【特別企画】
大賞は「鬼の花嫁」に決定! コミックシーモアの「電子コミック大賞2023」授賞式レポート
ケンコバさん、みちょぱさんによる鬼プレゼン企画も開催
2023年1月24日 20:02
- 【コミックシーモア 「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2023」授賞式】
- 1月24日 開催
エヌ・ティ・ティ・ソルマーレが運営する国内最大級の電子書籍サイト「コミックシーモア」は、「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2023」授賞式を1月24日に開催した。
「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2023」は、出版社56社より推薦されたコミックの中から、一般読者の投票により「2023年にヒットしそうな電子コミック」を決定する賞。本日開催された授賞式にて、「大賞」と「男性・女性・異世界・ラノベ部門」の各部門賞の発表が行なわれた。
授賞式にはコミックシーモアのTVCMに出演するケンドーコバヤシ(ケンコバ)さんと、ゲストとして池田美優(みちょぱ)さんが登場。受賞作品発表のほかプレゼン企画なども行なわれ、自身の漫画に対する想いを語るなどトークで会場を盛り上げた。
本稿では受賞作品はもちろん、授賞式の様子などもお届けしていく。
SNSで話題となったおつじ氏の「いびってこない義母と義姉」などが部門賞を受賞!
まず発表されたのは部門賞。「男性・女性・異世界・ラノベ」各部門より2作品が受賞し、作家や出版担当者へトロフィーと盾の授与が行なわれた。
ラノベ部門で受賞した「深夜営業くじら亭 午前 0 時のナポリタン」の作家・綺月陣氏は会場へは来られず、手紙で受賞コメントを寄せた。会場に来られない理由として、家族や友人に内緒で26年間執筆を続けているという驚きの秘密を明かした。
同じくラノベ部門の受賞作品「ふつつかな悪女ではございますが」の著者・中村颯希氏は、「登場する女性たちが強くかっこいいという読者からの意見は作者として嬉しい」とコメント。みちょぱさんは「自分も鋼のメンタルの持ち主なので、読んでいて自分もこうするだろうな、みたいな共感がすごくある」と述べた。
また、男性部門を受賞したのはSNSで投稿された4コマ漫画が話題となって書籍化された「いびってこない義母と義姉」。コメディ要素が魅力な本作についてケンコバさんは「ジャンポケ(ジャングルポケット)辺りにコント化してほしい」と語り、会場の笑いを誘った。
男性部門賞
受賞コメント:この度は身に余る賞をいただき、光栄に思うと同時に身の引き締まる思いです。共に作品を創り上げてくださる編集者さま、作画アシスタントさま、そして何より読者の皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
女性部門賞
受賞コメント:この度は素敵な賞を受賞させていただきました。投票してくださった皆さま、本当にありがとうございました! 沢山の方が応援してくださっているんだと喜びを噛み締めております。これを励みに今後も頑張ってまいります。
異世界部門賞
受賞コメント:この度は異世界部門にて賞を頂くことができ、本当に嬉しいです!原作の友野先生、そして作品に携わっていただいた皆様に心からの感謝を申し上げます。これからももふスロの優しく美味しい世界を沢山楽しんでください!本当にありがとうございました!
大賞は原作クレハ氏、作画富樫じゅん氏による鬼と少女の恋愛を描くファンタジー「鬼の花嫁」に決定!
各部門賞の発表が終わり、いよいよ大賞が発表。過去最多となる250万票超の一般読者投票により決定した電子コミックス大賞作品は「鬼の花嫁」となった。
「鬼の花嫁」は、人間とあやかしが共生する日本を舞台に、鬼と少女の恋愛を描くファンタジー作品。原作はクレハ氏による小説で、富樫じゅん氏がコミカライズを担当している。
富樫じゅん氏は「クレハ先生が生み出された作品が、たくさんの皆様に届いていたのだと思うと何よりも嬉しいです。受賞を励みに、これからも皆様に夢と感動とトキメキを届けられる作品を心を込めて作っていきたい」とコメントした。
みちょぱさんは本作について、読むまではタイトルから真逆のストーリーを想像していたといい、「すごく胸がキュンキュンするストーリー。待ってました! みたいなシチューエーションが多くて続きがすごく気になる」と本作の魅力を熱く語った。
ケンコバさんとみちょぱさんによる「鬼の花嫁」にちなんだプレゼン企画も
大賞の発表が終わると、特別企画としてケンコバさんとみちょぱさんによる「鬼のプレゼン企画」が行なわれた。これは大賞作品「鬼の花嫁」とかけて、お題に沿った鬼の○○をプレゼンしていくというもの。
お題1問目は「鬼の花嫁」における作中のエピソードや魅力についてプレゼンとなり、みちょぱさんは「鬼のスカッと」と回答。主人公がピンチになった時など鬼が良いタイミングで現われ、「胸糞悪いやつを仕留めてくれるからありがとうって感じで」と述べ「そこがかっこいい。好きになっちゃう」と続けてコメントした。
ケンコバさんは「鬼の台詞パクらせていただきます!!」と回答し、作中で登場する鬼の「みつけた」という台詞が特に気に入った様子で、今後、女性に対して鬼のかっこいい台詞を真似していきたいと語った。
お題2問目では今年ネクストブレイクしそうな事や物がプレゼンされることに。みちょぱさんは「鬼のゴルフ」と回答。仕事がきっかけで1年前からゴルフにハマっているとし、同じタイミングで2、3人の知り合いがゴルフを始めたことを明かした。「ゴルフは洋服の規定が多いのが壁なので、もうちょっとラフでカジュアルに楽しめるところがもっと広がれば若い子に広がるかな。みなさんでゴルフやりませんか」と、ゴルフについて熱弁した。
一方ケンコバさんは「鬼のマンガ読者」と回答し、「ここ数年自粛生活などで家でマンガを読む人が増えた。また、これから外に出られる機会が増えたら旅行の移動中などにマンガを読むのもいいと思う。旅行だと荷物が多いから、電子書籍コミックシーモアは最適」とここにきて急に真面目コメント。これにはみちょぱさんも「さすが、CM出演してるだけありますね……」と、ケンコバさんのプレゼン能力の高さを認めた。
「鬼の花嫁」のMV化など「コミックシーモア」を盛り上げる3つのプロジェクトが発表
授賞式の終盤では「コミックシーモア」における今後の新たなプロジェクトとして、YouTubeチャンネル「COMIC STATION(通称:コミステ)」の企画「ONGA PROJECT」にて、大賞作品「鬼の花嫁」がミュージックビデオ化されることが発表された。
さらに、読売テレビで放送中の番組「マンガ沼」とのコラボ企画が無料配信動画サービス・TVer限定で1月25日0時より2月28日23時59分まで配信決定。番組内のコーナー「帯喜利」で、麒麟川島さん、かまいたち山内さん、おかずクラブゆい P さんが「電子コミック大賞 2023」大賞受賞作品やその他部門賞作品の帯に記載されるコピーを発表するといった内容になるという。
また、全米最大級のデジタルコミック配信サイト「MangaPlaza」では、海外独占となる作品の配信を予定していることも明かされた。
電子書籍のみならず「コミックシーモア」の様々なサービスについても今後注目していきたい。