【特別企画】

年に一度のポケモンバトル世界大会「WCS2023」レポート

夏祭りに体験アクティビティ。横浜のポケモンフィーバーが熱過ぎる‼

【ポケモンワールドチャンピオンシップス2023】

開催期間:8月11日〜8月13日

 パシフィコ横浜にて、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」、ポケモンカードゲーム、「ポケモン GO」、「ポケモンユナイト」の世界一を決める年に一度のトーナメント大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023(以下、ポケモンWCS2023)」が8月11日より開幕した。開催期間は8月13日まで。

 一年かけて予選を勝ち抜いてきた各国の代表選手が横浜・みなとみらいに集結し、世界一の座をかけ、3日間に渡って熱い戦いが繰り広げられる。期間中、会場となるパシフィコ横浜ではみんなで試合観戦ができるパブリックビューイングが実施されるほか、「ポケモン」のゲームやカードゲームを体験できるアクティビティコーナーも登場。また、横浜・臨港パークでは「コイキング釣り」や「モンスターボール投げ」など、「ポケモン」にちなんだ屋台が登場する夏祭りも開催されるなど、様々なコンテンツを楽しむことができる。

 「ポケモンWCS2023」開催を記念し、8月8日より実施されている「WCS横浜みなとみらいイベント」の初日に続き、今回も会場を取材する機会を得たので、本稿ではそのレポートをお届けする。会場へ来ることが難しい遠方にお住まいの方なども、イベント・大会の雰囲気を感じていただければ幸いだ。

【【公式】「ポケモンWCS2023」アニメーションCM「キミに会えた!」】

世界各国からポケモン好きが横浜に集結! 大盛り上がりの開会式

 8月11日より「ポケモンWCS2023」がついに開幕。開会式では大会に参加する選手のほか、一般客、各国のメディア関係者などが大勢集まり、開幕までのカウントダウンが始まると大歓声があがるなど、かなりの盛り上がりをみせていた。

 和太鼓の生演奏による日本らしい演出のほか、ポケモンの代表取締役社長である石原恒和氏も登壇し、「日本での初開催を大変嬉しく思う」と、本大会への思いを語った。

会場の様子
開幕までのカウントダウンが0になった瞬間。歓声が沸き起こっていた。会場では多くの外国人の方の姿が目立つ
和太鼓の生演奏。日本らしい演出が見所だ
ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏。「ポケモンWCS2023」デザインのジャージを着て登壇

ゲーム体験や展示などコンテンツ盛り沢山なポケモンアクティビティゾーン

 「ポケモンWCS2023」は試合だけでなく、会場でポケモンに関する様々なコンテンツを楽しめるのも大きな魅力だ。開催期間中、パシフィコ横浜・会議センターでは「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」や「ポケモンユナイト」といったゲームや、TCG・ポケモンカードゲームなどを体験できる「アクティビティゾーン」が登場。当日先着順となるが、無料で誰でも参加できる。ゲーム機などは貸し出されるので、手ぶらで気軽に立ち寄ってもOKだ。

「ポケモンSV」ではテラレイドバトルが体験可能
35,000円というやや値が張るポケカセット「ポケモンカードゲーム Classic」の体験コーナーも
体験コーナーのほか、気持ちよさそうに眠るカビゴンなど、至るところにポケモンに関する展示も登場

 ゲーム体験コーナーのほかに、地域それぞれの“推しポケモン”が、各地の魅力を国内外に発信する「ポケモンローカルActs」コーナーなどもあり、展示物の写真撮影や、ショップにて「ポケモン」モチーフのご当地食品を購入することができる。取材時にはショップの入り口に長蛇の列ができており、かなりの人気ぶり。午前中で既に完売している商品もあった。

ふくしま応援ポケモン「ラッキー」
こちらはうどん県こと香川のPRポケモン「ヤドン」。各地域の“推しポケモン”が稀に登場し、写真撮影に応じてくれる。登場時間は明かされておらず、サプライズ的に登場するようだ
鳥取と言えば砂丘。ポケモン「サンド」をモチーフにしたクッキー「砂(サンド)の丘」/756円
岩手の“推しポケモン”はイジツブテ。ご当地名物とのコラボ商品「イシツブテのわんこそば」/594円
宮城の応援ポケモンに任命されているのはラプラス。ラプラス印の宮城カレー「チキンイエロー」/702円

 また、会議センター1階のメインホールでは「ポケモンWCS2023」の試合を観戦できるパブリックビューイングも実施されている。巨大なスクリーンで観るリアルタイム配信の試合は迫力満点となっているので、ぜひ体験してみてほしい。こちらは席に空きがあれば、ポケモンアクティビティゾーン参加中はいつでも観戦できる。

