめるマルチエンディングの「絆ストーリー」
数あるコンテンツの中でも注目したいのが、マルチエンディングで楽しめる「絆ストーリー」と呼ばれるものだ。こちらは精霊ごとに異なる物語が用意されており、最後まで正しい選択をしていくことで、トゥルーエンディングのストーリーが見られる。
加えて、必ずコスチュームが手に入るほか、キャラクターの反応にも変化が現れるといった要素が盛り込まれている。たとえば、タリアのトゥルーストーリーのエンディングに到達すると、雰囲気が大きく変化するコスチュームが手に入る、といった感じだ。
正式リリースの時点では、16体分の精霊の「絆ストーリー」が公開される。残りの精霊については、順次アップデートで新たなものが追加されていく予定だ。
開発プロデューサーのキム氏によると、コスチューム自体は、「絆ストーリー」だけではなく各種のイベントに参加することでも獲得することができる。種類も様々なものが用意されており、精霊たちの魅力に触れることができるようになっている。この「絆ストーリー」は、マルチエンディングのため必ずしもトゥルーエンディングにならない場合もあるが、そうしたときでもやり直しは可能だとした。
ちなみに前田さんが演じるロゼ自身の「絆ストーリー」の収録はこれからだが、他のキャラクターの「絆ストーリー」に登場する場面は収録を終えている。それによると、メインストーリーとは異なる関わり方になっており、それぞれのキャラクターの関係性も見えてくるような物語が描かれていると明かした。
2Dイラストと3Dモデルの“シンクロ”に注力
キム氏によれば、本作が生まれることになったきっかけは、「長く使われたほうきには魂が宿る」という、全世界どこの国にも共通してある言い伝えが元となっている。自分たちが知らないだけで、様々なものに魂が宿っているのかもしれない。そこから思考を発展させていき、ふとしたことがきっかけで魂たちが体を手に入れることになったらどうなるのか? といった着想から、「エバーソウル」の物語が生まれているのだ。
こうした設定をベースに、キム氏が普段から好きだったSFやファンタジーといった要素を注入してゲームの世界観が完成した。ちなみに、ゲームに採用されているグラフィックがアニメ風になっているところは、キム氏の好みから選ばれたものである。
ゲームの開発では、2Dのイラストと3Dモデルをしっかりとシンクロさせるところに注力している。豪華な演出を実現するために、8頭身の3Dキャラクターをメインで使用することにしたのだが、そのままでは2Dのイラストとイメージが乖離したという。そこで2Dと3Dのシンクロに多くの時間を割き、その結果、満足のいく仕上がりにすることができたとした。
また、本作はフルボイスでゲームを制作しており、その分時間や費用も多く掛かった。困難は多く合ったものの、今はフルボイスでゲームを制作したことに満足しているという。
事前登録で最高レアのキャサリンが手に入る!
日本でのサービス開始に先駆けて、昨年の夏と今年の1月30日にユーザーテストが行われている。その際には、日本のプレイヤーが「エバーソウル」をプレイしたときに、どのように感じるのかという意見収集が行われた。
中でも評価が高かったのが、グラフィックやイラスト、スキルのカットイン演出だ。特に演出に関しては、精霊ごとに特徴的なものが用意されているところが、日本プレイヤーにはウケることがわかった。
今の時代は世間に多くのゲームで溢れており、すでに別のスマートフォン向けゲームで遊んでいる人も多い。その上で、わかりやすさやゲームの手軽さが重要だと感じ、日本でのサービスに向けて最適化が進められている。
ちなみに本作は、海外ではすでに1年間サービスが提供されているタイトルであるため、ゲームのボリューム自体もかなり大きくなっている。日本向けにサービスを提供するにあたり、いかに軽量化するかも苦労した部分だ。分割ダウンロードなど、日本向けに新たに追加された仕様も含まれているとのこと。
リリース後は、日本で先行で実施される夏祭りイベントが用意されている。こちらでは、リンジーとクロエのコスチュームが用意されているほか、領地で配置できる日本祭りコンセプトの家具なども手に入る。これらは、リリース後に開催される夏祭りイベントに参加することで、獲得が可能だ。
ふたつのコスチュームのうち、ひとつはログインボーナスで手に入れることができる。もうひとつのコスチュームはイベントで獲得できるようになっているが、難易度自体はそこまで難しくなっていないそうなので安心してほしい。
夏祭りイベントが行われるということからもわかるように、日本でのサービス開始は今年の上半期内に決定した。日程など詳細については、後日公式サイトや公式Xなどを通じて公開される予定だ。また、3月28日より事前登録もスタート。こちらの報酬には、本来ガチャから獲得できる最高レアのキャサリンとエバーストーンが2,100個(ガチャ10連分)が手に入る。これ以外にも、追加のキャンペーンも現在準備中だ。
このキャサリンは、バリアを貼るなどサポートに特化したキャラクターとなっている。ストーリー上でも重要な役割を持っており、演出も含めてこれまで様々なてこ入れが集中的に行われてきたキャラクターでもある。事前登録報酬を決めるときに、しっかりとプレイヤーの役に立つような精霊にしたほうがいいということから、開発チームと協議を行い選ばれている。
あかせあかりさんがテーマソング「Shooting Star」を生歌で披露
ひと通りゲームの紹介が終わったところで、本作のテーマソングが「Shooting Star」に決定したことが発表された。こちらを歌っているのは、今回ゲストとして登壇しているあかせあかりさんだ。「エバーソウル」には、各精霊ごとにキャラクターソングが用意されているのだが、この「Shooting Star」の楽曲のモチーフがタリアだったということもあり、今回あかせさんが身に付けているコスプレもタリアになっていると明かした。
ここであかせさんが、なんと生歌で楽曲を披露。曲自体は覚えやすいサビのアップテンポの楽曲となっており、ゲーム内で聴くことでさらに気分が盛り上がりそうな印象だ。ちなみに「Shooting Star」自体はゲーム内で聴くことができるほか、CMやMVなど様々な場面で公開される予定だ。
楽曲に関しては、他のキャラクターについても収録が進められているところである。また、著名人とのタイアップで主題歌も準備中だ。それぞれのキャラソンがどんな感じになるのか? といったところについても、注目していきたい。
イベントの最後に、キム氏は「エバーソウルは、美しく戦略的で深みのあるゲームとなっています。このようなものをしっかりと表現するために準備してきました。日本の救世主の皆様に、このようにお目に掛かることができて、とても嬉しく思います。もうすぐエデンでお会いできることを、心から楽しみにしています」とメッセージを送った。