「ポケモンWCS2023」の試合観戦ができるパブリックビューイング

客船「にっぽん丸」がポケモン仕様に! 船内ではポケモンバトルが思う存分楽しめる

 「ポケモンWCS2023」開催期間中、横浜ハンマーヘッドでは客船「にっぽん丸」が特別仕様の「ポケモントレーナーズクルーズ」として期間限定で開放される。船内ではポケモントレーナーたちが交流できるスペースが設けられ、Nintendo Switchやポケモンカードゲームのデッキを持ち寄ってカジュアルにポケモンバトルや交換を楽しむことができる。

 船内の至るところがポケモン仕様となっており、フォトスポットなども用意されているため、広い船内を探索するのも楽しみ方の1つだ。船内の一部は入ることができないようになっているが、それでも7階建て巨大豪華客船はかなりの広さ。各フロアにはスタッフが常駐しており、順路の案内も掲示されているので迷子にはならなそうだ。

 参加は先着順で、料金は無料。来場前に登録フォームにて事前登録を行なう必要があり、当日はメールで送られてくるQRコードと、「保険証」、「免許証」、「パスポート」、「マイナンバーカード」などの公的な身分証明証が必要となる。

□「ポケモントレーナーズクルーズ」のページ

7階建ての大型クルーズ客船「にっぽん丸」。デカい
ピカチュウやラプラスなど、様々なポケモンの装飾を船内の至るところで確認できる
船内にはポケモンバトルができるスペースがたっぷり用意されている。ネットで対戦用のWi-Fiも完備
持参したSwitchやポケカで気軽にバトルを楽しめる。豪華客船でのバトルはテンションも上がりそうだ
シアタールームでは「ポケモンWCS2023」の試合の様子が映されていた
下船時に海に浮くラプラスの写真撮影が可能。乗船した人だけがこのラプラスに出会える

ミニゲームで景品ゲット! ピカチュウやニャオハたちにも出会える盆踊りも開催

 「ポケモンWCS2023」会場となるパシフィコ横浜に隣接している横浜・臨港パークでは、ポケモンの夏祭りが開催される。「ポケモン」シリーズにちなんだ縁日屋台が登場し、「コイキング釣り」や「モンスターボール投げ」といったミニゲームを楽しむことができる。

 ミニゲームではそれぞれポイントを獲得でき、獲得ポイントに応じてステッカー、クリアファイル、ボールペンといった景品がプレゼントされる。景品は「ポケモン夏祭りパーク」のオリジナルデザインとなっているので、ぜひコンプリートを目指したいところだ。

会場の中央には大きな櫓が設置。モンスターボールのオブジェが飾られるなど「ポケモン」仕様に
炎天下の中の開催なので無理は禁物。HPが少なくなってきたらかいふくのテントでしっかり休憩しよう
ヘイラッシャの口にシャリタツを放り込んでいく「ヘイラッシャのいっちょうあがり」
石板に見立てたパズルを制限時間内に完成させていく「せきばんパズル」
ビリリダマを落とさずにゴールまで導いていく「ビリリダマころがし」
モンスターボールをポケモンめがけて投げていく「モンスターボール投げ」
コイキングのヨーヨーを釣り上げていく「コイキング釣り」

 祭り会場の中央に設置されてる櫓では、特定の時間になるとピカチュウ、ニャオハ、ホゲータ、クワッスが登場し、一緒に盆踊りを楽しむことができる。踊り方がわからなくても始めにレクチャーしてくれるので、初めての参加でも問題なし。ポケモンたちの登場、退場時にはかなり近くで写真撮影ができるのも注目したいポイントだ。

 「ポケモン夏祭りパーク」は事前申込制となっており、現在はキャンセル分の2次申し込みがで実施中。気になっている方はぜひ特設ページを確認してみてほしい。

□「ポケモン夏祭りパーク」のページ

「WCS横浜みなとみらいイベント」でも大活躍中のピカチュウ。今年は特に大忙しの様子
「ポケモンSV」御三家のニャオハ、ホゲータ、クワッスも一緒になって盆踊りを踊ってくれる。手足をふりふり一生懸命踊る姿がとてもキュート

 「WCS横浜みなとみらいイベント」に続き、「ポケモンWCS2023」開催でさらに熱気が増した横浜・みなとみらい。試合観戦はもちろん、様々な「ポケモン」のアクティビティや夏らしいコンテンツがたっぷり用意されているので、「ポケモン」ファンやそうでない方も1日中楽しめるイベントとなっている。

 「ポケモンWCS2023」の試合は8月13日まで、「WCS横浜みなとみらいイベント」に関しては8月14日まで開催しているので、夏の思い出作りにぜひ一度会場へ足を運んでみてほしい。